※この記事にはPRを含みます。

ラウンジで長居したくなる宿

部屋へ行く前に、もう少しここにいたくなる。
ラウンジで過ごす時間まで、旅の一部になる宿。

 

 

※画像は宿の雰囲気をもとに作成したイメージビジュアルです。実際の外観・景観・客室・家具・施設とは異なる場合があります。

宿に着いたら、すぐ部屋へ行かなくてもいい。

チェックインを済ませて、荷物を預けて、少しだけ肩の力が抜ける時間。
そのまま部屋に向かうのもいいけれど、いいラウンジがある宿では、もう少し寄り道したくなります。

コーヒーを飲む。
本を開く。
暖炉の火を眺める。
窓の外の緑や海を、ただぼんやり見る。

ラウンジは、宿の中にある“余白”みたいな場所です。 部屋ほど私的ではなく、レストランほど目的が決まっているわけでもない。 だからこそ、旅の気分をゆっくり整えるにはちょうどいい。

今回は、宿泊者専用ラウンジ、ライブラリーラウンジ、暖炉ラウンジ、音楽を楽しめるバーラウンジなど、
「部屋へ行く前に、もう少しここにいたくなる」宿を10軒まとめました。

今回の“ラウンジで長居したくなる宿”リスト

01|ふふ 日光

02|由布院温泉 山荘 無量塔

03|志摩観光ホテル ザ ベイスイート

04|奥武雄温泉 風の森

05|NEMU RESORT

06|休暇村リトリート安曇野ホテル

07|箱根 ゆとわ

08|芝パークホテル

09|東京ステーションホテル

10|TAOYA日光霧降

01|ふふ 日光

栃木・日光|炎とクラシック音楽に誘われるラウンジ

日光で、静かにラウンジ時間を楽しむなら ふふ 日光。 エントランスを抜けた先にあるふふラウンジは、ゆれる炎とクラシック音楽が印象的な空間です。

午後はアフタヌーンティー、湯上がりには一息、食前にはシャンパン、夜にはウイスキー。 同じラウンジでも、時間によって過ごし方が少しずつ変わるのが魅力です。

ここは、ただ座るためだけの場所ではなく、宿に入った瞬間から旅の気分を整えてくれる場所。 部屋に向かう前に少し立ち止まることで、日光の滞在がゆっくり始まる感じがします。

炎を眺める、音楽を聞く、紅茶を飲む。 観光の予定を詰め込みすぎず、ラウンジの時間をあらかじめ旅程に入れておきたくなる宿です。

02|由布院温泉 山荘 無量塔

大分・由布院|音に包まれる、無量塔の象徴的ラウンジ

由布院の 山荘 無量塔 は、宿そのものの美意識が濃い一軒。 ラウンジで過ごすなら、やはり Tan’s bar が気になります。

昼はクラシック、夜はJAZZ。 劇場用スピーカーの音に包まれながら、コーヒーやお酒を楽しむ時間は、かなり贅沢です。

無量塔のラウンジは、ただ“休む場所”というより、音楽と空間に身を置く場所。 観光の途中に立ち寄るだけでも魅力的ですが、やっぱり泊まって、夜の静けさまで味わいたくなります。

古民家の重み、低い灯り、深い音。 そのすべてが、宿泊の記憶を少し濃くしてくれるラウンジです。

03|志摩観光ホテル ザ ベイスイート

三重・賢島|英虞湾を眺める、最上階の宿泊者限定ラウンジ

志摩観光ホテル ザ ベイスイート は、ラウンジからの眺めで選びたくなる宿。 最上階の宿泊者限定ラウンジでは、お菓子や飲み物を楽しみながら、英虞湾の景色をゆっくり味わえます。

この宿のラウンジ時間は、何かをするというより、景色に向かって座る時間。 海と島々が入り組む英虞湾を眺めていると、急いで観光に出かけるのが少し惜しくなりそうです。

屋上庭園へ続く流れもあり、室内のラウンジと外の空気が自然につながるのも魅力。 朝、夕方、夜で、同じ景色の見え方が変わるところまで楽しめそうです。

ラウンジで長居する理由が、ちゃんと“景色”になる宿。 大人の伊勢志摩旅に入れたい一軒です。

04|奥武雄温泉 風の森

佐賀・武雄|裸足でくつろぐ、もうひとつの居場所

奥武雄温泉 風の森 の宿泊者限定ラウンジ「slow minutes」は、名前からしてこのテーマにぴったりです。 急がず、静かに、時間の流れを少し遅くしてくれるような場所。

