
人魚伝説のモデルになったと言われるジュゴンを日本で唯一飼育展示しています。
ジュゴンは、イルカやアザラシ、そして私たち人間と同じ哺乳動物の仲間で、昔から人魚伝説のモデルとして親しまれてきました。かつては大西洋を除く熱帯、亜熱帯の海に広く生息し、沖縄付近にもかなりの数がいましたが、今では日本近海などでその姿を見ることはほとんどありません。現在は生息数が減少したため国際保護動物に指定されています。
ジュゴンやマナティーは海牛類と呼ばれています。水中をゆっくりと泳ぎながらジュゴンが好物の海草を食べている様子は、まさに草原で草を食べている牛を想像させます。しかし、歯の仕組みはゾウなどに似ていて、小さな牙もはえることから、ゾウと近縁だろうと考えられています。
ジュゴンの飼育
ジュゴンの飼育の試みは、1955年にサンフランシスコのスタインハルト水族館が、パラオ諸島で捕獲されたジュゴンを飼育したのが最初です。世界で30例以上の飼育記録がありますが、いずれも短期間の飼育に終わっていました。性質はおとなしいジュゴンですが、とても神経質で音や光に敏感なため、飼育は非常に難しいと言われています。
鳥羽水族館では1977年から、ジュゴンの飼育研究を始めました。1987年にはフィリピンのアキノ大統領(当時)から日比友好の印としてメスの「セレナ」がプレゼントされました。
内部は常時室温・水温共28℃に保たれ、天井には自然光を入れる採光窓があります。
アオウミガメの「カメ吉」
ジュゴン「セレナ」の隣のプールでは、アオウミガメの「カメ吉」も飼育されています。
アオウミガメは、熱帯・亜熱帯域に棲息し、ウミガメの仲間では草食性が強く、自然下では主にジュゴンの好物と同じ海草や藻類を食べることから、ジュゴンとアオウミガメが一緒にいるところが観察されることもあります。「アオウミガメ」という名付は、脂肪の色が青いことから付いたと言われています。
シーグラス水槽
海生哺乳動物の中では唯一の草食であるジュゴンのエサ「シーグラス(Seagrass=海草)」を生態展示したもので、セレナの故郷フィリピンのジュゴンの餌場を再現することを目的にした横幅4mの水槽です。
本来のジュゴンのエサである6種類約700株の海草をそこに棲息する生きものとともに展示しています。
タビコンに初の冬開催が決定!
"旅して出会う。巨大合コン。"
タビコン!!~VALENTINE in MIE~Winter of 2016
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2016年2月14日(日)@鳥羽水族館 男女各250名定員
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