焼津市
高草山などの丘陵部を境に静岡市、西に藤枝市、大井川を挟んで吉田町と島田市に接する、志太平野の駿河湾沿岸沿いの市である。

 

市内には焼津漁港(焼津港・小川港)と大井川港の2つの港湾があり、全国有数の水産文化都市として機能している。

 

東西の交通アクセスを生かし、江戸時代より焼津漁港ではカツオ漁が盛んであり、現在はカツオ・マグロを主とする遠洋漁業の基地となっており、2020年(令和2年)の漁業水揚げ額は全国一位である。



東京から西へ約193km、名古屋から東へ約173km、京浜・中京のほぼ中間に位置する。 

志太平野(大井川の扇状地)の北東に位置する。

 

地形
静岡市との境には「東海の親不知」とも言われる大崩海岸がある。

深海湾と呼ばれる駿河湾に面し、最近では新港の建設により、旧小川(こがわ)港を含めた広域漁港、焼津港を形成している。



 

日本神話で、日本武尊ヤマトタケル)が東征の途中で地元の賊衆に襲われた時、草薙剣で葦を薙ぎ倒し、そこで賊衆を迎えうち、火を放って難を逃れた。

その様相が烈火のように見えた、あるいはその火で葦が焼け燃え盛ったという伝承から、「焼津」と命名された。




船玉通り
JR焼津駅から約500~1,300mに位置し、市役所や中心商店街である昭和通りを含めて焼津市の枢要な市街地である。


 

焼津駅
焼津市栄町一丁目にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線の駅である

 

浜当目トンネル
平成29年3月13日、県道静岡焼津線の焼津市浜当目地区において「浜当目トンネル」が開通。

施工延長1050㍍、トンネル延長905㍍


 

亀の井ホテル
旧・かんぽの宿
日本郵政株式会社が運営していた宿泊施設。


 

2022年、日本郵政は32施設を売却(うち29施設はマイステイズ・ホテル・マネジメントが取得して「亀の井ホテル」に改称)。



 

売却後、日本郵政が運営するのは「かんぽの宿恵那(岐阜県恵那市)」のみとなったが、2023年1月30日の宿泊をもって営業を終了したため、全て消滅した。


 

郵政民営化(2007年10月1日)以前は、簡易生命保険法第101条に基づき設置された、簡易保険加入者のみを対象としたものであった。


 

また、そのために宿泊施設として利用が可能な保養施設・老人福祉施設という「福祉施設」の位置付けであった。


 

郵政民営化に際し、同趣旨で設置されたゆうぽうと(旧・東京簡易保険会館)と共にかんぽ生命保険ではなく、正式に日本郵政株式会社が運営する宿泊施設となり、他の旅館・ホテルと同様の扱いとなった。


 

メルパルクとともに旅館業法に基づき、都道府県知事の許可を受けた上で運営しており、簡易保険(かんぽ生命保険)の加入の如何を問わず利用可能となった。


 

もともと「かんぽの宿」とは郵政民営化以前は愛称であり、正式には「○○保養センター」や「○○加入者ホーム」が正式名称であったが、民営化時に「かんぽの宿○○」が正式名称になった。


 

2009年に一括売却が予定されたが取りやめとなり、日本郵政が営業を継続。


 

2019年5月13日、不採算となっていた11施設を12月20日に営業終了すると発表。順次閉鎖や譲渡を進める。


 

かんぽの宿を巡っては、立地が悪く利用客の減少や施設の老朽化などで会計検査院から事業の見直しを求められていた。


 

5月30日、かんぽの宿日南(宮崎県日南市)についても12月20日に営業終了を発表。9月24日、3店舗の閉鎖を発表。

 

↑ 頂いたお花はフロントの方に。焼津市マスコットキャラクターやいちゃん ↓


 

2021年10月時点で営業中の33施設のうち32施設を民間企業に88億円で売却し、残り1施設は立地自治体と売却交渉が進んでおり、全てが日本郵政から離れることになると報道された。

 

 

↑ ロビーからの眺望とお土産プラザ ↓