キロランケの装備

 

キロランケ

  ウイルクの古くからの友人。

  タタール人と樺太アイヌの血を引いており、

  パルチザンとして極東民族の独立運動に身を投じている。

タンバクオㇷ゚【アイヌ語】

  煙草入れ。

てなげだん【手投げ弾】

  手で投げる爆弾のこと。

タシロ【アイヌ語】

  山刀。

マキリ【アイヌ語】

  小刀。

 

すぎもと【杉元】⇒すぎもと さいち【杉元佐一】

すぎもと さいち【杉元佐一】

  日露戦争に参加した退役軍人。

  鬼神のような戦いぶりから不死身の杉元の異名をとった。

  戦死した親友剣持寅次の妻、剣持梅子の眼病の治療費を稼ぐため、

  単身北海道へ渡って砂金採集を試みたが、

  刺青の囚人の話を聞いてアイヌの金塊探しを開始した。

  アイヌの少女アシㇼパや囚人のひとり白石由竹らと組み

  同じく金塊を狙う鶴見篤四郎の第七師団と対立する。

えもの【獲物】

  狩や漁でとれたもの。また、とろうとしているもの。

チロンヌㇷ゚

  キタキツネのこと

キタキツネ【北狐】

  北半球に広く分布するアカギツネの亜種。

  日本では北海道・樺太および周辺島嶼に生息する。

かっぱ【河童】

  子どもの形をし、頭の上にある皿に水をたくわえ、

  水陸両方に住み、水泳がうまく、

  他の動物を水中に引き入れて血を吸うという小怪物。

てん【貂】

  いたち科の小形の獣。

  夜、小動物を捕らえて食う。

  毛皮は珍重される。

シトウンペカムイ【アイヌ語】

  山にいる狐神。黒いキツネ。

しけ【時化】

  海が(暴風雨で)荒れること。また、海が荒れて魚類が取れないこと。不漁。

フレㇷ゚【アイヌ語】

  赤い獣

イカッカラ・チロンヌㇷ゚【アイヌ語】

  赤毛の狐。誑(たぶら)かす狐

さっぽろ【札幌】

  道庁があるまち。

ゆうふつ【勇払】

  勇払は苫小牧市の南東に位置する歴史深い土地である。

  アイヌの時代から勇払川は石狩方面への交通手段として使われていた。

  勇払川からは600年前のものとされる丸木舟が発掘され、

  苫小牧市博物館に展示されている。

  また、アイヌの集落跡からは和人との交流を示す通貨や漆器なども発掘されている。

  比較的早い時期に和人の入植が始まった。

  この地に過酷な環境の中入植をした八王子千人同心の墓地があり、

  勇武津資料館も隣接する。

  江戸時代後期の1800年(寛政12年)には、

  北方警備の強化を目指した江戸幕府の依頼により、

  原胤敦と八王子千人同心子弟が約50人が移駐して開拓に当たった。

 (会所が設置された。)

