りょうし【猟師】

  猟で生活を立てている人。かりゅうど。

たましい【魂】

  人の肉体にやどる精気。

  こころ。精神。

おそう【襲う】

  激しい勢いで不意に攻める。いきなり危害を加えること。

  防ぎようもない勢いで、急に押しかける(ようにやって来る)。

しきゅう【子宮】

  妊娠したときに胎児を育てる器官。

  筋肉でできていて、

  子宮体部の内側は子宮内膜と呼ばれる粘膜でおおわれている。

しゅっさんあと【出産跡】

  子宮の胎盤が着床によって形成され、

  出産とともに胎盤がはがれ落ちることで残る痕。

きょうぼう【狂暴】

  ふるまいが悪くて荒荒しいこと。凶悪で乱暴なさま。

きしょう【気性】

  生まれつきの性分。気だて。気質。気象。

マタギ

  マタギは、日本の東北地方・北海道から北関東、

  甲信越地方にかけての山間部や山岳地帯で、

  伝統的な方法を用いて集団で狩猟を行う者。

こせい【個性】

  他とちがった、特有の性質・性格。個の特性。

  個体に特有の性質。

きゅうしょ【急所】

  狩猟者の間では、クマの急所を表す言葉として、

  「アバラ 3 枚目」という言葉がある。

  胸部の心臓や肺の位置 にあたる。

  ただし、心臓や肺に着弾したときには即倒するとは限らず、

  死亡までに多少の 時間を要することがある。

  急所と狙い場所

  確実にヒグマを捕獲するためには、急所を狙うことが重要。

  逆に、急所をそれると、傷を負ったまま逃げられることがあり、

  この場合には獲物をとることが難しくなる。

  ヒグマの急所としては、下の 2 つの部位が挙げられます。

  脳や脊髄などの中枢神経

  胸部(心臓、肺周辺)

  前者の中枢神経については、正しく着弾すればその場に即倒し、動けなくなる。

  ただし、以下の理由により、よほど条件がよいときを除いてはこの部分を

  狙うことは避けたほうがよい。

  脊髄が通る首の骨(頚椎)や腰の骨(胸椎、腰椎)は

  人間の拳ぐらいの太さであり、数センチずれただけで、全く致命傷にならないこともある。

  ヒグマは頭や首を動かすことが多いため、着弾箇所がずれる可能性が高い。

  一方、後者の胸部については、心臓・肺を狙うことが基本となるが、

  仮に着弾箇所がずれても、周辺には大血管や胸椎があるため、これらのいずれかが損

  傷すれば確実に死亡することになる。

  狙い場所としての範囲が広くなるため、

  心理的にも狙いやすくなります。狩猟者の間では、クマの急所を表す言葉として、

 「アバラ 3 枚目」という言葉があるが、

  これはまさに胸部の心臓や肺の位置にあたる。

  ただし、心臓や肺に着弾したときには即倒するとは限らず、

  死亡までに多少の時間を要することがある。

  そのため、着弾した後のヒグマの動きを十分予測

  するとともに、安全が確保できる距離や位置から発砲することが大切。

 