コーヒーや紅茶を飲みながら、名作椅子やアートが点在する空間でくつろぐ。 裸足で利用できるラウンジというのも、旅館らしいほどけ方があっていいです。

風の森は全室露天風呂付きの離れの宿なので、部屋で過ごす時間ももちろん魅力。 でも、あえてラウンジに寄って、宿の空気に少しずつ馴染んでいく時間も大切にしたくなります。

“部屋の外にも、もうひとつ居場所がある”という安心感。 二人旅にもよく似合う、静かなラウンジのある宿です。

05|NEMU RESORT

三重・志摩|音楽の記憶が残る、森と海のリゾートラウンジ

NEMU RESORT は、伊勢志摩の自然に包まれる広いリゾート。 その中にある「ザ・ロビーラウンジ」は、“音楽の聖地”と称された旧・合歓の郷の記憶を感じさせる場所です。

ここでのラウンジ時間は、クラシックホテルの重厚さとは少し違います。 海、森、空に近いリゾートで、どこか懐かしい音色にふれる時間。 広い敷地を散策したあとに、ロビーラウンジでひと息つく流れがよく似合います。

伊勢志摩の旅は、外へ出て動き回る楽しさもありますが、ラウンジに戻ってくる時間があると、滞在に余白が生まれます。

“音楽と自然のあいだで休む”ような、少しノスタルジックなリゾートラウンジです。

06|休暇村リトリート安曇野ホテル

長野・安曇野|暖炉、陽だまり、木漏れ日のラウンジ

休暇村リトリート安曇野ホテル は、ラウンジの種類が豊かな宿。 暖炉ラウンジ、陽だまりラウンジ、木漏れ日ラウンジなど、滞在中に居場所を変えながら過ごせるのが魅力です。

暖炉ラウンジでは、火を眺めながらゆっくり。
陽だまりラウンジでは、フリードリンクを片手にひと息。
木漏れ日ラウンジでは、中庭を眺めながら、時間ごとに変わる光を楽しむ。

“長居したくなる宿”というより、“長居する場所がいくつもある宿”。 安曇野の自然と、館内の落ち着いた空気がうまくつながっています。

暖炉、木漏れ日、コーヒー、椅子。 ラウンジをテーマにした記事では、かなり絵になる一軒です。

07|箱根 ゆとわ

神奈川・強羅|気軽にこもれるライブラリーラウンジ

箱根で、もう少しカジュアルにラウンジ時間を楽しむなら 箱根 ゆとわ。 東棟2階のライブラリーラウンジには、テーブル席、カウンター席、ソファ席があり、使い方を決めすぎない自由さがあります。

本を読む。
飲み物を取りに行く。
少し話す。
また静かに過ごす。

高級ラウンジの緊張感ではなく、旅先の共有リビングのような気軽さがあるのが魅力です。 フリードリンクや本棚のある空間は、雨の日の箱根旅にも心強い。

ラウンジを目的にしすぎず、でも滞在の満足度をちゃんと上げてくれる宿。 価格帯のバランスも含めて、アフィリエイト記事に入れやすい一軒です。

08|芝パークホテル

東京・芝公園|本と暖炉のあるライブラリーホテル

都内でラウンジ時間を楽しむなら、芝パークホテル も入れたい一軒です。 館内には2,000冊以上の本が並び、ライブラリーラウンジでコーヒーや紅茶を飲みながら読書を楽しめます。

