相模湾ゾーン
江の島水族館から新江ノ島水族館へ移管する生物や一部資産等については、江ノ島ピーエフアイが(株)江ノ島水族館から取得している。

また、敷地が湘南海岸公園内であり、神奈川県の民活事業という側面がある。 



 

↑ エレベーター 新江ノ島水族館展示室入口 ↓

 

ベビーカーや車椅子などの方には便利。


 

江の島や富士山を望む雄大な景観のもと、年間を通じてマリンスポーツを楽しむ人で賑う日本屈指のリゾート海岸です。

 

 

↑ 此処からの眺望 ↓

 

 

↑ 展示室へ 片瀬西浜 ↓




↑ 片瀬西浜とサーファー ↓

 



塩害の錆
塩分に起因する、植物や各種建築物・構造物への、害の総称である。
特に海岸近くでは海水に含まれる塩分により種々の塩害が生じる。

塩分を含んだ潮風が吹き付けることや、海岸や河川河口近くの土壌内への海水浸透、津波による一時的な冠水などによる塩害が起きる。



 

海水塩に由来する塩害は、通常は海岸から数kmまでの地域で生じるが、台風の強風などにより海岸から遠く離れた内陸部まで被害が及ぶ場合もある。

塩害は海だけでなく塩湖周辺でも起きる。中央アジアのアラル海は流入河川での過剰取水により多くが干上がり、析出した塩分が風に飛ばされて塩害を引き起こしている。

 

 

海や塩湖の近くでなくても、土壌中の塩分による農作物への障害、コンクリート内に含まれる塩分による建築物・構造物への障害などが生じる。

住宅・ビル等の場合、海岸付近では鉄製の柵、テレビアンテナ等が塩害で腐食することがある。
 

そのため塩害対策が必要となる。塩害対応の塗料を使用する場合もある。風向きによっては海岸から数キロ離れた場所でも塩害が起こることがある。

 


 

↑ 地下駐車所出入口 チケット売り場 ↓

 

 

コンデンサーにアルミ製の薄いフィンを用いるエアコンの室外機には、耐塩仕様があり、基盤のコーティング、筐体の塗装や設置用のボルトやネジ、をサビ・腐食に強い素材に変更することにより対策を行っている。給湯器も同様に耐塩害仕様製品が存在する。


 

相模湾ゾーン
神奈川県西部にある、太平洋に向けて開けた湾である。海岸部は三浦半島西岸から湘南地方を経て真鶴岬に至る。



 

相模湾は、多様な生物が見られることで研究者に知られている。
理由は様々あるが、一つは水深が深いためで、沿岸から深海までの生物が生息している。



 

海岸・海底の地形が複雑で、これも生物の多様性につながっている。急な勾配により、ふつうの沿岸では見ることができない深海の生物が浅い所に出てきやすい。


 

相模湾の沖は南から来た黒潮が西から東へと流れており、湾はこの影響下にあるが、その下には北からの親潮が潜り込んでおり、中・深層では北方に分布する種も見られる。

 

 

多くが深海に見られるオキナエビスガイが分布し、真鶴町には北限近くに分布する石サンゴ類が、相模川の河口や三浦半島の砂質の干潟にはアカテガニもみられる。


 

↑ 打ち寄せる波 ↓

 

 

観音崎自然博物館(横須賀市)や筑波大学がそれぞれ調査したところ、ラッパウニやチャイロマルハタといった熱帯・亜熱帯の海洋生物が多くみられるようになっており、黒潮大蛇行などによる移動だけでなく、地球温暖化に伴い相模湾が生息海域の北限・東限に入ってきた可能性が指摘されている。

 



黒潮と、深海からの栄養素が、多種多様な生態系を作り上げており、貴重な回遊性の生物も多い。