登呂遺跡3号住居
静岡紀行 三日目 登呂遺跡3号住居



 

昭和23年に発見、復元された3号住居で、1号住居の奥に3号住居が復元されています。


 

3号住居は羽目板、炉跡、柱穴が良好に残されていたため、復元の基礎となりました。


 

床下部分には炭と白い粘土が塗り固められていて、住居内に水が染み込まないように工夫されています。


 

昭和18年の軍需工場建設の際、多量の木製品や土器片が出土したため、同年第一次の発掘調査が行なわれました。




戦後間もない昭和22年には考古学・人類学・地質学など各分野の学者が加わった日本で初めての学際的発掘調査が行なわれました。


 

発掘調査により、東西に長い自然堤防上に、12軒の家、2棟の倉庫、井戸、森林の跡や、南側には水田の広がりが見つかりました。そして、昭和27年には、国の特別史跡に指定されました。



 

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遺跡からは、壺・甕などの土器、石器の狩猟漁撈具、木製の農耕具・機織具・日常生活用具、青銅製装身具など、多種多様な生活に関する道具が出土しています。


 

現在、遺跡内には、復元住居や復元倉庫、赤米など米づくりを行っている復元水田が広がっています。


 

遺跡に隣接して「静岡市立登呂博物館」があり、1階は参加体験型展示、2階は登呂遺跡の考古資料の展示がなされています。


 

平成11年度より5カ年計画で再発掘調査が始まり、毎年夏~秋に調査が実施されました。この再発掘調査の成果をもとに平成18年度から平成23年度まで、登呂遺跡の再整備工事を行いました。


 

また、平成28年8月17日には、「弥生時代の生業や集落の実態を、初めて学界に提示した遺跡からの出土品であり、また、戦前から戦後まもなくにかけての日本考古学の研究史を語るうえで欠かせない資料でもあり、その学術的価値は高い」と評価され、出土品のうち775点が重要文化財に指定されました。

 

 

復元祭殿
祭殿は平成11年(1999)からの再発掘調査の際に発見されました。

倉庫と同じ高床の建物ですが、大きさが7.2m×4mもあり、登呂遺跡では一番大きな建物です。

両側から屋根の棟木を支える棟持ち柱が特徴で、後の時代の伊勢神宮にも残っています。 

また、祭祀を行う特別な人が身に着けていた、首飾りの碧いガラス小玉・銅製の腕輪や指輪が出土しています。 

そして弥生琴で有名な槽型の琴は、当時赤漆の塗料が塗られていたことが分かっています。

周囲からは占いで使われる「卜骨(ぼっこつ)」が見つかっていることから、この場所では祭祀が行われたものと考えられます。



 

卜骨・卜甲(ぼっこつ・ぼっこう)
あるいは甲骨(こうこつ)は、鹿・猪などの獣骨や、亀の甲羅に傷を付けて火で焼き、亀裂の入り方で吉凶を判断する占術(太占=骨卜・亀卜)において、それらに用いられた獣骨・亀甲のこと。

日本では弥生時代から古墳時代・古代(奈良時代・平安時代)にかけての祭祀系考古資料(遺物)として各地の遺跡から出土する。中国では、しばしば甲骨文字が刻まれている。

復元祭殿のイベント
登呂まつりに合わせて普段は扉を閉めている復元祭殿を公開します。
梯子を登って祭殿の扉の中を覗くことが出来、貫頭衣や装飾品の着用体験も実施します。

対象/どなたでも
定員/なし(ただし貫頭衣等は数に限りあり)
料金/無料
申込/不要、当日受付


復元祭殿
祭殿は平成11年(1999)からの再発掘調査の際に発見されました。

倉庫と同じ高床の建物ですが、大きさが7.2m×4mもあり、登呂遺跡では一番大きな建物です。

両側から屋根の棟木を支える棟持ち柱が特徴で、後の時代の伊勢神宮にも残っています。 

また、祭祀を行う特別な人が身に着けていた、首飾りの碧いガラス小玉・銅製の腕輪や指輪が出土しています。 

そして弥生琴で有名な槽型の琴は、当時赤漆の塗料が塗られていたことが分かっています。

周囲からは占いで使われる「卜骨(ぼっこつ)」が見つかっていることから、この場所では祭祀が行われたものと考えられます。

卜骨・卜甲(ぼっこつ・ぼっこう)
あるいは甲骨(こうこつ)は、鹿・猪などの獣骨や、亀の甲羅に傷を付けて火で焼き、亀裂の入り方で吉凶を判断する占術(太占=骨卜・亀卜)において、それらに用いられた獣骨・亀甲のこと。

日本では弥生時代から古墳時代・古代(奈良時代・平安時代)にかけての祭祀系考古資料(遺物)として各地の遺跡から出土する。中国では、しばしば甲骨文字が刻まれている。

復元祭殿のイベント
登呂まつりに合わせて普段は扉を閉めている復元祭殿を公開します。
梯子を登って祭殿の扉の中を覗くことが出来、貫頭衣や装飾品の着用体験も実施します。

対象/どなたでも
定員/なし(ただし貫頭衣等は数に限りあり)
料金/無料
申込/不要、当日受付