フチ【アイヌ語: huci】 おばあさん。祖母。

チセ【アイヌ語: cise】 家。

エカシ【アイヌ語: ekasi】おじいさん。祖父。

アシㇼパ  アシㇼパはアイヌの少女。

  幼少期に国外出身のアイヌである父親から狩猟技術を教わり、

  日本語も堪能だった。

  退役軍人の杉元佐一と知り合い、

  父親を殺した金塊強奪犯にたどり着くため刺青の囚人捜索に協力する。

 

エキムネ【アイヌ語: ekimne】 山に。

パテク【アイヌ語: patek】 ~だけ。

キ【アイヌ語: ki】 ~をする。

ワ【アイヌ語: wa】 ~して。

メノコ【アイヌ語: menoko】女。

モンライケ【 アイヌ語:monrayke】働く。

エアイカプ 【アイヌ語:eaykap】 ~ができない。

 

ケメイキ【アイヌ語】ケメイキはケム(針)、エ(それで)、イキ(する)

  という語から成りたっている。

ネヤ【アイヌ語】~ね。

イテセ【アイヌ語】編み物。

 

アナク【アイヌ語: anak】 ~は。

ホク ホク【アイヌ語:hok】~を買う。

コロ 【アイヌ語:kor】 ~を持つ。

コロ 【アイヌ語:kor】 ~ながら、~すると。

 

カ【アイヌ語:ka】 ~も。

カ 【アイヌ語:ka】上。

 

イテセニ【アイヌ語】ござ編み機。

 

タネ【アイヌ語:tane】今。

シヌイエ【アイヌ語】入れ墨。

クニ 【アイヌ語:kuni】 ~こと。

パ【アイヌ語:pa】年。

ハ 【アイヌ語:ha】ああ(そうか)まあ!

ネ 【アイヌ語:ne】 ~だ。

コロカ【アイヌ語:korka】 ~けど

コパン【アイヌ語:kopan】 ~を嫌がる

 

スギモト【杉元】杉元佐一(すぎもと さいち)は日露戦争に参加した退役軍人。

  その鬼神のような戦いぶりから不死身の杉元の異名をとった。

  戦死した親友剣持寅次の妻、剣持梅子の眼病の治療費を稼ぐため、

  単身北海道へ渡って砂金採集を試みたが、

  刺青の囚人の話を聞いてアイヌの金塊探しを開始した。

  アイヌの少女アシㇼパや囚人のひとり白石由竹らと組み、

  同じく金塊を狙う鶴見篤四郎の第七師団と対立する。

 

ニシパ【アイヌ語】(北海道の先住民族)アイヌで、紳士・旦那・金持ちのこと。

タン【アイヌ語:tan】この

マッカチ【アイヌ語:matkaci】 女の子

エトウン【アイヌ語:】

ワ 【アイヌ語:wa】 ~して

エンコレ【アイヌ語:】貰ってくれ

 

タン【アイヌ語:tan】 この

クミッポホ【アイヌ語: ku=mitpoho】  私の孫。

ク エポタㇻ【アイヌ語:ku=epotar】私は心配だなあ

ク【アイヌ語:ku】 私

 

カ【アイヌ語:ka】 ~も。

 

カ【アイヌ語:ka】 上。

コヤイクシ【アイヌ語:koyaykus】 ができない。

 

みそ【味噌】コウジカビによる発酵食品の一つ。

  調味料にする普通味噌と

  副食物としてそのまま食べるなめみそに大別される。

  普通味噌には蒸し米(麦)を麹(こうじ)にし

  それに蒸しダイズ,食塩を加え発酵熟成させる米(麦)味噌と

  蒸しダイズだけで味噌玉麹を作り

  食塩を加え発酵熟成させる豆味噌とがある。

  また製品の色により白・淡色・赤味噌

  食塩の多少により甘・辛味噌の別がある。

  地方により独特のものが発達し,江戸味噌(赤・甘味噌)

  京風白味噌(白・甘) 仙台味噌(赤・辛) 信州味噌(淡色・辛)は

  米味噌,いなか味噌(赤・辛)は麦味噌 八丁味噌(赤・辛)は豆味噌。

  味噌汁がおもな利用法で ほかに田楽 ぬた 味噌漬など種々に利用される。

 

くっきょう【屈強】きわめて力が強く頑丈なさま。

シンナキサラ【アイヌ語】変な耳。

オソマ【アイヌ語】うんこ。

びょうま【病魔】人にとりついて病気をひき起こさせるという魔物。

  病鬼。転じて、病気を魔物にたとえていうことば。

シ・タクタク【アイヌ語】糞の塊。

オㇷ゚ケクㇽ【アイヌ語】屁をする人。

フウラテッキ【アイヌ語】臭く育つ。

 

せいかく【性格】行動のしかたに現れる、その人に固有の感情・意志の傾向。

できごと【出来事】世間に起こるさまざまの事件、事柄。

  事故。また、ふいに起こった事件。

 

