一品料理
料理の種類または注文形式のうち、あらかじめ内容の決まったコース料理ではなく、メニューから好きに選んで単品で注文できる料理。

もっぱらコース料理(および定食)と対比される。



 

アラカルト(à la carte)はフランス語に由来する言葉である。

英語圏でも、フランス語をそのまま(外来語として)取り入れ、「à la carte」または「a la carte」という。


 

フランス語のà la carte を直訳すると「献立表(carte)によって」という意味合いである。

 

 

お酒のメニュー
「清酒」と「地酒」一体何が違うのでしょうか
清酒も地酒も「日本酒」には違いないのですが、じつはその造り方や歴史によって、少しだけ違いがあります。それぞれを説明しましょう。

 

「清酒」とは、製造工程において、米を発酵させた醪(もろみ)をこして(絞り)、酒粕と原酒に分ける工程を経たものです。

最近は、にごり酒の人気が高まって少し白濁したものもありますが、以前は、日本酒といえば搾って濾した透明な清酒のことを指しました。


ちなみに、この作業を行わずに白濁した状態のお酒は「どぶろく」と呼ばれます。

「地酒」とは、その土地の材料で作られた、その土地の日本酒のこと全般を指します。

最近では、「CRAFT SAKE」などとも呼ばれ、地方で小規模生産される日本酒にも消費者の注目が集まっていることがうかがえます。

地酒飲み比べセット
磯自慢
磯自慢酒造株式会社(静岡県焼津市鰯ケ島307)
2008年の洞爺湖サミットや、2016年の伊勢志摩サミットでも各国の首脳に振る舞われるなど、今や日本を代表する蔵元となった「磯自慢」。


 

静岡市のすぐ隣漁港の町、焼津市にあり、創業は天保元年(1830年)と歴史のある蔵です。

当社とは静岡の地酒が評価される以前から「静岡の地酒の素晴らしさを全国の皆様に伝えたい」と、長年共に取り組んできたパートナー的存在でもあります。

磯自慢酒造の酒造りは、朝夕に涼風が吹き始める十月始め、酒造りの神様を祀る神事から始まります。

多田信男杜氏を筆頭に、蔵人たちは呼吸を合わせ、まずは本醸造系の仕込から開始し、今年の米の具合や、湿度や気温の具合などを確かめながら、吟醸系、大吟醸系の仕込みへと続きます。

並行複発酵による酒造りは、まさに生き物との対話に他なりません。春の上槽まで休むことなく酒造りに勤しむことになります。


 

正雪(しょうせつ)
株式会社神沢川酒造場(静岡県静岡市清水区由比181)
大正元年(1912年)、現在蔵のある場所より北の山間で林業と養蚕業を営んでいた望月金蔵・由松(よしまつ)親子が酒好きの熱意から酒造業を創業しました。

酒づくりを始めるにあたり、酒に合う水を探し求め、神沢川の傍に蔵を構えます。

研鑽の末生まれた酒は、時代に逆らっても正直に生きた地元生まれの兵法家・由井正雪にあやかり「正雪」と命名しました。

それから一世紀、甘・辛・苦・渋・酸の五つの味と、上品で爽やかな香が調和した、盃の進む飲み飽きない酒を目指しています。

「正雪」は、いまや全国区の人気を誇る日本酒ですが、そこまでの銘柄に育て上げたのが、名杜氏といわれる山影純悦氏です。

山影氏は最大級の杜氏集団である南部杜氏の一人で、1982年に神沢川酒造場に蔵入りして以来、2017年まで30年以上にわたり、「正雪」の品質向上に取り組んできました。

神沢川酒造場5代目当主の望月正隆氏も「神沢川の水と由比の気候に合わせ、手間を惜しまず、酒造りにおけるすべてに対し繊細に対処する人でした」と、山影氏の杜氏としての姿勢を称えています。

2013年に厚生労働省が選ぶ「現代の名工」として表彰され、日本酒造りの歴史にその名を刻んだことからも、山影氏の実績が分かるというものです。

山影氏は2017年に現役を退きましたが、今も「正雪」をはじめとした神沢川酒造場の酒造りには、山影氏の技と姿勢が、しっかりと受け継がれています。


 

臥龍梅(がりゅうばい)
三和酒造株式会社(静岡県静岡市清水区西久保501-10)

「臥龍」は寝ている龍、まだ雲雨を得ないため天にのぼれず、地にひそみ隠れている龍のことで、転じて、まだ志をのばす機会を得ないで民間にひそみ隠れている英雄、「諸葛孔明」の例えです。


 

ちなみに「鳳雛」とは鳳凰のひなで、将来、大人物になる素質を備えた少年の例えです。

元禄年間から三百有余年続く、静岡市清水内の3つの蔵元が昭和46年(1971年)に合同して設立、現在に至っていますが、酒造りは300有余年の歴史を誇り鈴木社長は16代目当主になります。


 

三保松原を望む清見寺にある、徳川家康公お手植えと伝わるさながら龍が臥したような見事な枝ぶりの力強い梅の古木「臥龍梅」。


 

この梅から感じ伝わってくるものにあやかり、芳醇な香りと力強い味わいを目指し、平成14年に発売した特定名称酒のみのお酒に命名。


 

造りはすべて鑑評会出品酒の大吟醸と同じ600キログラムの少量タンクで仕込み、鑑評会出品酒と異なるのはお米の種類と精米歩合のみという徹底した造りと、清流としてしられおいしい鮎の捕れる興津川へとそそぐ清冽な湧水を仕込み水とし用いた水の良さを是非味わってください。

 

↑ 旬彩盛 ↓

 

蕎麦寿司
酢飯の代わりにそば切りを使い、特製のつけ汁でさっぱりといただく「蕎麦寿司」は、しょうがと海苔の風味が抜群で酒のつまみにぴったりです。

釧路にある明治7年創業の老舗そば屋「竹老園」が発祥で、昭和25年の登場以来、釧路名物となりました。

巻き寿司だけでなく、いなり寿司や握りなどのバリエーションも楽しめます。
 

 

↑ 鮪の深層塩漬けクリームチーズ合え ↓

 

マグロの塩漬けはとてもシンプルな料理です。名前そのままにマグロを塩に漬けて作ります。

マグロを塩水に数日漬けるだけで完成するのです。ただ漬けこみ時間が足りないと保存が効かず、漬け込み過ぎれば美味しさが失われます。

 

 

マグロの部位や好みによって理想的な漬け込み期間が異なるので、それを見極めるのが一番大切で難しい作業なのだそう。

塩漬けにしたマグロは乾燥させて、食べる直前に薄く切り、クリームチーズで和えたもの。

 

 

乳酸菌由来の酸味と乳脂肪の豊かな味わいで、なめらかな舌ざわりが特徴です。