香港
1米ドル360円の固定相場制の時代から、変動相場制に移行する少しまえに初めての海外旅行を体験しました。


日本では1971年のニクソン・ショックまで1ドル=360円の固定相場制であったが、1973年から変動相場制に移行した。

 

 

パスポート
当時(52年前)のパスポートは、写真中央の縦長の物でした。

パスポートまたは旅券とは
国籍およびその他身分に関する事項を証明し外国官庁に保護を依頼している、公的機関が交付する文書。

パスポートは、国際的に通用する全世界共通の身分証明書として、出国者の属する政府によって発行される渡航文書である。

パスポートは、国際移動する場合に必要なものであり、査証(さしょう/ビザ)は、パスポートに記入ないし貼付される。

査証が渡航予定国の政府による入国推薦状であるのに対し、パスポートは国籍保有国の政府による、所持者の「渡航を認め」「国籍を有することを証明」し、渡航先の国家に対して「人身保護を要請する」書類である。

パスポートに関する文書は、ICAO(国際民間航空機関)において標準化されている。

日本のパスポート
期間や役職などによって5種類存在する。紺色が5年用、赤(えんじ色)が10年用、緑色が国会議員や公務員が使う公用旅券、茶色が皇族や閣僚・外交官などが使う外交旅券、紺色が在外公館において特別な理由により臨時で必要になる人のために発行する緊急旅券。

 

特定国独自の取り扱い
国によっては政治的な問題により、パスポートの国籍や渡航記録だけで入国拒否されることがある。

パスポート・インデックス(パスポートランキング)
カナダのコンサルタント会社「ヘンリー&パートナーズ」は、国際航空運送協会(IATA)のデータをもとに『ヘンリー・パスポート・インデックス』を毎年発表している。

ノービザ(査証免除待遇)での入国が可能な国家の数を1国につき1点で点数化(ビザ規制指数)して順位を決定し、その国家の国際的地位が分かるという。

国家の発展が遅れており、民主的でなく、武力衝突やテロリズムの発生する危険が高い国家ほど、ビザは免除されにくいといわれる。


 

世界最強の日本パスポート
日本のパスポートが世界最強に認定された話は記憶に新しい。
国際移住サービスなどを提供する英コンサルティング会社のヘンリー&パートナーズが2020年1月に発表した。

日本のパスポートを持っていれば、世界191カ国・地域にビザなしでの渡航、到着ビザ取得で入国できる。

以前はシンガポールと並んで首位タイだったが、ブラジルが日本人のビザを免除したことで単独首位の座を獲得した。

2位は190カ国・地域のシンガポール、3位は189カ国・地域のドイツ、韓国。続いてフィンランド、イタリアを筆頭に欧州の国々がランクイン。

米国は184カ国・地域の8位、中国は74カ国・地域に留まっている。最下位はイラクとアフガニスタンの30カ国・地域。


 

マカオ・シンガポール・マレーシア・タイなどの東南アジアへ。

 

最強のパスポートでも行けない国って?
世界最強の日本のパスポートだが、ビザなしでは入国できない国が33ヵ国ある。その33ヵ国は以下通り。

ロシア、北朝鮮、アルジェリア、アンゴラ、ブルキナファソ、ブルンジ、カメルーン、チャド、中央アフリカ、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボアール、赤道ギニア、エリトリア、ガンビア、ガーナ、リビア、マリ、ニジェール、ナイジェリア、シエラレオーネ、南スーダン、イラク、シリア、サウジアラビア、イエメン、キューバ、ナウル、アフガニスタン、ブータン、トルクメニスタン、パキスタン、リベリア
                
※アライバルビザ(空港や海港到着後に取得可能なビザ)で入国可能な国は含まれておりません。
                
「なぜビザが必須になっているのか」は、国同士による政策や主義の違いにより相互査証免除協定を締結していないことが理由として考えられる。

例えばロシア。ロシアは同じ社会主義国家であるキューバなど僅かな国を除き、ほとんどの国の国民に対してビザ取得を必須としている。

一方、多くの国・地域がビザ必須とされているアフリカ諸国は、内戦が続いており、外国人の入国について非常に警戒していることが理由と考えられる。

 

本日(21日、成田発20:30/エジプト航空直行便(カイロ経由)アテネ行)でギリシャ紀行に参ります。

暫らくの間コメント頂いた方々にはご返事出来ませんが悪しからず。