さらに、暖炉のそばで本を読む時間が似合うのも魅力。 東京のホテルなのに、少しだけ旅館のような落ち着きもあります。

“観光の拠点”として泊まるだけでなく、ホテルの中で本を選び、ラウンジに座り、ゆっくり過ごす。 都市滞在の中に、静かな余白をつくってくれる宿です。

東京ステイでも、ちゃんとラウンジの記憶を持って帰りたい人に。 本好き・建築好き・ホテル好きに届きやすい一軒です。

09|東京ステーションホテル

東京・丸の内|駅舎の屋根裏で朝を過ごすアトリウム

東京ステーションホテル のラウンジ時間は、朝にあります。 宿泊者専用朝食ラウンジ「アトリウム」は、東京駅丸の内駅舎の中央最上階、屋根裏のような特別な場所。

高い天井、縦長の窓、赤煉瓦駅舎の歴史。 朝食を食べる場所でありながら、ただ食事を済ませるだけではもったいない空間です。

東京駅に泊まる、という体験そのものを、朝のラウンジがぐっと印象的にしてくれます。 慌ただしい東京の真ん中にいるのに、少しだけ時間が止まったように感じられそうです。

夜に長居するラウンジではなく、朝に長居したくなるラウンジ。 この違いが、10軒の中でもいいアクセントになります。

10|TAOYA日光霧降

栃木・日光霧降|暖炉ラウンジでほどける高原リゾート

最後は、日光の高原リゾート TAOYA日光霧降。 吹き抜けの開放的な空間に暖炉を設えたラウンジがあり、コーヒーやアルコールを楽しみながら過ごせます。

ここは、ラグジュアリーに張りつめたラウンジというより、家族や友人とも使いやすい、開放感のあるラウンジ。 高原の空気、温泉、食事、そして暖炉のある共有空間。 旅の気分をわかりやすく盛り上げてくれます。

日光観光のあとに戻ってきて、暖炉の火を眺めながら飲み物を一杯。 そんな使い方が自然に浮かぶ宿です。

10軒の締めとして、少しカジュアルで予約しやすいリゾート感を入れたくて選びました。

まとめ

いいラウンジがある宿では、旅の始まり方が少し変わります。

チェックインしたら、すぐ部屋へ。
それももちろんいいけれど、ラウンジで少しだけ座ってみる。

コーヒーを飲む。
本を開く。
暖炉を見る。
音楽を聞く。
窓の外の景色を、ただ眺める。

そうしているうちに、日常の速度が少しずつ落ちて、旅の時間に切り替わっていく気がします。

次の宿選びでは、部屋や食事だけでなく、
「ラウンジでどんな時間を過ごせそうか」も見てみると、少し違う一泊になるかもしれません。

部屋へ行く前に、もう少しここにいたくなる。
そんなラウンジのある宿を、次の旅の候補にしてみてください。

※掲載内容は変更になる場合があります。最新の営業状況・料金・プラン内容・ラウンジ利用条件等は、各宿泊予約ページ・公式サイト等でご確認ください。

※ラウンジの利用時間・対象者・提供内容は、宿泊プランや時期によって異なる場合があります。

※この記事にはPRを含みます。

いい椅子に出会う宿

旅先で、座る場所を覚えていることがある。
椅子の名前まで、少しだけ持って帰りたくなる宿。

 

 

※画像は宿の雰囲気をもとに作成したイメージビジュアルです。実際の外観・景観・客室・家具・施設とは異なる場合があります。

宿の記憶って、景色や食事だけでできているわけではないと思います。

窓辺に置かれた一脚。
ラウンジの隅にあった低い椅子。
暖炉の前で、誰かを待っているように見えた革張りの椅子。

いい椅子がある宿では、旅の時間が少し変わります。

観光に出かける前に、もう少しだけ座っていたくなる。
本を開いたまま、景色を見てしまう。
コーヒーを飲み終えても、立ち上がるのが惜しくなる。

今回は、ただ“座り心地がよさそう”というだけではなく、
フィン・ユール、ジョージ・ナカシマ、ポール・ケアホルム、イサム・ノグチ、飛騨産業など、
椅子や家具の背景まで気になってしまう宿を集めました。

旅先で、椅子の名前まで覚えて帰る。
そんな少し変わった宿選びも、かなり楽しいと思います。

今回の“いい椅子に出会う宿”リスト

01|HOUSE OF FINN JUHL HAKUBA

02|山荘 無量塔

03|里山十帖 THE HOUSE IZUMI

04|天橋立離宮 星音

05|オリーブの宿「澳邸」

06|SHIROIYA HOTEL

07|TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK

08|界 奥飛騨

09|奥武雄温泉 風の森

10|仙石原古今

01|HOUSE OF FINN JUHL HAKUBA

長野・白馬|フィン・ユールの家具に囲まれる、小さなデザインホテル

このテーマで最初に入れたいのは、やっぱり HOUSE OF FINN JUHL HAKUBA。 名前の通り、デンマークの家具デザイナー、フィン・ユールの世界観に浸れる宿です。