  1873年(明治6年)、

  ジェームス・ワッソン(James Robert Wasson)ら

  アメリカ人技師が勇払と鵡川に測量の基点となる石柱を設置。

  両基点を結ぶ勇払基線(直線距離14.86km)を引き、

  北海道の測量が始まる地となった。

  勇払の基点の石柱(勇払基点)は長らく忘れ去られていたが、

  後年発掘され1962年に北海道指定の史跡、

  2016年には土木学会選奨土木遺産に指定された。

  明治時代初期にも勇払郡開拓使出張所も設置され、

  集落の規模こそ大きくはないが地域の要衝となった。

  しかし1873年に開通した札幌本道(日本初の馬車道)が、

  勇払の西方に位置する苫細(苫小牧)を

  経由することとなり開拓使出張所が苫細(苫小牧)へ移転。

  交通の要衝としての役割も低下し、徐々に衰退した。

コタン【アイヌ語】

  村

キツネ【狐】

  キツネはイヌの仲間で、

  大きな三角の耳やすらりと引き締まった身体、

  ふさふさした長い尻尾が特徴の動物

カワウソ【獺】

  カワウソは、食肉目イタチ科カワウソ亜科に分類される。

  南極大陸、オーストラリア大陸、

  ニュージーランドを除く世界全域の水辺や海に生息している。

  陸上で自由に動き回っているイメージがありますが、

  実は泳ぎも得意で水かきのある四肢は短く、

  胴体は長細いため、

  水の抵抗をそれほど受けることなく俊敏に泳ぎ回ることができる。

ヒグマ【羆】

  ヒグマは、クマ科に属する哺乳類である。

  ホッキョクグマと並びクマ科では最大の体長を誇る。

  また、日本に生息する陸棲哺乳類でも最大の種である。

きねずみ【木鼠】⇒えぞりす【蝦夷栗鼠】

えぞりす【蝦夷栗鼠】

  エゾリスはキタリスの一亜種で、北海道に生息する。

  指には長い爪があり、木の幹や枝の上を自由に動き回ることができる。

  また、長くふさふさの尻尾はバランスをとるのに役立っている。

  夏は茶色、冬は茶灰色の毛皮になり、

  冬毛では耳に4~5cmの毛が上に向かって生えるのが特徴。

オオカミ【狼】

  オオカミは現存するイヌ科の動物の中で最大の動物である。

  また、他のイヌ科の動物とは、耳やマズルがあまり尖っていないこと、

  胴体が短く、尾が長いことで区別される。

ばくやく【爆薬】

  物体を爆破させる火薬類。

アシㇼパ

  アシㇼパはアイヌの少女。

  幼少期に国外出身のアイヌである父親から狩猟技術を教わり、

  日本語も堪能だった。

  退役軍人の杉元佐一と知り合い、

  父親を殺した金塊強奪犯にたどり着くため刺青の囚人捜索に協力する。

  アシㇼパと杉元は

  囚人の1人白石由竹や父親の友人キロランケらと行動を共にし、

  同じく金塊を狙う鶴見中尉指揮下の第七師団と対立した。

  旅の途中、

  アシㇼパは金塊強奪犯の「のっぺら坊」が

  死んだと思っていた父親本人であったことを知る。

 

けいば【競馬】

  競馬は、騎手が乗った馬により競われる競走競技、

  および、その着順を予想する賭博である。

  イギリスを発祥とする近代競馬は多くの国々で開催されており、

  その多くは勝馬投票券の販売とセットの興行として行われている。

とまこまい【苫小牧】

  北海道南西部の地名。勇払平野の西部にあり、

  太平洋に面する。明治末期以後、製紙業が発展。

フチ【アイヌ語】

  祖母

チセ【アイヌ語】

  家

 

アㇻキ【アイヌ語:arki】

  来る。

クニ【アイヌ語:kuni】

   ~こと。

ソモ【アイヌ語:somo】

  ~ない。~しない。

ロク【アイヌ語:rok】

  ~しよう

ウタラ【アイヌ語:utara】

  人々。仲間。

ヘㇺトマニワノ【アイヌ語:hemtomaniwano】

  ある時から。いつの頃からか。

シリ【アイヌ語:sir】

  陸地、大地、土地、島、山。

ふしぎ【不思議】

  そうであることの原因がよくわからず、

  なぜだろうと考えさせられること。そういう事柄。

かこ【過去】

  過去とは、時間の流れを3つに分けて理解する場合の、

  既に過ぎ去った部分のこと。

  現在より以前の時のこと。

  あるいは、すでに終わったできごとのこと。

  昔。

みらい【未来】

  まだ来てはいない時。

  時間の三区分の一つで、現在より先(の全体)。

インカラマツ

  各地を放浪する、アイヌの女占い師。

  つり目がちな細面の美女。

  スタイル抜群でトカㇷ゚も大きい。

  常に薄笑みを浮かべ本心の掴みづらい言動からあまり信用されておらず、

  特に占いを信じていないアシㇼパからは

 「チロンヌプ(狐)」と呼ばれて警戒されている。

すてき【素敵】

  非常にすぐれていて、印象がいいこと。すばらしいこと。

ニシパ【アイヌ語】

  旦那。

あぶらたる【油樽】

  桶(おけ)にかがみ(蓋板(ふたいた))を固着した円筒形の木製容器。

おおおじ【大叔父】

  祖母の兄弟。

  大伯父 祖父の兄弟

  大叔父 祖母の兄弟

ニウオク【アイヌ語】

  占う

シラッキカムイ

  白狐の頭。キツネの頭骨。

もくへい【木幣】

  イナウ(アイヌ語: イナウ / inaw)または

  木幣(もくへい)とはアイヌの祭具のひとつ。

  カムイ(神)や先祖の霊と人間の間を取り持つ供物である。

シラッキ【アイヌ語】

  山の 家神

ふきつ【不吉】

  縁起が悪いこと。また、暗い運命に見舞われるきざしがあるさま。

ちょうこう【兆候】

  何かが起こる前ぶれ。きざし。

とまこまいけいばじょう【苫小牧競馬場】

  1923(昭3)年~1938(昭13)年

  東京八王子の郷士身分の幕臣集団”八王子千人同心”

  その移住者が開拓した勇払郡苫小牧町(現:苫小牧市)

  1909(明42)年には苫小牧騎乗倶楽部により

  定期的な競馬開催が行われるようになった

  1928(昭3)年:地方競馬規則公布後、その競馬を胆振畜産組合が引き継ぎ

  地方競馬の位置付けでの苫小牧競馬として定期的な開催をはじめた

  1938(昭13)年:軍馬資源保護法が公布されたのに伴い廃止に至る

せいしこうじょう【製紙工場】

  紙を製造する工場。

まっちこうじょう【マッチ工場】

  まっちを製造する工場。

こーくすこうじょう【コークス工場】

  コークスを製造する工場