えもの【獲物】

  狩や漁でとれたもの。また、とろうとしているもの。

こんせき【痕跡】

  過去に何事かがあったことが分かるようなあと。あとかた。

あしあと【足跡】

  歩いたあとに残る、足の形。転じて、逃げたゆくえ。

ゆうり【有利】

  その人の側にうまく行きそうな点があるさま。

  都合がよいこと。

カモシカ【羚羊】

  哺乳綱偶蹄目ウシ科ヤギ亜科に

  分類されるカモシカ属に属す種の総称。

  シーロー亜属のスマトラカモシカ、

  カモシカ亜属のニホンカモシカ、

  タイワンカモシカの3種が属す。

ツキノワグマ【月輪熊】

  ツキノワグマは、哺乳綱食肉目クマ科クマ属に分類される食肉類。

  別名アジアクロクマ、ヒマラヤグマ。

  日本の本州、四国にも生息するクマ(熊)である。

ささやぶ【笹薮】

  笹が乱雑に密生している所。 また、竹藪。

さわ【沢】

  地が低くて浅く水がたまり、草が茂っている所。

  特に、山間の広く浅い谷。

とうぼく【倒木】

  倒れた木。

ておい【手負い】

  撃たれたり、切られたりして傷を負うこと。 また、傷を負ったもの。

そげき【狙撃】

  人をねらいうちにすること。

 

おがたじょうとうへい【尾形上等兵】⇒おがたひゃくのすけ【尾形百之助】

おがたひゃくのすけ【尾形百之助】

  帝国陸軍北海道第七師団歩兵第27聯隊所属。

  階級は上等兵。

  鶴見中尉の小隊に属しながら、

  鶴見一派に対する造反を企てている。

 

にかいどう【二階堂】

  二階堂浩平の双子の兄弟。

しょうき【勝機】

  その時積極的に行動すれば勝てるという機会。

もうふ【毛布】

  厚く織った毛織の布。寝具などに使う。

ひぐま【羆】

  ヒグマは、クマ科に属する哺乳類である。

  ホッキョクグマと並びクマ科では最大の体長を誇る。

  日本に生息する陸棲哺乳類でも最大の種である

つるみちゅうい【鶴見中尉】⇒つるみ とくしろう【鶴見 篤四郎】

つるみ とくしろう【鶴見 篤四郎】

  越後の長岡藩(現在の新潟県長岡市)の生まれ。

  日本軍第七師団(別名:北鎮部隊)に所属する陸軍中尉。

  北海道に軍事政権を樹立するため、

  師団内の造反派を率いて叛旗の準備を進めている。

  作中ではアイヌが密かに遺したと言われる大量の金塊を巡り、

  杉元一派や土方一派と対立する存在となる。

 

ぞうはんしゃ【造反者】

  同じ組織やグループに属していながらも、

  その組織の方針や体制などに反対したり抵抗したりする人のこと。

きんかい【金塊】

  金のかたまり。

すぎもとさいち【杉元佐一】

  元陸軍軍人で、

  日露戦争では普通ならば助からないような傷でも持ち直し、

  鬼神のごとき活躍から不死身の杉元の異名で呼ばれていた。

  戦闘時に度々『俺は不死身の杉元だ‼』と己を鼓舞する場面が見られる。

  戦死した親友・剣持寅次の妻で、

  かつて相思相愛の仲であった剣持梅子の眼病をアメリカで治療するため、

  一攫千金を目指して北海道へ砂金採りに赴く。

  そこでアイヌの埋蔵金の噂を耳にしてからは、

  現地で出会った少女アシㇼパと共に入れ墨の脱獄囚を追うことになる。

あなごもり【穴籠り】

  動物が土の穴や木のほらの中にこもって冬を越すこと。

ふきのとう【蕗の薹】

  フキの花茎。ふき(蕗)。

とめふん【止め糞】

  冬眠をするヒグマは、水や食べ物を一切食べないので

  排泄はしない。

  尿は腎臓で吸収をしてエネルギーに変え、

  糞は「止め糞」と呼ばれる糞で肛門に蓋をしている。

たきび【焚火】

  焚き火とは、火を焚くこと、火を燃やすこと、および、その火を指す。

いばしょ【居場所】

とんでんへい【屯田兵】

  屯田兵は、明治時代に北海道の警備と開拓にあたった兵士とその部隊である。

  1874年に制度が設けられ、

  翌年から実施、1904年に廃止された。

えんご【援護】

  たすけまもること。

ぼっき【勃起】

  勃起は、陰茎が硬く大きくなる生理現象。