私の欲していたインドを見つけた@インド バラナシ | もしも会計士が財務諸表から離れて世界一周をしたら&その後

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仕事をやめて、世界一周の旅に出たときの記録と、その後の旅行の中で日々感じたことをつづってゆきます。
たまに旅人お役立ち情報があったり、なかったり。

«5/7/2015»«40日目»@インド バラナシ

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今日は
バラナシがTHEインドだった話です。
インドの寝台列車情報が少しだけ最後にあります(^^)



滞り気味の写真のアップですが、

5/2の親切なインド人と雑踏と神様 まで、アップできました・・!

少ないですが、良かったら写真だけでものぞいていってください^^


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過去の記事で「ハイデラバード」って書いてたけど、今日地球の歩き方をみたら「ハイダラバード」って書いてあった。


ハイデラバードに聞こえてたのにな。ゆかさん間違ってるよプププ(・ω・)って思ってた方、私は気づきましたよ。。!!直しませんけど。。!!


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夜行列車で11時間かけて、バラナシにやってきた。

バラナシはガンジス川での沐浴で有名な街。
ゴミも死体も糞尿も過ちも、全ての受け皿になっている母なるガンジス川。
当然綺麗なわけはないのに、沐浴で体を清めたり、ガンジス川の水でチャイを作るお店もあったりするらしい。

ここにはTHE インドの景色が広がっているんじゃないかと、私も楽しみにしてた。

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到着したManduadih駅から、宿や店、沐浴場(ガート)のエリアまでは7,8kmは離れているので、リキシャーを使って移動する。

駅を出ると駅前にたむろするリキシャー運ちゃんの大群に早速取り囲まれた。
行き先を聞くなり俺の車に乗れさあ行くぞ値段はいくらださあ行くぞ、その宿なら俺は今日5人案内した場所はノープロブレムだ、やいやい大声で話す運ちゃんたち。


おーーー、うざったい(^ω^)

でも

これですよ、インドあるある待ってたよ(^ω^)

っていう暑苦しさに喜ぶっていう不思議な気持ちを初体験。

言い値の300ルピーを100ルピーに値切ってリキシャーに乗り込む。

ひゃーく!ひゃーく!ってウキウキ踊って歌ってみたら100にしてくれたよ(^^)

リキシャーが走り出すと、、






念願の野良牛登場。。!!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*



デリーは申し訳程度に2.3匹メインバザールで見かけた程度。
バラナシではいるわいるわ。
白、黒、茶色、の牛、牛、牛。

でっぷり太った立派な牛が何の違和感もなく道路でぼーっとしている。





道路のわきにゴミが掃き溜められていて、食べれるものを探して、もしゃもしゃもしゃもしゃ食べてる。

駅前にはブタと牛が仲良くゴミを漁ってた。




これです、これですよ。。。!!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*








バラナシは1.5車線くらいのメイン道路の他に、1mくらいの小道が迷路みたいに絡まり合ってるエリアがある。
小道は年季の入ったレンガ造りの建物、宿、チャイ屋、土産物屋、日用品屋などなどが並んでる。こじんまりとした店が多くて実はかわいい。
これで綺麗だったらモロッコと同じように女子に人気の街になれると思うな。





そんなかわいく汚い小道にももちろん牛さんは生息していて、道を曲がった先に牛がお出迎えなんてことも。

そして足元には牛さんから産み落とされた茶色(緑色)のトラップ。

無作為に広がる牛さんトラップ。
トラップに舞を捧げる蝿さん。




その辺に転がる幾多のトラップに警戒して小道を歩く。

たまに、人間トラップらしきものと、何の水だかわからない水溜りトラップも。

たまに風がトラップが近いことを教えてくれたりもする。


汚いけど、嫌じゃない。
汚物好きってことじゃないよ。
想像してたインドがあったからだよ。


バラナシで夜歩く可能性があるときは、ライトを持参した方がいい。

暗がりでは数々のトラップを避けきれず、トラップにステップインして柔らかい感触が足の裏に広がることになる。

私のように。


(。-_-。)

