日本で振舞われる中華料理のコースでも、前菜、スープ、魚料理、肉料理、主食の後に甘い菓子(甜点心と呼ばれる)や果物が出されることが多い。

 

もともとは汁粉や揚げ団子のような熱いデザートが多かったが、近年では杏仁豆腐、マンゴープリンなどの冷たいデザートも各種作られている。

デザートとは無縁に思われていたあるラーメン屋などでも、プリンなど、豊富なデザートを品揃えする事で客単価アップを図るアイテムとなっている。

洒落たお店が増え女性客がラーメン店に来やすくなったのでデザートが集客アップの決め手になってきた。

また、回転寿司店でもすでに、各種デザートは定番の商品となっている。

皿に乗ってプリンが巡回している光景も、珍しいことではない。




さらに、女子会や誕生会などで近年女性客の増えている居酒屋でも、コース料理の締めとなるデザートに力を入れる店が、おもにチェーン店を中心に増大している。

バースデーケーキの無料プレゼントを行なうなど、それぞれの店のサービスもエスカレートしている。

子供に与えるデザートの弊害として2006年に大学生の食生活の実態を調べ、子供時代に食べた甘いデザートの食習慣が持ち越され大学生の食事が自立に欠ける原因の一つであるとして、食育の大切さが指摘されている。

羊羹
数え方
羊羹は長い直方体の形状であり棹菓子(棹物)に分類されるため、羊羹を数える助数詞としては「棹」(さお)を用い、1棹、2棹(ひとさお・ふたさお)のように数える。

 


 

夜の梅
虎屋黒川(通称とらや、本店・赤坂)の代表的商品「小倉羊羹 夜の梅(登録商標)」が最も有名である。

切り口に見える小豆の粒の様子を、夜の闇の中に咲く白い梅の花に例えて付けられた名称。

とらやのものは、一般的な小倉羊羹よりも小豆の粒の量が少なめで粒のかたさもやわらかいのが特徴の煉羊羹。

3日かけて煉っている。「夜の梅」という呼称は、とらや以外にも駿河屋と鶴屋八幡で使われているが、いずれも合意の上で使われている。



 

無花果
西アジア原産。果樹として世界中で広く栽培されている。
小さな花が多数入った花嚢をつけ、雌雄異株で、雌株の花嚢が果嚢になる。



 

これがいわゆるイチジクの果実とよばれており、古くから食用にされている。「南蛮柿」などの別名もある。

「無花果」の字は、花を咲かせずに実をつけるように見える ことに由来する。

中国で名付けられた漢語で、日本語ではこれに「イチジク」という熟字訓を与えている。

中国では「映日果(インリークオ)」を、無花果に対する別名とされた。



 

薬用
熟した果実、葉を乾燥したものは、それぞれ無花果ムカカ、無花果葉(ムカカヨウ)といい生薬として用いられる。


 

パイナップル
熟した果肉の皮を剥いて生食に用いることが多い。

 

 

パイナップルを切り分けて調理する際には、包丁やナイフが用いられるが、パインピーラーやパインスライサーといった専用の道具が用いられることもある。


近年では、小ぶりで果肉が柔らかく、芯まで食べられる品種も出ている。

葡萄液
ぶどうの「カリウム」は血圧をコントロールする働きがあるとされ、塩分過多になりがちなナトリウムの排出を促し、血圧の上昇を抑制。

また、ポリフェノールや有機酸は悪玉コレステロールの発生を防ぎ、血液をきれいにする働きがあるとされることから、動脈硬化や生活習慣病の予防にも効果的とされています。



 

シャインマスカット
近年人気が急拡大しており、日本園芸農業協同組合連合会の統計によるとシャインマスカットの栽培面積は、2022年に1797ヘクタールにまで広がり、ついに国内の主要品種であった巨峰やデラウェアを抜き、トップに躍り出たとされる。


 

「皮ごと食べられる」「種なし」「大粒」「高糖度」という特徴を持つ、高級ぶどうの火付け役となり、日本中に、海外にもぶどうファンを増やした。

2023年頃から"ぶどうの女王"と呼ばれるようになった。

広島県東広島市安芸津町にある農研機構のブドウ研究拠点において育成された栽培品種で、育成地の広島では8月中旬に成熟する早生種である。

シャインマスカットを開発した日本の農研機構は、2006年に日本において品種登録を実施している。

しかし輸出を想定していなかったため、海外での品種登録を行わなかった。

 

