弥彦公園(もみじ谷)で見られる紅葉の種類
モミジ(椛)
モミジを漢字で紅葉と書くのはよく知られていますが、木と花で椛というのはご存じですか?

 

原産地は日本、中国、北アメリカ、ヨーロッパの北半球の温帯地域です。結構広い地域に生息しています。

 

モミジとカエデは植物分類学上では同じで、カエデはモミジを含めたこの仲間の総称です。

 


 

しかし、だいたい葉の切れ込みが深いものを「モミジ」、浅いものを「カエデ」と呼んでいます。

 

モミジといえば紅葉。花のイメージはあまりありませんが、4〜5月に花を咲かせます。

 

花が散った後実には2枚の羽が付いています。この羽は翼果(よくか)と呼ばれ、風に乗せて種を遠くへ飛ばし、生活圏を広げる役割があります。

5月下旬ごろにできた実がじっくりと熟して11月頃に風に乗って旅立つのです。そのころの実は、茶色になり乾燥して軽くなっています。



弥彦公園
大正5年(1916)、吉田一弥彦間が参宮線(現在のJR弥彦線)として開通したのを機に、越後鉄道株式会社によって、大正7年(1918)に造園され、現在は彌彦神社外苑となっており、約4万坪にも及ぶ広さを誇ります。

 

中でも「もみじ谷」は紅葉の名所として知られ、朱色に塗られた観月橋と紅葉が織りなす景色は訪れる人の心を和ませてくれます。夜は紅葉がライトアップされ、幻想的な世界に変わります。

 

 

桜の名所としても知られており、4月の染井吉野に始まり、5月初旬にかけての八重桜に至るまで花期も長く、稀少な里桜の品種などもお楽しみいただけます。


きれいな水辺に集まるホタルは弥彦公園だけではなく、周辺の川にも多く飛び交い観賞する人達を和ませてくれます。

 

新緑・ツツジの時季を経て夏の訪れを感じ始めたころ、弥彦公園ではホタルを鑑賞することもできます。


↑ 弥彦公園観月橋 ↓

 

弥彦公園観月橋
「観月橋」と呼ばれる赤い橋の周辺をもみじ谷と言います。彌彦神社で開催される弥彦菊まつりと併せて楽しむことができます。

 

ケヤキ(欅)
最大樹高50m、胸高直径3mに達する落葉広葉樹の高木。
開けた場所に生える個体は、枝が扇状に大きく斜めに広がり、独特の美しい樹形になる。

 

樹皮は灰白色から灰褐色で、若木のうちは滑らかで横長の皮目があるが、老木になるとモザイク状や鱗片状、あるいは大きく反り返って剥がれるなど、剥がれ方は一様ではなく、幹の表面はまだら模様になる。



 

一年枝は褐色で無毛、ジグザグ状に伸びて皮目がある。

 

花期は4〜5月ごろ。開花は目立たないが、葉が出る前に本年枝に数個ずつ薄い黄緑色の花が咲く。

 

雌雄同株で雌雄異花。本年枝の下部に数個ずつ雄花が、上部の葉腋に1〜3個の雌花がつき、雄花と雌花をつけた短い枝を「着果短枝」という。花後に長枝が伸びて、本葉が出る。

 


 

葉の正面はざらつく。春の新緑や秋の紅葉(黄葉)が美しい樹木でもある。都市部ではあまり鮮やかに紅葉せず黄褐色から褐色になって落葉してしまうが、寒冷地では個体によって色が異なり、黄色・橙色・赤色など色鮮やかに紅葉する。


 

濡れ落ち葉
払っても払ってもなかなか離れない」様子から転じて、主に定年退職後の夫が、特に趣味もないために、妻が出かけようとすると必ず「ワシも(付いて行く)」と言って、どこにでも付いて来る様子を指すようになった。

 

「濡れ落ち葉症候群」とも言う。またそのような「妻にべったりの夫」そのものを指すこともある。後者の場合は「濡れ落ち葉族」と呼ばれることもある。

 


 

ウルシ(漆)
和名の由来は、紅葉する葉の美しさから「うるわしの木」と言ったのがウルシになったという説がある。

樹5m-15mになる低木で樹形はあまり分枝しない。葉は奇数羽状複葉、小葉は3枚から7枚(1対から3対)で鋸歯を持たない(いわゆる全縁)。

 


