資生堂アートハウス・資生堂企業資料館

掛川駅から西へ1.6kmほど、新幹線線路のすぐ南側に立地します。

資生堂掛川工場に隣接し、アートハウスは1978年(昭和53年)、企業資料館は創業120周年を迎えた1992(平成4)年に開設されました。



 

館内では、長い歴史の中で生み出された商品や宣伝制作物をはじめとする
様々な資料を一元的に収集・保存し収蔵品の一部を展示公開しています。


 

資生堂が日本初の民間洋風調剤薬局として創業した1872年(明治5年)から今日までの企業の歩みや商品パッケージ、ポスター、新聞・雑誌広告、テレビCMなどの広告関連資料、パーソナルビューティーパートナーのコスチュームの変遷などをご覧いただけるほか、資生堂と日本の化粧文化の関わりなどについて紹介しています。


 

資生堂アートハウス
谷口吉生氏、高宮眞介氏設計の建物

谷口吉生
資生堂アートハウスの設計で1984年 日本建築学会賞、土門拳記念館(1983年)の設計で1984年 吉田五十八賞、東京都葛西臨海水族園(1989年)の設計で1990年 毎日芸術賞を受賞するなど受賞多数。

父は建築家の谷口吉郎。モダニズム建築の作り手。
ニューヨーク近代美術館を除き、これまでほとんどコンペ(建築設計競技)には応募しておらず、また日本国外での作例も少ない。



 

高宮眞介
谷口吉生とともに、資生堂アートハウス、土門拳記念館、東京都葛西臨海水族園、豊田市美術館などを手がけていく。

1996年から2007年まで母校日本大学理工学部建築学科の教授を務める。2004年に日本大学理工学部駿河台校舎新1号館で建築業協会賞、環境建築デザイン賞、2005年に東京建築賞を受賞した。


 

野外彫刻
「5月のリング」は、伊藤隆道(日抽象彫刻家)氏が1978年に製作した作品。
太陽の光にキラキラ輝きながら、ゆっくり回転します。

 


 

↑ 資生堂アートハウス ↓

 

 

 

↑ 5月のリング ↓

1967年    
資生堂会館ショーウィンドウディスプレイデザインで毎日産業デザイン賞


 

後脚で立つ馬
ペリクレ・ファッツィーニ作。

イタリアの彫刻家。マリノ・マリーニやジャコモ・マンズー、エミリオ・グレコらと共に、戦後のイタリア具象彫刻を代表する作家である。



 

バチカン宮殿の謁見ホールの彫刻「復活」(20.1m×7.0m×3.om)は最も有名である。

ファッツィーニ賞はファッツィーニ財団が彼の業績をたたえるために出来、その年の優れた作家活動を示した彫刻家一人に贈られる賞である。



↑ 高く伸びるモニュメント ↓

 

月曜日に休館日が多い理由
1952年3月1日に施行された「博物館法」と言う、博物館の設置及び運営に関して必要な事項を定めた法律があります。

この法律の第八条に「文部科学大臣は、博物館の健全な発達を図るために、博物館の設置及び運営上望ましい基準を定め、これを公表するものとする。」とあります。

 


文部科学省は「開館日等」にて「博物館は日曜日、その他一般の休日は開館することを努めるように」と記しおり、このことが原因と考えられます。

また、週末などの土日・祝日は来館者が多いため、メンテナンスを月曜日にするようになったとも言われています。

ちなみに、月曜日が祝日になった開館し、翌日の火曜日が休みになるところが多いです。



 

NEC掛川工場
ホームネットワーク製品、ビジネスネットワーク製品、組込製品、車載電子機器などの多様な製品の開発・生産を行っています。

資生堂アートハウスとNEC掛川工場は東海道新幹線を挟んで向かい合わせに位置する。