ペンペンの股関節脱臼を修理・・・。 | 旅芸☆ナビ

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大道芸人バスカータンプの
旅と大道芸をテーマにした活動手記。

昨年の10月、由利本荘市で開催された
国民文化祭・人形劇フェスティバル出演直前に、
操り人形のペンペン(ペンギンのマリオネット)の
可関節が脱臼しているのが判明。

本来であれば、作家さんに依頼して
修理すればいいのですが、そんな猶予はありません。
応急処置では十分ではなさそうなので、
自分で修理を行うことにしました。



↑ 木製のシャフト(芯棒)から金属製のシャフトに交換。

本来、使用されている木製のシャフト(芯棒)は
直径4ミリから4.5ミリ程度の物で、
まるで毛糸の編み棒の様な代物でした。
同じ物を使っても耐久性が期待できないので、
思い切って、金属製の物に交換する事にしました。



↑ 金属製のシャフト交換作業に取り掛かる。

今回使用する金属製シャフトは
直径5ミリ・長さ110ミリ、
片側の一部のみネジ溝がある物を使用。

干渉する部分にワッシャーを咬ませ、
金属製のスペーサー(短めのパイプ)を装着。

導入直後、歩行中に操り人形の両足(水かき)が
お互い踏んづけてしまう現象が見られたので、
スペーサーをシャフトに取り付け、
腰周り(股関節)を広げることで改善されました。





↑ シャフトが貫通する股関節部分の穴。

細い木製の芯棒(シャフト)を通す前提のため、
穴の経が小さい。

このままでは直径5ミリの金属製シャフトが通らないので、
+(プラス)ドライバーの先端でグリグリさせながら穴の
直径を広げる。





↑ 最後に蝶ネジを取り付けて作業完了。


金属製シャフトはホームセンターで購入。

歩行障害の改善にスペーサーの効果は絶大でした。
作業に要する時間は調節を含めて15分程でした。