和食の基本は「一汁三菜」
一汁三菜とは「ご飯に汁もの、主菜、副菜、副々菜」からなる、和食の定番の構成のことです。読み方は「いちじゅうさんさい」です。



 

↑ 副菜の盛り合わせ 朝鍋 ↓

 

それぞれ置く位置が決まっていて、この「一汁三菜」の置き方が和食の並べ方の基本となります。

①左手前にご飯、右手前に汁物を置きます。
②おかずは奥に置き、左から副菜・副々菜・主菜の順番で並べるのが正しい配膳です。


 

和食の基本の献立
主食 ご飯 
主に含まれる栄養素は、糖質と食物繊維です。



 

汁物
お味噌汁・お吸い物など



 

主菜
魚、肉、卵、大豆製品などを使ったメインのおかずとなる料理。主に含まれる栄養素は、たんぱく質や脂質です。


 

味噌汁
煮物、卵焼、野菜、海藻、きのこなどを使った料理。主に含まれる栄養素は、ビタミン、ミネラル、食物繊維です。


 

副々菜
漬物や和え物、お浸しなどの野菜や海藻を中心としたおかず。果物などでも。

※香の物(漬物)があれば、独特の旨味が加わり、さらに美味しくなります。
※香の物は副菜としてカウントしません。

これらをテーブルに並べる配膳にも決まりがあるので定位置を覚えておくといいですね。


朝食の鍋物
朝鍋
鍋の中の具を手元の小鉢や椀や取り皿に取ってから食べるのが一般的である。

通常、手元の小鉢類にはタレ類(ポン酢、ゴマだれ その他)を入れておく)。

一人用の鍋を使う場合は、鍋の中で味を調整し鍋から直接食べる場合もある。


 

味噌汁
だしを味噌で調味した汁に、野菜や豆腐、麸や魚介類などの食品を実としたスープ様の料理である。

御味御付(御御御付、おみおつけ)ともいう。
日本の食文化において、ご飯とともに提供される汁物料理の代表である。



 

銀シャリ
白米の御飯の事。酢飯。単にシャリとも。由来は握り寿司屋での符牒(ふちょう)のこと。

符牒とは、同業者内、仲間内でのみ通用する言葉、また売買の場や顧客が近くにいる現場などで使われる、独特な言葉のこと。


接客や作業をしている時に、価格・品質・指示などについて、符牒を使用することによって客に知られずに必要なコミュニケーションを行なうのが一般的だが、「○○ネタ」のように日常語として世間で流用されることもある。

梅干しと福神漬け
梅干し
日本では古くから伝わり、おにぎりや弁当に使われる食品である。非常に酸味が強く、酸っぱい食品の代名詞のように扱われる。梅干しのこの酸味は主に、梅自体に含まれるクエン酸に由来する。



 

福神漬け
非発酵型の漬物の一種。ダイコン、ナス、ナタマメ、レンコン、キュウリ、シソの実、シイタケまたは白ゴマなどの7種の下漬けした野菜類を塩抜きして細かく刻み、醤油と砂糖やみりんで作った調味液で漬けたものである。



 

納豆
煮る・蒸すなどして柔らかくした大豆を発酵させた発酵食品。

 



 

蒸し大豆を適温の中で納豆菌を繁殖させて発酵させた「糸引き納豆」と、蒸した大豆にこうじ菌を接種して塩水にひたして発酵させてから乾燥させた「塩辛納豆」の二種があるが、一般的に「糸引き納豆」を指す。

 

 

煮物
煮て調理された料理。食材が柔らかくなるまで比較的長時間加熱を行なうものを特に煮込みという。



 

水(調味料を入れたり出汁を使用する場合も)に食材を入れて加熱する。加熱した食材だけでなく、加熱に利用した液体(つゆ、汁)も利用する場合がある。

 

野菜サラダ
生のままの野菜や、ポテト、ブロッコリー、豆類などの煮たものを冷ましてから盛り合わせたもの。



 

マヨネーズ、ドレッシング、塩等をかけて食べるものが一般的。

野菜以外の材料を多く含む卵サラダ、ツナサラダ、ハムサラダ、マカロニサラダなどもサラダと称される。


 

素材の選び方によってはビタミンC・食物繊維などを多く含む。