客室はもちろん、ラウンジやダイニングなど、宿全体がフィン・ユールの家具を中心に構成されています。 Chieftain、Pelican、Poet、Japanなど、椅子や家具の名前がそのまま部屋の名前になっているのも楽しいところ。 ただ泊まるというより、フィン・ユールの椅子を実際に使いながら過ごす小さな滞在型ミュージアムのようです。

朝、白馬の光が入る部屋で、低い椅子に座る。
窓の外には山があって、部屋の中には北欧の家具がある。
その組み合わせだけで、かなり静かな旅になります。

椅子好き、北欧家具好きなら、ここはかなり本命。
“いい椅子に出会う宿”というより、“いい椅子に会いに行く宿”と言ったほうが近いかもしれません。

02|山荘 無量塔

大分・由布院|古民家ラウンジで、名作椅子と音に沈む

由布院の 山荘 無量塔 は、宿そのものの美意識が強い一軒。 その中でも、椅子のある時間を考えるなら、喫茶ラウンジ Tan’s bar がとても気になります。

築年数を重ねた古民家の空間、大きな梁、低い灯り、そして存在感のあるオーディオ。 そこに北欧やモダン家具の椅子が置かれているというだけで、もうかなり贅沢です。 和の古民家とフィン・ユールのような北欧の曲線、ル・コルビュジエのようなモダンな輪郭が同じ場所にある。 その少し不思議な混ざり方が、無量塔らしい気がします。

椅子に座って、音楽を聴いて、湯布院の時間がゆっくり進むのを待つ。
観光の途中で立ち寄るのもいいけれど、できれば泊まって、夜の静けさまで味わいたい場所です。

家具の固有名については時期や配置によって変わる可能性があるので、この記事では“名作椅子に出会えるかもしれないラウンジ”として見ておきたいところ。 それでも、この空間で一脚の椅子に腰をおろす時間は、かなり記憶に残りそうです。

03|里山十帖 THE HOUSE IZUMI

新潟・南魚沼|古民家に、チーフテンチェアと現代アート

里山十帖 THE HOUSE IZUMI は、今回の中でもかなり濃い一軒です。 古民家に名作家具と現代アートを合わせる、という時点でかなり強いのですが、家具のラインナップも本気。

フィン・ユールの チーフテンチェア、ハンス J. ウェグナーの サークルチェア、ル・コルビュジエの LC3 など、美術品のような家具が置かれた空間。 普通なら少し緊張してしまいそうな名作椅子たちが、古民家の梁や畳、土間のような気配の中で、ちゃんと暮らしの椅子として存在しているのがいい。

ここでは、椅子を見る時間と、椅子に座る時間の両方が楽しそうです。 チーフテンチェアの彫刻みたいな存在感を眺める。 サークルチェアの丸い輪郭に身を預ける。 LC3のゆったりしたボリュームに沈みながら、古民家の天井を見上げる。

“いい椅子に出会う宿”を、インテリア好き向けにしっかり成立させるなら、ここは外せません。 ただの宿紹介ではなく、家具を見る旅としても成立しそうです。

04|天橋立離宮 星音

京都・宮津|海を眺める、ポール・ケアホルムの椅子

天橋立離宮 星音 は、海を眺める宿としても魅力がありますが、今回は家具の視点で見たい一軒です。 特別室には、Fritz Hansenの名作家具や、ポール・ケアホルムの PK22 ラウンジチェア などが置かれていると紹介されています。

PK22は、細くて軽やかなフレームと、ゆったりした座面のバランスが美しい椅子。 強く主張するというより、空間の余白をきれいに見せてくれるタイプの椅子です。 海の近くの宿で、この椅子に座るというのはかなりいい。

