卵焼き

卵(玉子)をおもに使用した料理をいう。用いる卵は鶏卵がほとんどであるが、アヒル、ウズラなどの卵を用いる料理もある。鳥類以外では、ウミガメの卵も食用とされる。



 

人類は古くから野生の鳥の卵を捕食していたと考えられる。卵は良質のタンパク源であり、調理しやすいうえに鳥獣を狩るよりも採取が容易であったからである。

やがて、野鳥を飼育し家禽(かきん)化することによって、卵の利用は拡大していった。

しかし日本では、近世以前には薬餌(やくじ)用としてのほか卵を食用とすることはなかった。

奈良時代すでにニワトリは広く飼育されていたが、それは闘鶏や時を告げる鳥としてであり、またニワトリは神使といわれ種々の信仰が付随していることもあって、肉や卵を食べる習慣はなかった。宮中でも、古くから鶏肉や卵を禁食の一つとしていた。

安土(あづち)桃山時代になると、南蛮料理・菓子の渡来に伴い、卵を料理の材料に使うようになった。

南蛮料理の特徴は、油脂、獣肉、卵を多用する点にあったが、前二者はともかく、卵だけは日本の料理に抵抗なく取り入れられたのである。

カステラやボーロなどは鶏卵を使った南蛮菓子である。カステラは茶会の菓子などにも用いられたが、酒の肴(さかな)にも供されている。



 

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卵料理
栄養価が高く、価格もお手頃な「卵」。そんな卵の魅力はなんといっても、どんな風に食べてもおいしくいただけることではないでしょうか。

焼く・蒸す・茹でるの他に、日本では生のままでもおいしく食べることができますよね。


 

ベーコン
豚肉の加工品。ベーコンという名称は本来は豚肉の部位名で、わき腹肉(一般に三枚肉、ばら肉ともいう)のことである。

この部分の肉を塩漬(えんせき)、薫煙(くんえん)したものもベーコンとよばれるようになった。



生ハム
生ハムの原料となる豚の腿のことをスペイン語でハモン、フランス語でジャンボンといいます。

元々ハムあるいは生ハムの原料は豚の腿肉なのです。従って、生ハムとは豚の腿肉を塩漬けし、加熱せず長期熟成したハムです。


 

シラスおろし
大根おろしとしらすというシンプルな組み合わせなので、食卓への登場回数も多い料理だと思います。

シンプルだからこそ、素材が違えばどう変わるのかを知っておくと、自分好みの味に仕上げることが出来ます。


 

マカロニサラダ
茹でたマカロニを用いたサラダである。パスタサラダの一種。通常はマヨネーズで和え、冷たくして食べる。ポテトサラダ等と同様に、付け合わせなどに用いることが多い。

国や地域による差はあり、アメリカ合衆国では概ね、おろしたニンジンや細かく刻んだ生のタマネギ、セロリなどと合わせ、塩と胡椒で味付けされる。バーベキュー等の付け合せやアントレとして提供される。


 

ソーセージ
鳥獣類の挽肉または刻み肉を塩や香辛料で調味し、食べられる袋状の物()(ケーシング)に充填した食品。伝統的な保存食として世界各地でハムよりも古くから作られた。

日本語では、腸詰めと表現される。ドイツ語ではヴルスト、フランス語ではソシスと総称するなど、各地で同様の製法をとる食品にはさまざまな呼称がある。




コロッケ
茹でて潰したジャガイモやクリームソースに挽肉や野菜などを混ぜ合わせ、丸めて衣で包み、食用油でフライ状に揚げた、日本の洋食の一つ。

西洋料理のクロケットを模倣して考案された。単にコロッケと言った場合はジャガイモを使ったものを指し、クリームソースを使ったものはクリームコロッケと呼ばれて区別される。

日本国外に逆輸出された日本式コロッケは日本語そのままに'Korokke'と呼ばれている。潰したジャガイモを使用したカツである。ジャガイモの代わりに魚を具材に使用した場合は魚カツと呼ばれる。


 

薩摩揚げ
魚肉のすり身を成型し、油で揚げた食べ物または日本の料理でもある。魚肉練り製品であり、「揚げかまぼこ」に分類される。

主に東日本ではさつま揚げ、西日本では天ぷら、そのうち鹿児島ではつき揚げとも呼ばれる(ただし、衣をつけないで素揚げにする点などが通常の天ぷらとは異なる)。
 


 

魚肉のすり身に塩・砂糖などで味付けして整形し、油で揚げる。丸形・角形など形は様々である。ゴボウ、イカ、ゆで卵などの素材を包み込んだものもある。



 

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