たおす【倒す】

  立っている物に力を加えて傾け、横にする。

  今までの状態をこわして、ないものにする。

しょうぶ【勝負】

  勝ち負け。

  勝ち負けを決めようと争うこと。

  また、そういうわざ。

  ここ(これ)で決めてしまおうという態度をとること。

きょうつう【共通】

  二つ以上の物事のどちらにもあること、また、当てはまること。

しゅうせい【習性】

  習慣によってできあがった性質。くせ。

  動物のそれぞれの種に一般的に認められる行動様式。

ささやぶ【笹薮】

  笹が乱雑に密生している所。 また、竹藪。

とめあし【止め足】

  止め足(とめあし)とは、

  野生動物が足跡による追跡を攪乱する為に、

  後方にできた足跡を踏むように一定の距離を後退し、

  足跡の着かない場所に跳躍する行動。

こせい【個性】

  他とちがった、その特有の性質・性格。個の特性。

  個体に特有の性質。

ゆうり【有利】その人の側にうまく行きそうな点があるさま。都合がよいこと。

へいたい【兵隊】兵士

おおかみ【狼】

  いぬ科の食肉動物。形は犬に似て、

  口が大きく、茶色・黄灰色。性質があらく、

  群れをなして人や家畜を害する。

  北半球の大部分にいたが、

  現在では絶滅に瀕(ひん)している。

ておい【手負い】

  撃たれたり切られたりして傷を負うこと。 また、傷を負ったもの。

かっこう【格好】

  ものの姿・形。

  ちょうどいい程度・様子。ころあい。

ひょうてき【標的】銃砲や弓の練習に使う、まと。

しょうぶ【勝負】

  勝ち負け。

  勝ち負けを決めようと争うこと。

  また、そういうわざ。

  ここ(これ)で決めてしまおうという態度をとること。

しか【鹿】

  しか科の哺乳(ほにゅう)動物。

  ニホンジカは山中に住み、

  すんなりした感じの体つきで、

  雄には枝に分かれた角(つの)がある。

  夏は褐色の地に白いまだらの点があり、

  冬は灰褐色の毛なみとなる。

たいりょうし【大量死】

  動植物が一度に大量に死ぬこと。

  同種の生物の群れがいっせいに死んでいる状況を指す場合が多い。

かちく【家畜】家庭や農園で飼われる鳥獣。牛・馬・犬・鶏など。

わな【罠】

  中にえさを置いたりして鳥獣を誘い寄せ、

  その足になわ等をからませて捕らえる仕掛け。

  転じて、人をおとしいれる策略。

ぜつめつ【絶滅】

  絶滅とは、一つの生物種の全ての個体が死ぬことによって、

  その種が絶えること。種全体に対してではなく個体群に対して用いることもある。

  ただし野生のものも含めて全ての個体の死亡を確認するのは難しく、

  絶滅したとされた種の個体が後になって生存を確認されることもある。

くじょ【駆除】

  害になるものを追い払い、また殺して取り除くこと。

ちえ【知恵】物事の筋道がわかり、うまく処理して行ける能力。

ぼっき【勃起】

  勃起(ぼっき)は、陰茎などが硬く大きくなる生理現象。

あしあと【足跡】

  歩いたあとに残る、足の形。転じて、逃げたゆくえ。

  また、その人の経歴や業績。そくせき。

ておい【手負い】

  撃たれたり、切られたりして傷を負うこと。

   また、傷を負ったもの。

みうしなう【見失う】

  見えていたものの所在を失い、見えなくなる。

むし【無視】

  現にあるものを、ないもののように扱うこと。

  それがあるということの価値を認めず、それを何とも考えないこと。

さわ【沢】地が低くて浅く水がたまり、草が茂っている所。特に、山間の広く浅い谷。

かんぞう【肝臓】

  肝臓は、栄養素など、

  さまざまな物質を化学的に作り変えるはたらきを持ち、

  からだの中で最大の腺※(せん)といわれています。

おね【尾根】

  山頂と山頂とをつなぐ、みねすじ。また、谷と谷の間の突出部の連続。おねすじ。

にく【肉】

  動物のからだの、皮膚におおわれ、骨格を包む、やわらかな物質。

  食用にする鳥獣のにく。

あじ【味】

  飲食物などに舌が触れて起こる感じ。

  うまみ。

とどまつ【椴松】

  本種は日本産のモミ属樹木では経済的に最も重要なものである。

  特に自生地でもある北海道においては全樹種の蓄積の3割弱を

  占める最も蓄積の多い樹木であるとされている。

がけ【崖】

  山や岸がけわしくそばだっている所。

しとめる【仕留める】

  うち果たす。うちとめる。殺す。

やちはんのき【谷地榛の木】