 

雌雄異株で雄花しか付けない雄株と雌花しか付けない雌株がある。雄花は緑色で雄蕊は5本、雌花は子房1つに対し柱頭が3分されたものが付く。種子は核果。

古くから、樹皮を傷つけて生漆を採り、果実は乾かした後に絞って木蝋を採ることができる商品作物として知られており、江戸時代には広島藩などで大規模な植林が行われていた記録が残る。


北海道の網走にあるウルシ林は、幕末の探検家、松浦武四郎がアイヌの人々に漆塗りを伝えようとの考えで植えたものが伝わったといわれる。

日本の産地としては岩手県北部の二戸市浄法寺町が有名である。岩手県のウルシ隣家への聞き取り調査では、ウルシはスギと比較したとき、現金化できるまでの期間が短いことが利点で、収益率は下刈りの回数に左右されるという。

 

 




 

ナナカマド(七竈)
別名では、オオナナカマド、エゾナナカマド、ヤマナンテン、雷電木ともよばれる。

赤く染まる紅葉や果実が美しいので、北海道や東北地方では街路樹や公園樹としてよく植えられている。材はかたく、備長炭の代用になる。

 

ナナカマド」という和名は、異説がいくつかある。
よく知られるのは、「大変燃えにくく、7度竃にくべても燃え残る」ということから付けられたという説が広く流布している。

「7度または7日間竃で焼くと良質の炭になる」という説もある。

「この材で作った食器は7世代も使えるほど強い」という説もある。

「7度竈に入れても炭にならない」という説もある。

「7つの釜いっぱいにできた粥のうち食べきれない分を穴に埋めると、一本の木が生えて赤い実をつけたので、人々がその霊木を『七かまど』といった」という説もある。

「この木を植えると四隣七竈に雷火の災いがないので、七竈と名づけられた」という説もある。

実や紅葉が美しく、北海道などの北国では庭木や街路樹、公園樹として植栽され、花材としても用いられる。



 

ナナカマドは、花が小さいが穂になって美しいところ、花後の果実の色彩が赤くて美しく冬まで及ぶこと、その実が小鳥の食糧になること、羽状複葉の葉が適度な大きさで形が好まれることなどが、街路樹や庭園樹として人気を呼んでいる。

樹はあまり大きくならないので扱いやすく、街路樹では2、3本寄せ植えにしてボリューム感を出すように工夫しているところもある。一方、やや病害虫にかかりやすいことや、寿命がそれほど長くないため、いずれは植え替えが必要になることが短所となる。


 

材は褐色で堅く細工物に適しており、ろくろ細工の材、彫刻材としても優良である。生木は非常に燃えにくいため薪材に向かないことが知られており、北海道のアイヌもナナカマドが燃えにくいことを利用して、薪木の台として用いたといわれる。樹皮は染料にする。

果実は果実酒にも利用できる。かたい材は備長炭の代用として優れている。生の果実中に存在するソルビン酸はナナカマドの学名より取られた。現在は合成したものが保存料として使用される。




食用
果実は、苦みがあるので生食には向かないが、加工して食用に利用できる。砂糖と一緒に焼酎に漬け込み、3か月以上寝かせれば果実酒になる。ナナカマド酒は、淡い琥珀色で、個性的な風味で軽い苦みがある。時に多くとれれば、ジャムに加工できる。日本では実を食用に利用することはごく近年のことであるが、実にも甘いものと、そうでないものがあるとされる。

北ヨーロッパではかなり広く、古くからジャムや果実酒にしている。オウシュウナナカマドの生果実にはパラソルビン酸が 0.4%〜0.7% 含まれるが、加熱処理や乾燥でソルビン酸に変わる。

「健康食品の安全性・有効性情報」のサイトではヨーロッパナナカマドの新鮮な果実を過剰に摂取することに注意を喚起している。1993年に北海道大学で果実を用いてジャムやマーマレードなどの商品化の研究が行われた。


 


生材は燃えにくいが、乾燥させると燃料として優れている。この材で作られた炭は火力も強く火持ちも良いので、極上品とされている。ナナカマドで作られた堅炭は、備長炭の代用としてウナギの蒲焼きに珍重される。