バルコニーにはDEDONのチェアもあるようなので、室内の名作椅子と、外のリゾートチェアの両方を楽しめるのもポイント。 昼は部屋の椅子で静かに過ごして、夕方は外の椅子で空を見る。 同じ“座る”でも、時間によって気分が変わります。

ここは、家具好きとリゾート好きのちょうど真ん中。 椅子のデザインを楽しみつつ、ちゃんと旅先らしい開放感もある一軒です。

05|オリーブの宿「澳邸」

香川・高松|ジョージ・ナカシマの椅子と、イサム・ノグチの灯り

オリーブの宿「澳邸」 は、かなり好きな変化球。 一日一組限定の宿で、リビングにはジョージ・ナカシマの コノイドチェア、そしてイサム・ノグチの AKARI が配されています。

椅子と灯りが一緒に記憶に残る宿、というのがいい。 コノイドチェアの木の存在感と、AKARIのやわらかい光。 どちらも強い作品なのに、空間の中では派手すぎず、静かにそこにある感じがします。

ここでは、椅子に座るというより、椅子のある家で一晩過ごす感覚に近そうです。 縁側、庭、オリーブの木、光の落ち方。 一脚の椅子が、宿全体の空気を決めているような気がします。

家具や工芸が好きな人にはかなり刺さりそう。 “いい椅子に出会う”だけでなく、“椅子と灯りがつくる暮らしに少し入る”宿として紹介したい一軒です。

06|SHIROIYA HOTEL

群馬・前橋|ジャスパー・モリソンの部屋に泊まる

SHIROIYA HOTEL は、アートホテルとしても知られていますが、今回は“椅子のある部屋”として見たい宿。 特に気になるのは、イギリスのデザイナー、ジャスパー・モリソンが手がけた客室です。

ジャスパー・モリソンのデザインは、目立ちすぎないのに、使うほどに気持ちよさがわかるような印象があります。 華やかな名作椅子を見に行くというより、よく考えられた椅子や家具の中で、すっと過ごす感じ。

さらに、minä perhonenの部屋では、オリジナルファブリックで張られたヴィンテージチェアなども紹介されています。 椅子そのものの形だけでなく、布、色、手触りまで含めて楽しめるのがSHIROIYAらしいところ。

この宿は、家具単体を見せるというより、椅子・アート・建築・街の気配が混ざる感じが魅力。 前橋という場所に、こういうデザインホテルがあること自体も少しうれしいです。

07|TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK

東京・富ヶ谷|都会の部屋に、北欧と日本の静けさを置く

東京の宿からは、TRUNK(HOTEL) YOYOGI PARK を入れたいです。 代々木公園の近く、都市の中にありながら、少し肩の力が抜けるようなホテル。

このホテルは、芦沢啓治建築設計事務所とNorm Architectsの関わる空間で、家具にはカリモク家具やAriakeなどの名前も見られます。 北欧的な静けさと、日本の木工のやわらかさが重なるような雰囲気。

ここで出会う椅子は、名作家具を一点だけ見に行くというより、部屋全体の居心地をつくる椅子。 小ぶりなラウンジチェア、バルコニーの椅子、窓際に置かれた一脚。 大きな家具ではなく、都市の部屋にちょうどよく収まる椅子が似合いそうです。

旅というより、少し良い週末の延長。 ホテルの椅子に座って、外の緑を見て、東京にいるのに少し遠くへ来たような気分になる。 そういう使い方ができそうな一軒です。

08|界 奥飛騨

岐阜・奥飛騨|飛騨の木工に座る温泉旅館

温泉旅館枠として入れたいのが、界 奥飛騨。 ここでは、飛騨産業の家具が導入されていて、SUWARIラウンジチェアやロッキングチェアなどの名前が確認できます。

飛騨の家具は、派手さよりも、手触りや身体へのなじみ方が気になります。 温泉に入ったあと、畳や木の空間に置かれた低めの椅子に座る。 そのとき、椅子が主役になりすぎず、湯上がりの身体を静かに受け止めてくれる感じがいい。

北欧家具やイタリア家具とは違って、ここで出会うのは、日本の木工の椅子。 曲木、木目、背中に触れる角度。 そういう細かなことを感じながら、温泉旅館で過ごすのもかなり良さそうです。