  ハンノキ(榛の木、榛、赤楊)は、

  カバノキ科ハンノキ属の落葉高木。

  水辺を好み、低地の湿地や水田のあぜなどに見られ、

  早春に尾状に垂れ下がった花をつける。

  樹皮や球果からタンニンや染料が採られる。

  古名を榛(はり)といい、

  ハンノキという名称はハリノキ(榛の木)が変化したものである。

  中国名は「日本榿木」。

  別名はヤチハンノキで、湿地のハンノキの意味でよばれている。

  岩手県の地方名にヤチバがある。

  漢字表記に用いる「榛」はハシバミの漢名で、

  ハンノキに用いるのは日本独自の用法である。

  また、漢名に赤楊を当てたが、これは本来誤用である。

やまづえ【山杖】

  山に生えている木でつくった杖。 山人がつくった杖。

クワエチャㇻセ【アイヌ語】雪上滑走

どきょう【度胸】物事に動じない心。きもったま。

ぎじゅつ【技術】

  科学の原理を(産業や医療・事務などの活動に)役立てて、

  ものを生産したり組織したりするしかた・わざ。

  物事を巧みに(能率的に)行うわざ。

しゃめん【斜面】傾いている面。垂直でも水平でもない面。

たいりょく【体力】

  体力は、生命活動における必要な能力を指す。

  多くの場合、筋力・敏捷性・心肺機能などの総合力を意味する。

  生物以外でも、組織や企業などにも体力という比喩表現がなされる場合があり、

  この場合は組織活動を実行できるだけの資金力や行動力、

  人材を備えているかを指す。

  一般的にスポーツで活躍する者を「体力がある」という表現がなされる。

かりごや【仮小屋】

  間に合わせにこしらえた小屋。

かんいてき【簡易的】

  内容が簡単であるさま。 暫定的なさま、急ごしらえである様子などを意味する表現。

みき【幹】

  樹木の、根から上の方に伸びて枝を出す、太い部分。

とう【棟】

  屋根の一番高い稜(りょう)。むね。また、そこに横たえる木。むなぎ。

えだ【枝】

  草木の幹から分かれて伸びた部分。

くうかん【空間】

  何も無くあいている所。

  地上で言う上下・左右・奥行きといった方向に(限りなく)広がる世界。

まつ【松】

  まつ科の常緑樹の総称。

  アカマツ・クロマツ・ゴヨウマツ等が日本産の代表で、

  日本の風景を特色づける植物の一つ。

  長寿・不変・守節の象徴として貴ばれ、

  竹・梅と共にめでたい植物とされ、

  同じくめでたい鳥の鶴(つる)と取り合わされる。

  材は建築・薪炭(しんたん)用、また、まつやにを採る。

うわぎ【上着】

  上に着る衣服。

せなか【背中】

  背の中央。背骨のあたり。また、背。せな。

セトゥㇽ セセッカ【アイヌ語】背中あぶり

 

きょり【距離】二つの場所や物事の間の隔たり。

のうみそ【脳みそ】脳髄の俗称。転じて、頭の働き。知能。

めだま【目玉】目の玉。眼球。

しんぱい【心配】

  物事の先行きなどを気にして、心を悩ますこと。

  また、そのさま。気がかり。

こんや【今夜】今日の夜。いま過ごしている夜。今晩。こよい。

にへいてつぞう【二瓶哲三】

  二瓶鉄造(にへい てつぞう)は北海道の猟師。 

  1人で200頭を超すヒグマを狩り、

  山に入ればそこのヒグマが全て姿を消してしまうと言われ、

  毛皮商人たちは畏怖の念を込めて彼を「冬眠中の羆も魘される悪夢の熊撃ち」と呼んだ。

   獲物を横取りしようとする盗人たちを殺したため網走監獄に収監され、

  刺青の囚人の1人となった

りょうり【料理】

  材料に手を加えて、食物をととのえ作る(=理)こと。

  調理。また、こしらえた食べ物。

  物事をうまく処理すること。また、相手を制すること。

しょうみ【賞味】食べ物をほめながら味わうこと。おいしさを味わうこと。

しんせん【新鮮】

  魚肉・野菜などが、新しくて、生きがいいこと。また、よごれていないで新しいこと。

しんぞう【心臓】

  心臓とは胸のほぼ中央にあり、筋肉でできた臓器

りょうし【猟師】

  猟で生活を立てている人。かりゅうど。

とっけん【特権】

  特定の人・身分・階級に与えられている、他に優越した権利。

たにがき【谷垣】

  谷垣源次郎(たにがきげんじろう)

  帝国陸軍北海道第七師団歩兵第27聯隊に所属している兵士。階級は一等卒。

  ある目的の為に家族や故郷、そしてマタギとしての生き方も捨て、

  兵士となった過去を持つ。

  秋田県の阿仁出身。マタギの生まれで山や野生動物の習性に詳しい。

 

