ウクライナが欲しがるドイツ戦車レオアルド2とは? | 旅芸☆ナビ

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 情報BOX:独戦車「レオパルト2」、
 ウクライナが欲しがる理由


 Reuters 2023 1 26


[25日 ロイター] - ドイツ政府は25日、
独製主力戦車「レオパルト2」をウクライナ
供与すると発表した。

ポーランドなどの保有分をウクライナに
提供することも認める。

 情報BOX:独戦車「レオパルト2」、ウクライナが欲しがる理由
 © Thomson Reuters

ウクライナ政府は、数カ月前から
ロシアの防衛線を突破するには
火力の増強が必要だと訴えてきた。

特に英国の「チャレンジャー2」や
米国の「M1エイブラムス」など
他の戦車に対して優位性がいくつもあるとして、
レオパルト2の提供を強く求めていた。

<レオパルト2が欲しい理由>

レオパルト2の強みは西側陣営で
最も優れた戦車の1つということに加えて、
最も広く使用されている戦車の1つだという点にある。

現在、20カ国ほどで運用されており、
いくつかの国が保有分の一部をウクライナ支援に
回すことが可能だ。単一のモデルを大量に運用すれば、
ウクライナにとっては乗員の訓練や保守管理が
しやすくなる。

レオパルト2は1978年に製造が始まり、
累計生産台数は3500両余りに上る。
ドイツのクラウス・マッファイ・ヴェクマンと
ラインメタルが共同生産し、重量60トン強、
口径120ミリの滑腔砲を備え、最大射程距離は
5キロメートル。カナダ、デンマーク、フィンランド、
オランダ、ノルウェー、オーストリア、ポーランド、
スペイン、スウェーデン、トルコなどで運用されている。

<調達可能な数>

レオパルト2は広く運用されているが、
旧ソ連崩壊後に多くの国が軍隊の規模を
大幅に縮小したため、欧米のほとんどの国では
戦車や重火器が不足している。

ドイツの軍事専門家、カール・シュルツ氏によると、
ドイツは冷戦が最も激しかった時期に主力戦闘用戦車を
約4000両保有していたが、現在保有する
レオパルト2は約350両。

また、レオパルト2を
すぐに大量に購入することは不可能だ。

ドイツの防衛産業は法律によって
在庫維持のための生産を禁じられている。
通常、新しい戦車を発注する国は納入まで
2-3年待つ覚悟が必要だ。

仮に生産が拡大されても、最初の出荷まで
少なくとも2年かかると専門家はみている。

<代わりの戦車はあるか>

米国はゼネラル・ダイナミクス社製の
M1エイブラムス数千両を運用しており、
米政府関係者によると、これまでの方針を
転換してウクライナに数十両を提供する構え。

しかし、M1エイブラムスはガスタービンエンジンで
駆動し、燃料の消費量が多い。

軽油でも駆動可能とはいえ、ウクライナにとっては
燃料の補給維持が難しく不向きと見られている。

レオパルト2はケロシンよりも入手しやすい
軽油を燃料とし、燃費も優れている。

英政府は今年1月にチャレンジャー2
14両提供すると発表した。

だが、レオパルト2と違って運用が広がっておらず、
ウクライナに提供できる数量に限りがある。

また、120ミリの滑腔砲を搭載する
M1エイブラムスやレオパルト2と異なり、
チャレンジャー2が搭載しているのはライフル砲で
弾薬も異なるため、相互運用性の面でも制約がある。

フランスは120ミリ滑腔砲を搭載する
主力戦車・ルクレールの提供を検討していると
明らかにし、全ての選択肢を検討する方針を示した。

しかし、海外の軍事活動の面から
提供可能な数に制限がある。

また、ルクレールは保守管理の負担が重く、
ウクライナにとって理想的とは言えないとしている。



C ドイツ製の戦車レオパルド2は防御面・攻撃面など、

  あらゆる点でバランスよく設計・製造された

  戦車であり、冷戦時、ワルシャワ条約機構の戦車部隊に

  対抗するため開発されており、NATO加盟国の

  主力戦車としてヨーロッパの西側諸国で採用されている。

  

  ただし、現行の主力戦車の殆どが重量が50~60トンと

  重く、そのため2000馬力のエンジンを搭載しているが、

  そのぶん燃費も悪く、やはり燃料補給の問題が

  付きまとうだろうね…。

 

  ガスタービンエンジン搭載の

  アメリカ製エイブラハムM1戦車なんか、もっと最悪。

  あの国は昔から戦車のエンジンの開発が下手なんだよね。

  未だに高性能なディーゼルエンジンを開発できないでいる。