エカシオトンプイ【アイヌ語】祖父の尻の穴

みくじる【肉汁】鳥獣の肉を煮出してつくった汁。また、肉を入れた汁。

こめじる【米汁】米のとぎ汁

かいぶつ【怪物】あやしいもの。特に、力の強い大きなばけもの。

  比喩的に、普通と違って、体格あるいは力量の特にすぐれた人物。

にがて【苦手】扱いにくく、いやな相手。

  転じて、自分にとって得意でないもの。

でんとうぎれい【伝統儀礼】節分や七夕、紅葉狩りなど季節ごとの伝統行事。

  人生の節目に行う通過儀礼。年末年始などにまつわる伝統行事。また、祭り。

カムイ【アイヌ語:kamuy】神

かんしゃ【感謝】ありがたく思って礼をいうこと。

  心にありがたく感ずること。

ぎれい【儀礼】形式を整えて行う礼法。

しぜんげんしょう【自然現象】自然界に見られる諸現象。

そまつ【粗末】品物、物事の仕方が、上等でないこと。

  大事にすべきものを、おろそかに扱うこと。粗略にすること。

やくめ【役目】役として割り振られて受け持つ、つとめ。職責。

しゅりょう【狩猟】鉄砲・網などを使って、鳥獣を捕らえること。狩り。

なりわい【生業】生活を立てるための仕事。家業。職業。

キムンカムイ【アイヌ語:kimun kamy】アイヌはヒグマを

 「キムンカムイ」(山の神)と呼んだ。 

  人間に 肉や皮を恵む存在と見なし、

  狩りをするたびに祈りを捧げた

めいよ【名誉】人の才能や努力の結果などに関する輝かしい評価。その光栄。ほまれ。

へペレセツ【アイヌ語】子熊のおり。

せいだい【盛大】集会・事業などが非常に盛んで大仕掛けなこと。

イオマンテ【アイヌ語】(神にささげる)熊(くま)祭り。

みやげ【土産】訪れたことのあいさつなどにする贈物。

  旅先などから持ち帰る、普通はその土地の産物で、家族・知人に配る物。

  人を訪問する時に持って行く品。

しんこう【信仰】神・仏など、ある神聖なものを(またはあるものを絶対視して)

  信じたっとぶこと。そのかたく信ずる心。

げんじつてき【現実的】現実に即していること。 転じて夢や理想を排した様。 

  現実に関係していること。 

  また、現実の法則や摂理に即していること。

しんねん【新年】新しい都市

みらい【未来】まだ来てはいない時。時間の三区分の一つで、現在より先(の全体)。

おうせい【旺盛】活力や意欲が非常に盛んな様子

せいよく【性欲】性欲は、人間の欲求の一つで性的な満足を求める本能。

ふはい【不敗】負けたことがない。

うしやま【牛山】牛山辰馬。うしやまたつうま。入れ墨を持つ脱獄囚の一人。

  三河国出身、誕生日は3月10日。屈指の巨躯を有する柔道家の大男。

  その圧倒的な強さから「不敗の牛山」と呼ばれている。

  日々の鍛錬で皮膚の一部が異常に硬くなっており、

  額に至っては五寸釘を通さないほど

  頑丈なはんぺんのような四角いコブができている。

ひじかた【土方】

  土方歳三。ひじかたとしぞう土方歳三とは、

  新撰組の副長を担った幕末の侍である。

しんせんぐみ【新選組】

  新選組は、江戸時代末期に江戸幕府の徴募により組織された浪士隊である。

  特に尊攘派志士の弾圧活動に従事した。

  発足時は24名だったが、最大時には約230名の隊士が所属していたとされる。

いしあたま【石頭】石のようにかたい頭。

  ものの考え方が固定していて融通がきかないこと。そういう人。

とうぜん【当然】

  述べる事柄が、だれが考えてもそうであるはずだという意を表す時に使う語。あたりまえ。

あぶらがみ【油紙】油紙とは、紙の表面に薄く油を引いて乾燥させたものである。

  素地となる紙の種類や表面に引かれる油の種類によって防水、耐水、防錆の用途で用いられる。

せいかく【精確】精密で正確なこと。

あんごう【暗号】通信の秘密を守るため、当事者間だけでわかるように決めた特殊な記号。

りがい【利害】利益と損害。

だいしちしだん【第七師団】第7師団は大日本帝国陸軍の師団の一つ。

  北海道に置かれた常備師団として北辺の守りを担う重要師団であり、

  北海道民は畏敬の念を多分に含め、「北鎮部隊」と呼んでいた。

いれずみにんぴ【刺青人皮】刺青人皮(いれずみにんぴ)は

  刺青の囚人から皮を剥いだものである。

  刺青はアイヌの金塊の隠し場所を示す暗号になっている。