突然ですが、
「東アジア」と聞いて思い浮かべるのはどこですか?
まず、多くの人が日本は東アジアと答えるのではないでしょうか
後は近隣の韓国や中国も東アジアでしょうか
でも中国と言えど広いですよね
中国全土が東アジアと言えるのでしょうか
さらに、北朝鮮やモンゴルは東アジアでしょうか
私の認識では、朝鮮半島は東アジアですが、モンゴルは違いますね
では、インドネシアやタイは?
多くの人が東南アジアだと思っていますよね
そうすると、インドは南アジアでしょうか
では、東アジアと東南アジアの線引きって何でしょう
漢字文化圏であること?仏教が伝来したかどうか?
これらは海を越えてアジア全土あるいは世界中に影響を及ぼしています
そう思うと曖昧な線引きですよね
そもそもアジアって何なんでしょう
授業で議題が上がったんですが、考えれば考えるほど分からなくなってくるんですよね…
じゃあ、ヨーロッパはどこ?のように本来区切りのないはずの世界に
文化や宗教といった多種入り混じる観念で線を引くのは思った以上に難しいのです!
そこで面白いのが西嶋定生氏の論文です
6~8世紀における東アジア世界を、冊封体制、簡単にいうと上下関係から説明しているんですね
でもこの論文、実は逆の発想をしているんです
つまり冊封体制から東アジア世界を規定しているんです!
さらに言うと、その視点はあくまで日本からのみに限定されているんです
つまり東アジア世界というのは、日本が大きく影響を受けた地域に限られていて
日本が勝手にそうだと思い込んでいるだけなんですね
授業を受けて、私は自分が今まで当然と思い込んでいたことが
ひっくり返るような感覚に陥りました
視点を変えて見るって大切なことですよね
ちなみに教授曰く、ヨーロッパは、ヨーロッパ以外つまりアジアやアメリカ、アフリカ等を除いた地域という、これまたヨーロッパ自身の視点から決められた地域だそうです
つまりアジアはヨーロッパが作ったと言えるのです
でも現代の私たちも自分たちのことをアジア人だと思っています
まるで共通認識のように…
世の中を正しく疑ってみることも大切なんだなと思える瞬間でした
参考文献『東アジア世界と冊封体制―六~八世紀の東アジア―』西嶋定生著




