【日本居酒屋紀行】
神奈川県小田原市が誇る
最高の居酒屋「大学酒蔵」
GOTRIP! 2024 05 19
どんな居酒屋にも
そのお店に通う人々の思いが重なり、
そしてそのたくさんの思いは
それぞれの居酒屋が醸しだす
独特の雰囲気となっていく。
それゆえ、日本各地に多く人々を
虜にする居酒屋がキラ星のごとく
数多存在しているのだ。
そんな全国にある
美味しい居酒屋の中から、
今回は、神奈川県小田原市にある
最高のコの字居酒屋をご紹介したい。
お店の名前は「大学酒蔵」だ。
・まがうこと無き本物の酒場、
それが「大学酒蔵」
こちらのお店、小田原駅からは
歩いて15分程度の場所にある。
現在の多くの都市は駅が中心となった
町づくりがなされているため、
不便な場所だと感じるかもしれない。
しかしながら小田原は江戸時代よりも
前から小田原城を中心として
成立していた町。
江戸時代になり東海道が整備されたため、
旅人の往来によって東海道を中心とした
発展を遂げていく。
さらに明治に入ると時の明治天皇が
地引網漁の様子を行幸(ぎょうこう)
したことから「御幸の浜」と呼ばれ、
小田原の魚介類はさらなるブランドを得る。
漁場は海産物による莫大な富を生み、
当時の網元が創業した料理店
「だるま料理店」は、
現在国の有形登録文化財にも
指定されているほどだ。
そんな小田原の歴史が積み重なっている
エリアに鎮座するのが今回ご紹介する
「大学酒蔵」なのだ。

ひとたび暖簾をくぐると、
このお店が積み重ねてきた
素晴らしい歴史を感じることが
できるだろう。


・何を食べても美味しい、
それが「大学酒蔵」の流儀
こちらのお店、何を食べても
美味しいのだが、日替わりの
短冊メニューからオーダーしたい。
特にその日あがった魚の料理は、
どれも絶品だ。
そんな美味しい酒の肴と一緒に、
美味しい酒を味わう。
飲兵衛にはたまらない、
言葉にできない、つい笑みが
溢れてしまう瞬間がここには
あるのだ。
小気味のいい包丁とまな板の音、
テレビから流れる相撲の音、
そして風格のあるコの字カウンター、
常連さんとお店の方との会話、
それら全てがこのお店の
素晴らしい酒の肴だということに
気が付く。



もし嫌いでなければ、
小田原産のレモンを使った
レモンサワーを味わっておきたい。
美味しい酸味がキレよく味わえる、
香り高いレモンサワーは、
「大学酒蔵」のフライによく合う。

お腹に余裕があるのであれば、
ミックスフライをオーダーして
おきたいところだ。


この日、シメに
オススメされたのは、アンコウ鍋。
相模湾の豊かな恵みをシンプルな
醤油ベースのダシでいただく
アンコウ鍋は素晴らしい味わい。




もし小田原を訪れる機会があるのであれば、
こちらのお店を訪れてみてはいかがだろうか。
駅から少し離れていて旅人には
少し不便かもしれない。
ただ、この場所にあるからこその
積み重ねを愛しく思える、
そんな旅の目的地になる居酒屋かもしれない。
そんな「大学酒蔵」に入学したのなら、
きっと季節ごとの美味しい相模湾の
魚を肴に、定期的に小田原を
訪れたくなるのかもしれない。
<お店の情報>
お店 大学酒蔵(ダイガクサカグラ)
住所 神奈川県小田原市本町2-14-3
営業時間 17:00 〜 21:00
定休日 日曜日・祝日
C 大学と名の付く飲食店を
いくつか知っているが、
個人的にはラーメン大学という名の
ラーメンショップを思い浮かべる。
あれってチェーン展開していた
お店でしたっけ?