石灯篭
古くは奈良時代、寺院の灯りを保護するために作られらのが「灯篭」といわれています。
現存する最古の石灯篭は奈良時代後期に作成された灯篭が當麻寺(たいまじ/奈良県葛城市)にあります。

安土桃山時代以降日本庭園が独特な様式を確立していくのに伴い、石灯篭も庭園用景物として様式が多様化していき様々なデザインが施されました。
石で作られて灯篭で、本来は寺院の仏堂での献灯としての役割がありました。
形態は、宝珠(ほうじゅ)・笠(かさ)・火袋(ひぶくろ)・中台(ちゅうだい)・竿(さお)・地輪(じりん)から成っています。
庭に灯籠を置く理由仏教では灯篭を「邪気を払うもの」だと考えていて、墓前灯篭には故人が道に迷わないようにという意味が込められています。

また、灯篭流しや灯篭祭りは、火を灯して故人を供養するのが目的です。 その他、灯篭は庭園の景観を引き立てる装飾品としても親しまれています

巴ケ丘山荘
この邸宅と庭園が造営されたのは1896年(明治29年)。
当時の高橋家の当主・高橋九郎は長岡市にある地銀・北越銀行のルーツの一つ「神谷信用組合」の創業者であり衆議院議員も務め、政財界で活躍した人物。

また昭和年代には高橋友二郎が北越銀行の前身で取締役を務めました。
平成元年に旧越路町が寄贈を受け、近隣の朝日酒造の協力を受け公園として整備。

園内には高橋家が京都から移植したという樹齢150~200年のモミジ・カエデ類が多数植わっており紅葉の名所であるだけでなく、その他にヤマザクラも多く植わっているため桜の名所としても地元では知られるそうです。

巴ケ丘自然公園
越路地域の豊かな自然や歴史、動植物の観察学習を目的にした公園です。
園内には大小の池や遊歩道、つり橋、展望台、芝生広場などがあり、自然散策に最適。6月から7月にかけては園内をゲンジボタルが飛び交います。
また、園内の一角には、昔の街道沿いに並んで作られていた「朝日百塚」の一部があり、市の指定文化財として大切に保存されています。

カエデ(槭、槭樹、楓)
ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属 (Acer) の木の総称。
モミジ(紅葉、椛)とも呼ばれるが、その場合は様々な樹木の紅葉を総称している場合もある。童謡などで愛でられるものはそれである。
赤・黄・緑など様々な色合いを持つ為、童謡では色を錦と表現している。また、英語圏では一般にMaple(メイプル、メープル)と称する。

おおよそ128種存在し、その多くはアジアに自生している。他にヨーロッパ、北アフリカ、北アメリカに存在する。1種類(Acer laurinum)のみが南半球に存在する。

日本のカエデとして代表されるのは、イロハモミジである。福島県以南の山野に自生しているほか、古くから栽培も行われている。

園芸種として複数の栽培品種があり、葉が緑色から赤に紅葉するものや最初から紫色に近い葉を持ったものもある。
一般に高木になる。落葉樹が多く落葉広葉樹林の主要構成種であるが、沖縄に自生するクスノハカエデのように常緑樹もある。葉は対生し、葉の形は掌状に切れ込んだものが多く、カエデの和名もこれに由来する。

しかし、三出複葉(メグスリノキ)や単葉(ヒトツバカエデ、チドリノキ、クスノハカエデ)のものもある。

花は風媒花で、花弁は目立たなく小さい。果実は、片翼の翼果が二つずつ(稀に三つのこともある)種子側で密着した姿でつく。

脱落するときは空気の抵抗を受けて回転し、滞空時間を稼いで風に運ばれやすくなっている。

文化との関わり
和名
カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされている。
漢字「楓」は、本来は本種ではなくマンサク科のフウを指す。
訓読みで「かえで」と読むのは葉の形が似ていることによる慣用であるが、カエデは葉が対生、フウは互生であり、植物学的には異なる植物である。

かつてはカエデ科の木には「槭」が用いられていたが、この字は常用漢字に含まれず、替わって「楓」が充てられることが多くなった。
「楓」は日本人の人名としても用いられることが多い。
古くから使われており、源平合戦で活躍した佐藤継信の妻の名が楓であったと伝わっている。
主に女性名であるが、男性にも名付けられることがある。

その他
ニワトリの足先を食用にするとき、3つに分かれている形状からモミジという。
ダイコンに穴を開けて唐辛子を詰め、一緒にすりおろしたものをもみじおろしという。
和文通話表で、「も」を送る際に「モミジのモ」という。
西洋
カナダの国旗は、サトウカエデの葉をデザインしたものである。
園芸
日本では鮮やかな紅葉が観賞の対象とされ、庭木、盆栽に利用するために種の選抜および、品種改良が行われた。
諸外国では木材や砂糖の採取、薬用に利用されるのみであったが、明治時代以後に西洋に日本のカエデが紹介されると、ガーデニング素材として人気を博し、西洋の美意識による品種も作られ、日本に「西洋カエデ」として逆輸入されている。

食用
サトウカエデといわれる種は樹液が甘いので、これを採集し煮詰めてメープルシロップを作ることで知られている。
まれなケースとしては、愛知県の香嵐渓で、落葉したカエデの葉を1年間塩漬けにして灰汁抜きをしたものを天ぷらにして食すことがある。
香嵐渓の場合は砂糖を入れた衣にくぐらせて揚げる。
その他、大阪府箕面市でもカエデの葉に甘い衣をつけて揚げたものが土産品として売られている。
ただし、ここで使われているカエデは食用に栽培された特殊なもので自然のものではない。さらに香嵐渓と同じような下処理をしている。
薬用
メグスリノキは、苦味成分のロドデノールか(視神経を活発化させる作用がある)が多く含まれている。
また、古来より漢方薬として利用されており、葉や樹皮を煎じて飲用したり洗眼薬にしていたのでこの名前がついている。なお、山地に自生している。
木材
カエデは木材として用いられ、国産のものは楓材、西洋から輸入されたものはメイプル材と呼ばれて流通することが多い。
また、ヨーロッパ産のメイプル材はシカモアメイプル、北アメリカ産のメイプル材は、品種によってハードメイプルとソフトメイプルに区別される。ハードメイプルはソフトメイプルよりも25%硬いとされる。
ハードメイプルサトウカエデのこと。北米、カナダ産出。重硬で肌目は緻密で衝撃にも強い。心材は硬く、辺材が用いられることが多い。
鳥眼杢(バーズアイ)が現れることがある。
建築材、家具、ボウリングのレーンやピン・楽器・野球のバット(バリー・ボンズが使いはじめたことにより広まった)に使用される。
ソフトメイプルレッドメイプル、シルバーメイプル、ボックスエルダー、ビッグリーフメイプルなどの総称。
加工性が良く、狂いも少ないが虫害に弱い。だが時に虫穴からバクテリアによる汚れが入った為に暗い縞模様を呈したものがスパルト材、スポルト材と呼ばれ、銘木として賞用に用いられる。用途はハードメイプルとほぼ同じ。





