「艦隊これくしょん」には社会教育的な要素もあると記したとおり、筆者もゲームがきっかけで始まった趣味があります。それがノンアルコールカクテル作りです。過去の記事 続・この世は学びに満ちている | 社会教育の羅針盤 (ameblo.jp) でも少し触れていますが、もはや生活の一部になっています。

 

「艦隊これくしょん」には多くのコミカライズ作品があります。どの作品も特徴が異なり、艦これプレイヤーであれば必ず一つは楽しめる作品があると思います。そんな作品群の中で筆者に行動の変容を促したのが、「今宵もサルーテ」です。

 

 

 

「今宵もサルーテ」は、アメリカ海軍のカサブランカ級護衛空母ガンビア・ベイをモデルとした艦娘ガンビア・ベイ、フランス海軍の水上機母艦コマンダンテストをモデルとした艦娘コマンダンテスト、ソ連海軍の駆逐艦タシュケントをモデルとした艦娘タシュケントの3人が主人公として活躍する作品です。鎮守府内に使われなくなったバーカウンターを見つけ、ガンビア・ベイの怖がりを克服するためにバーテンダーとしてカクテルを作りながら奮闘するというお話です。森永ミキ先生の描く艦娘はみんな可愛く、特徴を捉えていて「これは艦これの漫画だな」と実感できます。

 

「今宵もサルーテ」は他の艦これコミカライズ作品と異なり、酒メーカーの協力を得てお酒のコラムが記載されています。「艦隊これくしょん」というゲームを入り口にして「おいしいお酒を味わってほしい」という意図を感じることができます。

 

艦娘たちが会心のカクテルを作ったときのカットが非常にかっこよく描かれています。

 バーテンダーとしての挫折を味わったコマンダンテストが、立ち直るきっかけとなったバーベキューで鎮守府の仲間にカクテルを作った際の一コマです。かっこよく、可愛いですね。

 筆者はこれを真似してみたく、カクテル作りを始めてみることにしました。しかし困ったことに筆者はアルコールに大変弱く、カクテルを作っても飲むことができません。そこで、全てノンアルコールで作ることにしました。

 

これまでに20作以上のノンアルコールカクテルを作っています。その中には、一人暮らしを始めた筆者の食生活に密接にかかわるカクテルもあります。その一つを今回紹介しようと思います。

 

 

用意するのは、ヨーグルト、マーマレードジャム、牛乳だけです。ヨーグルトは低脂肪高たんぱくの oikos を選んでいます。oikosのヨーグルトは高たんぱくなのですが独特の癖があり、筆者はそのまま食べるのが苦手です。

 

 

まずはマーマレードジャムをシェイカーの中へ。スプーン一杯分で大丈夫です。

 

 

次にヨーグルトを全てシェイカーへ。このときスプーンを使ってジャムとヨーグルトを軽く混ぜておくことをお勧めします。

 

 

そして牛乳100ccをシェイカーに投入します。材料を全てシェイカーに入れたら、蓋をしてシェイクします。シェイクしている瞬間は、「自分は今カクテルを作っている」と実感できる瞬間です。

 

 

完成です。マーマレードラッシー!!

 

ラッシーはインド圏で飲まれている牛乳とヨーグルトを混ぜたカクテルだそうです。そのままではねっとりとした飲み心地のため人を選びますが、マーマレードジャムを加えることで飲みやすくなりました。

 

 

全粒粉食パンにフルーツバターを載せて、通常の食事では不足しがちなたんぱく質や食物繊維を摂ることができます。フルーツバターも「今宵もサルーテ」で作り方を学びました。

 

これだけの行動の変容を筆者に与えた「艦隊これくしょん」は、もう立派な社会教育ではないでしょうか。

 

ノンアルコールカクテルは、ドリンクバーでジュースを混ぜるような感覚で手軽にできるのでおススメです。ぜひ皆さんも挑戦してみてください。