けが【怪我】
きず。負傷。
あやまち。過失。また、思いがけないこと。
へいし【兵士】
軍隊に属し、士官の指揮を受ける者。兵卒。
たにがき【谷垣】⇒たにがきげんじろう【谷垣源次郎】
帝国陸軍北海道第七師団歩兵第27聯隊に
所属している兵士。階級は一等卒。
ある目的の為に家族や故郷、
そしてマタギとしての生き方も捨て、
兵士となった過去を持つ。
秋田県の阿仁出身。
マタギの生まれで山や野生動物の習性に詳しい。
アマッポ【アイヌ語:amappo】
仕掛け弓。罠として仕掛ける弓。置くもの。
どく【毒】
健康や生命を害するもの。特に、毒薬。
アイヌ
日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族
かいふく【回復】
もとのとおりになること。もとどおりにすること。
つるみちゅうい【鶴見中尉】
日本陸軍の中尉。 日本軍第七師団の自小隊を率いて
政府へのクーデターを企てている。
たまいごちょう【玉井伍長】
玉井芳蔵(たまい ほうぞう)は、第七師団の軍人である。
のま【野間】⇒のまなおあき【野間直明】
のまなおあき【野間直明】
野間直明(のま なおあき)は、第七師団の軍人である。
野間は尾形が集めていた造反組のひとり。
おかだ【岡田】⇒おかだふみお【岡田文夫】
おかだふみお【岡田文夫】
第七師団の軍人である。
ふしん【不審】
疑わしいこと。はっきりわからないこと。
りょうし【猟師】
猟で生活を立てている人。かりゅうど。
げんじょう【現状】
現在の状態。
シンナキサラ【アイヌ語:shinnakisara】
「変な形の耳(耳たぶ)」です。転じて、アイヌではない人間⇒和人を指します。
オソマ【アイヌ語:osoma】
うんこ、うんこをするという意味。
アイヌでは赤ん坊に病魔が近寄らないように
あえて汚い幼名を付け魔除けをする風習があり、
オソマは身体が弱かったため本名もオソマと名付けられ、
そのおかげで今ではとても元気にコタン(村)で暮らしている。
チセ【アイヌ語:chise】
北海道や千島列島、樺太の先住民族である
アイヌの伝統的な住居建築である。
にかいどう【二階堂】
にかいどうこうへい【二階堂浩平】
日本陸軍第7師団に所属の一等卒。二階堂洋平の双子の兄。
静岡県出身。双子ともに暴力的な性格で表情、
行動に少し不気味な雰囲気を持つ。
兄弟仲は非常に良く、好物はみかん。
土方歳三に善戦し、身体が不自由になっても
健常者と違わないほど普通に動き戦えるなど、
戦闘力や身体能力はなかなか高く、打たれ強さもある。
にかいどうようへい【二階堂洋平】
二階堂浩平の双子の兄弟。
らんぼう【乱暴】
ごかい【誤解】
すぎもと【杉元】⇒すぎもとさいち【杉元佐一】
すぎもとさいち【杉元佐一】
元陸軍軍人で、日露戦争では普通ならば助からないような傷でも持ち直し、
鬼神のごとき活躍から不死身の杉元の異名で呼ばれていた。
戦死した親友・剣持寅次の妻で、
かつて相思相愛の仲であった剣持梅子の眼病をアメリカで治療するため、
一攫千金を目指して北海道へ砂金採りに赴く。
そこでアイヌの埋蔵金の噂を耳にしてからは、
現地で出会った少女アシㇼパと共に入れ墨の脱獄囚を追うことになる。
アイヌ
北は樺太から
北東の千島列島・カムチャツカ半島、北海道を経て、
南は本州北部にまたがる地域に居住していた民族である。
いれずみにんぴ【刺青人皮】
刺青の囚人から皮を剥いだもの
エイペルスイ【アイヌ語:e=iperusuy】
お腹すいた。
エホッパ ルウェ【アイヌ語:e=hopp ruwe】
出ていくのかい?
エホッパ【アイヌ語:e=hopp】離れる。出ていく。
ルウェ【アイヌ語:ruwe】~か。
もくげきしゃ【目撃者】
出来事などをその場で実際に見た人。
むほん【謀反】
臣下が、君主にそむいて兵をおこすこと。
へんみかずお【辺見和雄】
刺青を持つ脱獄囚の一人。
物腰が柔らかく口調も丁寧。
小柄で少し子どもっぽい容姿。
囚人達の中でも極めて凶悪かつ最低な殺人鬼であり、
日本各地を放浪しながらこれまでにも百人以上を殺害している。
殺した相手の背中に「目」という文字を付けるのが特徴。
にしんば【ニシン場】
ニシンのとれるところ。
ばんや【番屋】
番人の詰所(つめしょ)。
ニシン・サケ漁などの漁夫(ぎょふ)の泊まる小屋。