夕食
日本での夕食は、一日の中で質・量ともに最も充実した食事になることが多く、一日の食事の中では最も時間的なゆとりがある食事である。

ただし、禅宗においては昼食を主とすることで夕食を質素に済ませる。



 

舟盛り
刺身をはじめとした魚料理の盛り方の一つ。
和船をかたどった大きな器に、刺身などを盛り合わせること。

器の大きさに見合った量の料理が出されるため、そこから複数人で取って食べることを前提としており、見栄えがするためにお祝いの席で出される事が多い。

また、魚介それ自体を舟に見立てて盛るものも「舟盛り」と呼ばれ、大型の魚や伊勢海老で行われる。


 

イカ
全世界の浅海から深海まで、あらゆる海に分布する。淡水域に生息する種類は確認されていない。体長は2 cm程度から20 mに達するものまで、種類によって差がある。

イカは小魚や甲殻類を主食とする。イカは自身の体の大きさに比べてかなり大きい獲物を襲う。

 

アオリイカの幼体は自身より大きなムギイワシを襲うことが知られている。コウイカはエビやカニ、小魚を好んで食べる。


スルメイカがハダカイワシを捕食する際は丸ごと捕食しているのが見られるのに対し、イワシを捕食する際は、触腕で捕らえ、腕で抱え込み、上顎及び下顎で頭部を落とし、胴体のみを食べるように持ち変える様子が確認されており、底生の魚類エゾイソアイナメはこの棄てられた頭部を多く食べている。

しかしスルメイカは小魚よりウミノミやツノナシオキアミなどの甲殻類を好んで食べる。

一方で、イカ類は海の蛋白源として重要な位置を占めている。天敵はサメやマグロ、ミズウオなどの大型魚類・ウミスズメやフルマカモメ、アホウドリやペンギンなどの海鳥・アザラシやオットセイなどの海獣・イルカやゴンドウクジラ、マッコウクジラなどのハクジラ類を含む海生哺乳類である。

 

久保田正によるミズウオの胃内容物の調査では、150尾のミズウオから10科27種のイカが確認された。

また、マッコウクジラは14科50種のイカを食べているとされ、あるマッコウクジラの胃内容物の調査では、軟体部が残っている830個体中、600個体9科15種が同定されたが、このうちクラゲイカが最多で、次いでアカイカ、ニュウドウイカの順に個体数が多かった。


マッコウクジラの食料として、テカギイカ科(北太平洋)やクラゲイカ科(大西洋)が圧倒的に多くみられるが、これは各海域の大型イカ類の多寡を反映していると考えられている。

 

た、マッコウクジラは14科50種のイカを食べているとされ、あるマッコウクジラの胃内容物の調査では、軟体部が残っている830個体中、600個体9科15種が同定されたが、このうちクラゲイカが最多で、次いでアカイカ、ニュウドウイカの順に個体数が多かった。

マッコウクジラの食料として、テカギイカ科(北太平洋)やクラゲイカ科(大西洋)が圧倒的に多くみられるが、これは各海域の大型イカ類の多寡を反映していると考えられている。

サウスジョージア島のゾウアザラシ60頭の胃の内容物の96.2%はイカで、1年あたり230万 tのイカを摂食している。

オットセイでは、スルメイカやホタルイカ、タコイカ等を捕食することが知られている。

また、サメもイカ類を捕食しており、捕食するものとしてはダルマザメ、アオザメ、ヨゴレ、ユメザメ、ナヌカザメ、ニホンヤモリザメ、ホオジロザメ、アブラツノザメ、クロヘリメジロザメ、ミズワニ、ヨシキリザメ、ネズミザメ、ヒョウモントラザメなどの多くの種類が知られている。

 


共食いも行い、深海性のイカの一種は食料の42%が共食いである[5]。陸生のクマやオオカミでさえ、偶然浜に打ちあがったイカを食べることが観察されている。

敵から逃げるときは頭と胴の間から海水を吸い込み漏斗から一気に吹きだすことで高速移動する。さらに体内の墨袋(墨汁嚢)に墨を蓄えており敵が現れると墨を吐き出して敵の目をくらませる。

 

タコと比較すると、タコの墨はイカの墨より脂質が少なくさらさらしており、これを煙幕のようにして外敵の視界をさえぎることを目的とする。

イカの場合は墨の粘度が高くタコの墨のように拡散せず塊のようになる。イカの墨が紡錘形にまとまるのは自分の体と似た形のものを出し、敵がそちらに気を取られているうちに逃げるためと考えられている。



塩辛
魚介類の身や内臓などを加熱すること無く塩漬けにし、素材自体の持つ酵素及び微生物によって発酵させ、高濃度の食塩により保存性を高めた発酵食品である。


 

食味改善や保存性向上の目的で副材料()(発酵を促進するために麹、保存性を高める為に日本酒、脂肪の酸腐を抑制するために唐辛子)を加える例もある。塩辛を単独で副食食材とすることもあるが、調味料としての役割も多い。

類似のものに、獣肉や鳥肉を原料とした肉醤(ししびしお)、魚を原料とした魚醤(うおびしお)がある。製造技術的には魚醤との差は非常に少なく区別をすることは難しい。


 

茶碗蒸し
蒸し茶碗に具材を入れて溶き卵に出汁を加えて合わせた卵液を注ぎ入れて蒸した日本料理。和食の献立では吸物として供されることもある。

蒸し茶碗に入れて蒸した料理でも、かぶら蒸し、空也蒸し、羽二重蒸しなどは茶碗蒸しとは呼ばない。一方で歴史的には文字通り茶碗に具材を入れて蒸した料理の総称で、卵料理に限らなかったという。


 

↑ 茶碗蒸しと冷酒(白隠正宗) ↓

 


 

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