 


 

植物の新品種の保護に関する国際条約においては、海外における果物の品種登録は国内での登録から一定期間(ブドウは6年)以内に行うことが定められており、日本がシャインマスカット の海外での品種出願に手をこまぬいているうち、登録期限の12年を過ぎ、産地化が進む中国から取れるはずだった年間100億円とも試算されるライセンス料や、韓国などからのロイヤルティー(使用料)を徴収する権利も失った。


 

日本国外では日本の許可などを要さず合法に栽培できる。海外での品種登録をしなかった理由について農研機構の担当者は、「当時は海外に積極的に出ていくことを想定していなかった」と話している。

オレンジ
日本では、オレンジといえば主に和名アマダイダイ(甘橙、甘代々)を指し、英語圏ではこれが「スイートオレンジ」と呼ばれている。

スイートオレンジの品種は接ぎ木による珠心胚実生を介したアポミクシスの無性生殖で殖やしていく。これらの変種は突然変異を介して生じる。




蜜柑
現代において「みかん」は、通常ウンシュウミカンを指す。和名ウンシュウミカンの名称は、温州(中国浙江省の温州市)から入った種子を日本で蒔いてできた品種であるとの俗説があることに由来するが、本種の原産地は日本の薩摩地方(現在の鹿児島県)の長島であると考えられており、温州から伝来したというわけではない。



 

ウンシュウミカンの名は江戸時代の後半に名付けられたが、九州では古くは仲島ミカンと呼ばれていた。2010年代に行われた遺伝研究により、母系種は小ミカン、父系種はクネンボと明らかになっている。

胡桃
原産地はイラン、中国、日本、北米などで、クルミ属の樹木は北半球の温帯地域に広く分布する。

樹高は8メートルから20メートルに及ぶ。日本列島に自生しているクルミの大半はオニグルミであり、核はゴツゴツとして非常に硬く、種子()(仁)が取り出し難い。



 

なお、クルミとして食用に利用される種は、クルミ属の植物の一部に過ぎない。

実が食用にされるのはクルミ属の中でも一部の種類だけで、多く出回っているものはカシグルミやシナノグルミである。

収穫量はアメリカ合衆国カリフォルニア州と中華人民共和国が多い。日本では長野県東御市がクルミの収穫量日本一である。

日本に自生するオニグルミやヒメグルミは実が小さく殻が割りにくいが、古くから食用にされていて、クルミ和えや菓子にして食べられている。


 

キウイフルーツ(鬼木天蓼)

マタタビ科マタタビ属の雌雄異株の落葉蔓性植物の果実である。
 

商業流通の歴史は浅く、1906年にニュージーランドが新しい果樹のキウイフルーツとして、中国原産のオニマタタビの品種改良に成功、1934年頃から商業栽培を開始し、世界各国で食べられるようになった果物である。



 

バナナ
日本では、チチュウカイミバエなどの害虫の侵入を防ぐため、植物防疫法の定めにより熟した状態では輸入できない。



 

このため、輸入するバナナはまだ青い緑熟のうちに収穫して、定温輸送船などで日本に運ばれる。

植物防疫法、食品衛生法等の諸手続きを経て輸入通関後、バナナ加工業者の所有する加工室内でエチレンガスと温度、湿度調整によりバナナの熟成を促す。


 

完食
「完食」ということばは、おそらく1995年ごろから出始めたことばだと思われます。
 

「大食いチャンピオン」を名のる人々が、これでもかこれでもかと食べていて、もう腹十二分目というころにテレビの司会者が「完食です!」と全て食べきった時に言います。


 

「食べきれるとは思えない量なのに全て食べた」という意味で使われます。


 

実は、「完食」は大食いだけではなく、病院食についても一部の看護部門で使われているようです。


 

入院患者が、決められた食事をどのくらいとっているかを報告するときに「全量摂取」あるいは「完食」ということばを使っているということです。

 

 

↑ 御馳走様でした お一人様用のテーブル ↓