駅舎前の名物立ち食いうどん屋 | 旅芸☆ナビ

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大道芸人バスカータンプの
旅と大道芸をテーマにした活動手記。

 立ち食いうどんマニアが
 最後にたどり着く最高のお店
 富山県小矢部市の石動駅(いするぎえき)
麺類食堂


 GOTRIP! 2018 2 25 gotrip


うどんと言えば、讃岐うどんや稲庭うどんなど、
全国各地にさまざまなうどんがあり、
独自の進化を遂げている。

讃岐や稲庭だけでなく、
長崎県には五島うどんがあり、
群馬県には水沢うどん、富山県には氷見うどんなど、
単純にうどんそのものの種類もたくさんあり、
そのうどんに合うツユや具が、それぞれの地域で
それぞれの味を醸成してきたのだ。

そんな日本中に数えきれないほど存在する
うどん店の中に置いて、立ち食いうどんマニアが
最後にたどり着くと言われる聖地がある。
それが今回ご紹介するお店、富山県小矢部市にある
麺類食堂」だ。


・初見で読める人がほぼ存在しない地名
石動駅
(いするぎえき)」の名店

こちらのお店、能登半島の付け根の中心と
言ってもいい場所、富山県小矢部市に存在しており、
あいの風とやま鉄道線の石動駅(いするぎえき)の
駅のうどん・そばのお店として、地域の方々に
親しまれている。

その親しまれ方たるや、ハンパではない。
年末年始のお雑煮の代わりにと、鍋を抱えて
地元の方がお店を訪れるほど。

地元で愛されるダシの効いた絶品うどんの
味わえるお店として、この地の人々を
魅了し続けているのだ。



・ため息まで香る美味しいダシとうどんの競演

こちらのお店、様々なメニューが存在しているのだが、
オススメは天ぷら月見うどんだ。



美味しいダシをしっかりと吸い込んだ
小エビの天ぷらは、美味しいダシの中に
ほろほろとほどけていく。

そこに生卵の甘みが加わるのだから、
美味しくない訳がない。

また富山名物の赤巻かまぼこが薄くスライスされており、
この地でしか味わえない美味しい駅の立ち食いうどんを
形成しているのだ。



・残念ながら今年度末で建て替え工事へ

非常に残念なのだが、こちらのお店、
駅の老朽化に伴い今年度末で建て替え工事が
行われるとのこと。

そのため、これまで愛されてきたお店とは
今年度でお別れなのだと言う。

古くから愛されてきた石動駅の雰囲気で
いただけるのは、あと1ヶ月とすこしという状況なのだ。




もし、金沢や富山を旅する事があるのであれば、
観光地のさらにその奥へと足を伸ばしてみては
いかがだろうか。

その場所で生まれ育った人間にしか分からない
テレビのコマーシャルがあるように、
その場所でしか存在していない美味しいグルメが
日本全国に存在している。

そんな地元の方々に愛され続けている、
本当の地元の味わいに舌鼓を打つ旅。

そんな旅に出かけたのなら、大げさかもしれないが、
きっとこの世に産まれてきた幸せを、これまでよりも、
ほんの少しだけ感じられるのかもしれないのだ。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

お店 麺類食堂 (めんるいしょくどう)

住所 富山県小矢部市石動町11-10 石動駅構内

営業時間 5:30~21:00

定休日 なし

 


 地元民は勿論、鉄道マニアも挙って降り立ち
  食べていたという伝説の立ち食いうどん屋。
  駅舎やホームに店舗を構えるお店が年々
  少なくなって来た。

  新しい駅舎になってからの状況は
  確認されていないので、知っている方、
  訪れた方の情報を検索してほしい。

 

  PS.

 

 

  2020年、新たに建て返した駅舎はJRのコンビニが

  入っており、図書館も併設されている。

 

 

  かつて駅前に隣接して営業していた『麺類食堂』は

  駅舎が建て替えしたことにならって新たに駅前に

  建て替えられて営業しているので御安心を!