“デザイナー家具の宿”というと洋の空間を思い浮かべがちだけど、木の椅子が似合う旅館もちゃんと入れたい。 この一軒があることで、記事全体に日本の椅子の静けさが入ります。

09|奥武雄温泉 風の森

佐賀・奥武雄|お気に入りの一脚を探したくなるロビー

奥武雄温泉 風の森 は、椅子の固有名で語るというより、“椅子を選ぶ楽しさ”がある宿として入れたい一軒です。 公式にも、北欧と和をテーマにしたインテリア、館内のデザイナーズチェア、オーナー厳選のチェアについて紹介されています。

ロビーに入って、どの椅子に座ろうか少し迷う。 暖炉のそば、雑誌の近く、コーヒーを飲む場所。 旅館のチェックインなのに、家具店でお気に入りの一脚を探すような楽しさがあるのがいい。

ここは全室露天風呂付きの離れの宿なので、部屋にこもる時間も魅力ですが、あえてロビーの椅子を覚えて帰るのもよさそうです。 宿に着いてすぐの、まだ少し外の気分が残っている時間。 その時間を、椅子がやわらかく受け止めてくれる。

北欧と和、デザイナーズチェアと温泉旅館。 その少し意外な組み合わせが、今回のテーマにぴったりです。

10|仙石原古今

神奈川・箱根|EDRAやCappelliniに囲まれる、全5室の小さな宿

最後は、箱根の 仙石原古今。 全5室のスモールラグジュアリーホテルで、客室ごとに異なるインテリアが配されているのが魅力です。

ロビーにはEDRA社のPack Sofa、客室にはCappellini社製のソファや椅子が置かれる部屋もあると紹介されています。 ここでの椅子やソファは、静かに馴染むというより、空間の印象をぐっと決めるタイプ。 箱根の自然と、イタリア家具の少し強い造形が同じ部屋にある感じが面白いです。

大きな窓、温泉、プライベートサウナ、広い客室。 その中で、椅子やソファが“どこで休むか”を決めてくれる。 ベッドに倒れ込む前に、まず椅子に座って景色を見る。 そういう順番で過ごしたくなります。

今回のリストの中では、もっともラグジュアリー寄りの締め。 椅子をきっかけに、部屋の設え全体まで見たくなる宿です。

まとめ

旅先で出会う椅子は、少し不思議です。

観光名所のように写真を撮るわけではないのに、
あとから思い出すと、なぜかその椅子のことを覚えている。

窓のそばにあった椅子。
暖炉の前の椅子。
本を読むための椅子。
湯上がりに座った木の椅子。

いい椅子がある宿では、旅の速度が少し落ちます。 どこかへ行かなくても、そこに座っているだけで、ちゃんと時間が進んでいく。

そして、フィン・ユールやジョージ・ナカシマ、ポール・ケアホルム、イサム・ノグチ、飛騨産業の椅子や家具に出会えるなら、宿泊は少しだけ“家具を見る旅”にもなります。

次の旅は、景色や食事だけではなく、
「どんな椅子に座って過ごしたいか」で選んでみるのもよさそうです。

※掲載内容は変更になる場合があります。最新の営業状況・料金・プラン内容・家具の配置等は、各宿泊予約ページ・公式サイト等でご確認ください。

※家具・椅子の情報は、公式サイト・宿泊予約ページ・公開記事等をもとに記載しています。時期や客室タイプにより、実際に利用できる家具・配置が異なる場合があります。

※この記事にはPRを含みます。

階段が絵になる宿

上るたび、少し気分が変わる。
階段の先に、旅の物語がある宿。

 

 

