かえだま【替え玉】

  本人と偽って、別人を使うこと。

  代理で事に当たること。 また、その人。

きしゅ【騎手】

  (競馬などの)馬の乗り手。

キロランケ

  樺太出身のアイヌで。

  アシㇼパの父・ウイルクと一緒に樺太から北海道に移住してきたため、

  アシㇼパとは家族ぐるみの付き合いである。

  ヒゲと樺太アイヌ独特の髪型が特徴的である。

さいしゅう【最終】

  一番最後。

かけ【賭け】

  勝負事やあてごとなどで金や品を出し合い、

  勝った者がそれを取ること。また、その出した金品。

ふり【不利】

  相手に比して形勢がよくないこと。

  それによって、損失・敗北・失敗を招くものであること。

インカラマツ

 「シラッキカムイ(占いの神)」

  と呼ばれる白狐の頭骨を頭に乗せて落とし、

  その落ち具合によって良し悪しを占う。

  占い以外にも千里眼や千里感も持ち合わせている。

  占いはよく当たると評判で、

  杉元たちと初めて出会った

  苫小牧勇払のコタンでは住人が貢ぎ物を出しておかしくなっていた。

  さらに白石に競馬場に連れ出された際は殆どの勝ち馬を的中させている。

  アシㇼパの父親について知っているかのような

  意味深な言葉を残し姿を消したが、

  その後アシㇼパのコタンに現れ、

 「アシㇼパの同行者に危険な裏切り者がいる」と

  占いの結果を聞かせ、アシㇼパのフチ(祖母)を不安にさせる。

シラッキカムイ【アイヌ語】

  占いの神

しらいし【白石】

  入れ墨を持つ脱獄囚の一人で、

 「明治の脱獄王」と呼ばれた脱走の天才。

  生まれつき関節が柔らかく、

  自在に外して狭い隙間を出入りできる特異な体質に加え、

  脱獄に用いる小細工を用意しそれを体内に隠せる器用さ、

  自身の入獄した施設の特徴や死角を見抜く優れた観察眼を

  活かして数々の監獄からの脱獄を成功させている。

うらない【占い】

  様々な方法で、人の心の内や運勢や未来など、

  直接観察することのできないものについて判断、

  予言することや、その方法をいう

はんだん【判断】

  ある事柄について、考えをまとめて定めること。その断定した内容。

ばくやく【爆薬】

  物体を爆破させる火薬類。

しょうぶ【勝負】

  勝ち負け。

ひつよう【必要】

  かならず要(い)ること。なくてはならないこと。

こうつごう【好都合】

  都合の良いこと。

アシㇼパ

  羆に襲われていた杉元佐一を助けた、アイヌの少女。

  父親と因縁のある、

  アイヌの隠し金塊の位置を記したという刺青の脱獄囚の話を

  杉元から聞き、彼に協力する事にした。

  杉元を救って以来、彼からは「アシリパさん」と呼ばれており、

 「レタㇻ」という白いエゾオオカミを友としている。

め【眼】

  眼球のこと。

きれい【綺麗】

  美しい、特に見た目がきらびやか・はでで美しい様子。

さくらなべ【桜鍋】

  馬肉を使った鍋もので、肉色が赤みがかった桜色なのでこの名に。

  長ねぎ、麩、しらたき、焼き豆腐などとともに、

  甘めの味噌味ですき焼き風に食べる。

きじょうほう【騎乗法】

  競馬における馬への乗り方

もんきーのり【モンキー乗り】

  モンキー乗りは、競馬における騎乗法の一つ。

  鞍に腰を下ろさず、乗馬の一般的様式よりも短く設定された鐙の上に立ち、

  腰を浮かせて背を丸め、

  膝でバランスを取りながら前傾姿勢で騎乗する方法

てんじんのり【天神乗り】

  競馬における騎乗法の一つ。

  アブミを長く持ち背筋を伸ばして

  馬の背と垂直にまたがった騎乗スタイルとなる。

コタン【アイヌ語】

  村。