飲茶(ヤムチャー)スタイルの確立
現在の飲茶のスタイルは、1800年代に確立されたとされます。



 

明代以降に茶菓子点心(テンシン)をつまむ習慣が広まりました。


 

清代(1644~1912年)には飲茶を提供する茶館(チャカン)が全国に普及し、点心の種類も増加しました。


 

飲茶の楽しみ方
飲茶では、様々な種類の点心とお茶を一緒に楽しみます。

点心は、味の濃いものから薄味のものまであり、地域や店によって多様です。


 

お茶と点心の相性
お茶は味の濃い点心と相性が良く、消化を促進し、点心の油分の吸収を阻害すると考えられています。


 

点心は「少しずつ、ちょっと」を意味し、「身体に優しい、健康につながる」という考え方が根底にあります。

 

蜂巣炸芋角(フォンチャオチャータロ)
蒸したタロイモを潰して練った生地で、豚肉、エビ、椎茸などの具材を包み、油で揚げて作られます。

 

 

外側はサクサクとした蜂の巣状の食感で、内側はタロイモの滑らかな口当たりが楽しめます。



 

日本人にとってはタロイモがあまり一般的な食材ではないため、珍しがられて好評を得ることがあります。
 

 

社会的役割
飲茶は単なる食事ではなく、友人や家族とのコミュニケーションを楽しむ場であり、社交場としての側面も持ちます。


 

現在でも飲茶は朝食の側面と社交場の側面を兼ねています。


 

日本での飲茶
日本では、点心として焼売(シウマイ)や春巻(チュンジュエン)などが副菜として添えられることから、飲茶が大衆的なイメージを持たれることがあります。


 

しかし、本来の飲茶は、お茶を飲むことに重点が置かれます。


 

飲茶の点心には、甘いものから塩辛いものまで、非常に多様な種類があります。

 

 

点心は「軽食」や「間食」を意味し、主菜やスープ以外の食べ物を指します。

 

 

点心の主な種類
点心は大きく分けて、甘い「甜点心(ティエンティエンシン)」と塩味の「鹹点心(シェンティエンシン)」の2種類があります。


 



 

酸辣湯(サンラータン)
酸味と辛味が特徴の中国料理のスープです。中国では地域により「スーラータン」や「スワンラータン」とも呼ばれ、日本では「サンラータン」が一般的です。

 


 

焼売(シウマイ)
エビと豚肉がぎゅっと詰まったシュウマイで、カニの卵がのっていることもあります。店によって味が異なります。