モハメドアリモスクの道すがら

カイロに来ての第一印象は「ゴミと野良犬の汚い街だ」

日本は本当に綺麗な街だと実感する。


ゴミ問題
エジプトの首都カイロ市内のモカタム地域、別名「ゴミの街」と呼ばれる所だ。

 

ここの住民は、カイロ全域から出る生活ゴミを集めた後、分別してリサイクルが可能なものを売って生計を立てている。



 

↑ 道路脇も河川もゴミの捨て放題 ↓

 

分別回収されていない黒い袋に入ったゴミを手であさって、ビニールやプラスチック、くず鉄など金になるリサイクルゴミを選ぶ。生ゴミは羊やヤギなど家畜の餌に使う

 

気温が40℃まで上がった日、ゴミの街で会ったムハンマドさん(42)はいつものようにゴミを分別して一日を送っていた。モカタムで生まれ育ったムハンマドさんは2人の子どもの父親で、1日中働いて約100エジプトポンドを得る。

2ヵ月前、ゴミ切断機に指を挟む事故に遭い、最近は12歳の娘が仕事を手伝っている。




彼らは、エジプトでは「チャバリン」と呼ぶ。アラビア語で、ゴミまたはゴミ箱を意味する「チバラ」から派生したというチャバリンは「ゴミを集める人」、「ゴミとともに生きる人」という意味だ。

カイロでチャバリンが集まって暮らす街は5ヵ所。このうち3万人ほどのチャバリンが集まるモカタムが最も大きな街だ。



 

モハメドさんは、「人々はゴミを汚いと言うが、私たちが暮らしていく大切な資源だ。恥ずかしくない。ゴミを片づけて整理するチャバリンもカイロの大切な資源だと考える」と話した。

ゴミの街の住民の多くは、手首や首に小さな十字架のタトゥーがある。古代キリスト教の一分派であるコプトの象徴だ。


 

全人口の約90%がイスラム教徒であるエジプトで、コプトは長年、差別と迫害を受け、汚く危険なことの多くを彼らが担い、チャバリンを業として暮らすことになったのだ。エジプトの現地メディアによると、カイロで毎日あふれ出る全体のゴミの約80%が8つのゴミの街に集まる。


 

エジプト内で最貧民層に属する彼らが、ゴミの街から抜け出すことは難しい。劣悪な住居環境も問題だが、チャバリンの二世たちの多くは学校に行っていないため読み書きができない。

幼い時から親とともにゴミの山の中で暮らし、貧困を継承するケースが大半だ。最近、エジプトでは経済が低迷して貧富格差が拡大し、チャバリンになるために自らゴミの街に来る人も少なくない。



 

2009年に世界的大流行した新型インフルエンザが豚から感染すると伝えられると、国内にいる豚の全頭殺処分が行われ、輸入も禁じられた。

エジプトでは政府ではなく主にキリスト教徒らが中心となって民間企業などが豚の餌として生ゴミの収集を無償で行っていたが、豚が殺処分され生ゴミの収集を行わなくなった。

この結果、カイロなどの都市部で生ゴミが多く放置される結果となり深刻な衛生問題を抱える結果となってしまった。


 

野良犬問題
エジプトは狂犬病の流行地です。狂犬病に罹患した動物によって怪我をすると感染します。




↑ 至る所に野良犬が ↓


 

在エジプト日本国大使館の注意喚起から

感染から発症まで時間的余裕がありますが、発症すると100%死亡します。
感染原因となる動物は犬科動物・猫科動物・リスなどの齧歯類・コウモリが有名ですが、大部分のほ乳類が罹患しえます。


 

発症予防のため、受傷した日から5回の狂犬病ワクチン接種と、出血を伴う怪我の場合は免疫グロブリン製剤の併用が標準治療です。


 

狂犬病予防接種を行っていると、発症予防は狂犬病ワクチンを2回追加接種するのみとなります。当国では狂犬病ワクチンを安価に入手できますが、免疫グロブリンの入手は困難です。


 

以上より狂犬病ワクチン予防接種を推奨しますが、特に長期滞在者・子供・野外活動をする人・動物との接触が多い人には強くお勧めします。


 

カイロ市内においても野良犬や野良猫が非常に多いため、むやみに動物と接触しないことが重要です。動物によって受傷したときは病院を受診してください。在エジプト日本国大使館 電話:(02)-2528-5910。