※画像は宿の雰囲気をもとに作成したイメージビジュアルです。実際の外観・景観・客室・施設とは異なる場合があります。

宿の中で、つい見てしまう場所があります。

ロビーでも、部屋でも、ラウンジでもなく、たとえば階段。

一段ずつ上るあいだに、少しだけ気分が変わる。
日常から旅へ。外から内へ。にぎやかさから静けさへ。
そんな小さな切り替わりが、階段にはある気がします。

今回は、建物の中や庭先やアプローチで、
“階段がちゃんと風景になっている宿”を10軒選びました。

クラシックホテルも、洋館も、旅館も少しずつ。
上るだけで、少し物語の中に入れそうな宿たちです。

今回の“階段が絵になる宿”リスト

01|万平ホテル

02|富士屋ホテル

03|奈良ホテル

04|日光金谷ホテル

05|神戸北野ホテル

06|雲仙観光ホテル

07|THE HOTEL SEIRYU 京都清水

08|強羅花壇

09|四万温泉 積善館

10|下呂温泉 湯之島館

01|万平ホテル

長野・軽井沢|高原のクラシックホテルへ続く階段

軽井沢の空気の中で、宿へ向かう時間からもう旅が始まっている感じがします。

庭や建物の気配に包まれながら階段を上る時間が、かなりきれい。高原のやわらかい光と相性のいい一軒です。

02|富士屋ホテル

神奈川・箱根|物語の入口みたいな階段が似合う名ホテル

建築そのものに見どころが多くて、階段もちゃんと風景の一部になっています。

宿へ入る、上る、振り返る、そのひとつひとつが絵になりそう。少し特別な気分に切り替えたい日に似合います。

03|奈良ホテル

奈良|静かな気品の中を上っていく宿

派手ではないのに、ちゃんと印象に残る。そんな階段が似合うホテルです。

木の質感ややわらかな光と一緒に、少し背筋が伸びるような時間が流れそう。落ち着いた大人の旅に合います。

04|日光金谷ホテル

栃木・日光|歴史のあるホテルで、少し旅を深くする階段

山の近くのクラシックホテルには、階段がよく似合います。

日光金谷ホテルは、少し昔の旅情まで含めて味わえそうな一軒。上る時間そのものに物語が生まれそうです。

05|神戸北野ホテル

兵庫・神戸|異国っぽい気分に切り替わる階段

街の中にありながら、少しだけ別世界の入口みたいな空気があります。

宿に入って、階段を上って、気分がふっと変わる。そんな“旅のスイッチ”みたいな役割をしてくれそうな一軒です。

06|雲仙観光ホテル

長崎・雲仙|山のクラシックホテルへ向かう静かな階段

霧や木々や石の気配と、階段の相性がよさそうな宿です。

朝でも夕方でも雰囲気が出そうで、少し静かな山の旅にぴったり。クラシックホテルらしい落ち着きも魅力です。

07|THE HOTEL SEIRYU 京都清水

京都・東山|傾斜地の記憶をのぼる宿

このテーマの中では少しモダンな変化球。

傾斜地に建つ建物らしい流れの中に階段があり、ただの移動ではなく、空間のリズムとして効いています。京都らしい静けさもあって、かなり良いバランスです。

08|強羅花壇

神奈川・箱根|余白のある和の階段

和の宿の階段は、主張しすぎないのに、ちゃんと記憶に残る気がします。

強羅花壇は、空間の余白そのものが美しい宿。階段も、その静けさの一部として絵になってくれそうです。

09|四万温泉 積善館

群馬・四万温泉|灯りと段差が、そのまま旅館の風景になる宿

橋や建物の印象が強い宿だけれど、段差や石の気配もかなり魅力的です。

夕方の灯り、夜の静けさ、館内へ向かう流れまで全部がやさしくつながる。旅館らしい情緒を入れるなら外せない一軒です。

10|下呂温泉 湯之島館

岐阜・下呂温泉|高台へ向かう感じまで含めて絵になる宿

宿へ近づいていく時間から、もう少し特別な感じがある宿です。

文化財の建築と自然の中で、階段や段差が“到着の気分”をつくってくれそう。旅館らしい重みと静けさがあって、締めにちょうどいい一軒です。

まとめ

宿を選ぶとき、部屋や食事や温泉のことはよく見るけれど、
階段まで好きになれる宿って、少し特別だと思います。

上るたびに景色が変わる。
振り返ると、さっきまでいた場所が少し遠く見える。
その小さな移動が、旅の気分をつくってくれる。

次の旅では、目的地だけじゃなくて、
“どんな階段を上ってその宿に入るか”でも選んでみると、少し違う一泊になるかもしれません。

物語の入口みたいな階段を、ぜひ探してみてください。

※掲載内容は変更になる場合があります。最新の営業状況・料金・プラン内容等は、各宿泊予約ページ・公式サイト等でご確認ください。