くまのち【熊の血】熊の血液。

しとめる【仕留める】

  うち果たす。うちとめる。殺す。

しゅうかん【習慣】

  ある事が繰り返し行われた結果、

  その事がしきたりになること。

  しきたり。ならわし。

たいおん【体温】

  体の温度。

じようきょうそう【滋養強壮】

  身体の弱い部分を栄養素で補給し、体質を改善して強い身体をつくること

かんそう【乾燥】

  物に含まれている水分がなくなること、それをなくすること。かわくこと。

くすり【薬】

  主に人の疾病の治療に使用される生命と密接に関係する物質です。

モンゴル【蒙古】

  モンゴルは中国とロシアに隣接する国で、

  岩の多い広大な大地と遊牧民文化で知られています。

  首都ウランバートルは、

  有名な 13~14 世紀のモンゴル帝国創健者チンギス・カンの名を取った

  チンギス・カン広場を中心とする都市で、

  歴史的および民族学的な品々を展示するモンゴル国立博物館や、

  再建された 1830 年のガンダン テクツェンリン寺がある。

ちょうりほう【調理法】

  調理に用いる手法である。専門的な手法は調理技術など

しょうちょう【小腸】

  小腸とは 小腸〈空腸(くうちょう)・回腸(かいちょう)〉は、

  胃や十二指腸で消化された食べ物をさらに分解し、

  栄養素を吸収するはたらきをしています。

   十二指腸も小腸の一部ですが、

  一般的に小腸とは空腸・回腸のことをいいます。

ふくこう【腹腔】

  哺乳(ほにゅう)類の体腔(たいこう)の一部。

  横隔膜の下方の、腹部の内臓がおさまっている所。

ちょうづめ【腸詰】

  ソーセージのこと。

  塩漬けのあとに味付けをしてすりつぶした肉・内臓などを、

  子牛・豚などの腸に詰め、薫煙・湯煮した食品。腸詰め。

せいがつく【精がつく】

  精がつくとは、「活力が増す」「元気が出る」「エネルギッシュな状態になる」

やね【屋根】

  建物の最上面をなし、日光や雨・雪をさえぎり寒暑を防ぐための覆いとなる部分。

こや【小屋】

  仮に建てた小さな建物。

  芝居・見世物などを興行するための建物。

はかい【破壊】器物、建物、組織などをやぶりこわすこと

ものしずか【物静か】

  ひっそりとしていかにも静かなさま。

  言葉・態度などが落ち着いて穏やかなさま。

せいえいぶたい【精鋭部隊】

  試験を突破し、高い能力や実績を獲得し、

  高いレベルを要求される、見込める精鋭達によって結成された部隊。

くしゃみ【嚏】

  くしゃみは、鼻に入った異物を除去するための体の防御反応。

  鼻の粘膜にある知覚神経が刺激されておこる呼吸の反射。

  また、くしゃみをすることで全身の筋肉が収縮することで

  体温を上げているともいわれている。

せき【咳】

  咳(せき)は外からの異物に対する防御反応

  肺や気管などの呼吸器を守るために、

  外から入ってきたほこり、煙、

  風邪のウイルスなどの異物を気道から取り除こうとする

  生体防御反応が咳(咳嗽=がいそう)です。

  異物が入り込むと、まず咽頭や気管、気管支など

  気道の粘膜表面にあるセンサー(咳受容体)が感じ取る。

おしゃべり【お喋り】

  口かずの多いさま。 また、その人。 多弁。

ぐんぼう【軍帽】

  軍人の制帽。

こきょう【故郷】

  生まれた土地。ふるさと。

じょうぶつ【成仏】

  煩悩(ぼんのう)を解脱(げだつ)して無上の悟りをひらくこと。

  転じて、死んで仏になること。また単に、死ぬこと。

いんどう【引導】

  人々を導いて仏道に引き入れること。

  死者を葬る前に法語などを説き、浄土へ導くこと。

せんそう【戦争】

  いくさ。特に国家間で、互いに自国の意志を相手国に強制するために、武力を用いて争うこと。

おおかみがり【狼狩り】

  人間、家畜を保護するためや毛皮として狩られた。

こうじつ【口実】

  言いのがれの言葉や材料。言い訳。

りょうしだましい【猟師魂】

  猟師の血を刺激され、撃ち取ることを渇望する。

たましい【魂】

  人の肉体にやどる精気。たましい。

  対義語:魄(はく)

  こころ。精神。

ほっかいどう【北海道】

  北海道は日本の主要四島の中で最北端にある島。

  火山、天然温泉、スキー場で知られている。

  起伏の激しい大雪山国立公園には蒸気を上げる火山の旭岳があり、

  支笏洞爺国立公園にはカルデラ湖、地熱温泉、

  富士山に似た羊蹄山がある。

  人気のスキーリゾートにはルスツ、富良野、ニセコなどがある。

もり【森】木がたくさん生え茂っている所。

さまよう【彷徨う】

  あてもなく歩き回ること。

  さまようこと。 うろつくこと。 また、そのさま。

けがわ【毛皮】毛がついたままの獣の皮。

てみやげ【手土産】

  訪問する事への感謝の気持ちを込めた贈り物。

  友人や親戚たち、お家へ訪問する事になった際に、

  訪問する感謝の気持ちを込めた品物を持って行き、渡すこと。