ようしきけいば【洋式競馬】

  根岸競馬場において行われた洋式競馬を模倣して、

  各地で競馬が行われるようになった。

  当時の競馬はこのように政界、財界、

  あるいは軍や皇室、国賓などの上流階級のための催しとして行われ

  紳士淑女の集う場所とされていた。

  しかしこうした日本人による競馬は馬券の発売ができなかったため、

  経済的な理由でおおむね明治30年代には全て廃れた。

おうべいじん【欧米人】

  ヨーロッパとアメリカの人々。

きょりゅうち【居留地】

  国内の一部を限って、外国人の居住・営業のために指定した地域。

  明治33年(1900)の条約改正により廃止された。

よこはま【横浜】

  横浜は、東京の南にある日本の都市で、

  1859 年に外国貿易のために日本で最初に開かれた港のひとつ。

ねぎし【根岸】

  神奈川県横浜市中区の地名。日本の洋式競馬発祥の地。

かいさい【開催】

  会や催物を行うこと。

ばけん【馬券】

  一般的には「馬券」と呼ばれるが、

  正式名称は「勝馬投票券」である。

  明治時代には「馬券」という語が公用語であり、

  一般には「あな札」「賭け札」ともいわれていた。

けいばじょう【競馬場】

  競馬場とは、競馬を行う施設である。

  狭義の競馬場は競走馬による競走を行うための馬場

  そのものを意味するが多くの場合、

  レース観戦のためのスタンドなどコース周辺に

  設置される様々な施設をも含めた総称を競馬場という。

とばく【賭博】

  金銭・品物をかけて勝負を争う遊戯。ばくち。

もくにん【黙認】

  公然とではなく、暗黙のうちに許可すること。

  知らぬふりをして見逃がすこと。

きゅうしゃ【厩舎】

  牛・馬等の家畜を飼っておく小屋。うまや。

  また、競馬用の馬を飼育・調教する所。

やおちょう【八百長】

  真剣に勝負を争うように見せかけ、

  実は前もって約束しておいた通りに結末をつけること。

  転じて、なれあいで事を運ぶこと。