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宿で一休みをして暑さのピークをしのいだ後、ガンジス川にお散歩に出かけた。

ガートと呼ばれる沐浴場は川沿いにずーっと広がっていて、端から端までゆっくり景色を見ながら歩いて2時間くらい経ってしまった。










川に沿って階段が設けられていて、そこが沐浴場になる。今は雨が少ない時期なので、階段がずいぶん川から出ていた。

色は薄めの抹茶色。
川べりにはゴミとボート。
何をするでもなく階段に座って川を見てる人。
物乞いをする奇形の人、サドゥーらしき人、見た目は普通の人。
夕方は沐浴というより水浴びをして遊ぶ人が目についた。

川は汚いけれど、流れが穏やかで、まっすぐ、広くて、母のイメージと重ねるのもわかる気がする。

そんな母に、神聖な川になんでゴミを捨ててしまうんだろうね。


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川には2箇所火葬場がある。



(写真は撮っちゃいけない)
インド中から死体が集められ、24時間体制で火葬が行われてる。

順番待ちをしていて、順番になると男性は白い布、女性は黄色い布にくるまれて、火葬場に運ばれてくる。


川の水で体を清めるために、家族がみずをかけてから、火にくべる。
一人3時間火葬をして、灰は川にまくので、インドにはお墓がない。

ただ全員を燃やすわけではない。
子ども、コブラに噛まれた人、奇形の人、サドゥー(修業僧)など、例外がある。
燃やさない場合は重石をつけて、ボートで川の真ん中から水底に死体を沈める。
理由は様々みたいで、コブラで噛まれた人は、神様が生き返らせてくれるかもしれないから体を残しておくんだって。

私はガンジス川はぷかぷか水死体が浮いてるもんだと思っていたけど、水死体は浮いてなかった。
焼かない場合はちゃんと沈めてたんだね。

ちなみに水死体は神聖なものと考えて、食べたり体に塗ったりするサドゥーがインドの地方にいるらしい。
どんな感想を持てばいいのか、これもまた消化不良。


そんなこんなをボート乗りの兄ちゃんが日本語で色々教えてくれた。
勝手にガイドを始めて最後に金をせびるインド人がいるそうなのだけど、
この兄ちゃんは明日ボート乗りたかったら良かったら俺のとこ来てねー、
と言うだけだった。

いいインド人もいるし、
ただ暇だから喋りたいインド人もいるし、
悪いこと考えてるインド人もいるね。








悪いこと考えてるインド人は、ガートあるある 「蒔が高くて買えない家族のために蒔代募金してくれないか詐欺」をやったりするわけです。


悪いインド人は華麗にかわして、
良さそうインド人には色々教えてもらって、満足して一日を終えました。

インド、ちょっと慣れてきたかも。。?!




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◼︎インド 移動情報◼︎ 寝台 列車 おすすめめの等級◼︎

列車は今回はスリーパーと呼ばれるエアコンなしの三段ベッド席415ルピーにした。
外人用に窓口でチケットを買ったせいか外人バックパッカーと同じ席で、ちょっと安心して過ごせた。

盗難も変な人に遭遇することもなく、夜行列車はスムーズに目的地のManduadih駅に到着。
スリーパーは実は最低等級の席じゃなかった。General席と呼ばれるインド人がぎゅうぎゅうに乗る席もあるんだって。安全に電車の旅をしたいって人でもスリーパー席で問題ないかな(^^)

ちなみに三段ベッドの1番上ならベッドの上に座れるだけの高さがあるから、次インドで寝台列車買うなら、スリーパーのアッパーベッドにしようと思います。
1.2段目は電車同士がすれ違うときの窓からの風圧や、音がインパクトがあって少し寝づらいです。