天麩羅
揚げものは揚げたてを岩塩と抹茶塩で食べるのもオシャレ。 



 

料理の調味に使う材料。
主なものに、砂糖、塩、酢、醤油、味噌(さしすせそ)などがある。

料理への味付けを目的としたもの。和食の味付け手順では、「さしすせそ」と称される。

調味料は、それ自身が食品であったり、化学調味料などの食品添加物であったりと多種にわたる。




抹茶塩
塩は、製造方法や原産地の違いで成分・味わいが大きく変化するうえに、食材や料理との相性のよしあしがはっきり出る調味料。

どの食材・料理にも合う万能な塩に出会うのは極めて難しく、基本的に使い分けが必要です。


調味料ソムリエの資格をもつMICHIKOさんと一般モニター5名で、おにぎり・きゅうり・天ぷら・ステーキの4つの食品に合わせておいしさを徹底検証。

 

MICHIKO(ソルトマイスター)
料理好きが高じて、大手企業の秘書から料理業界に転身する。2009年より。活動のテーマは、「食」と「健康」と「美」。養生&ビーガン教室「美楽流-MIRACLE」 in  豊洲、主宰。




野菜・天ぷらには、平釜で炊いた国産塩がおすすめ
専門家から好評だったのは「海の精 あらじお」、モニターが高評価をつけたのは「青い海」。

どちらも加熱はされていますが、立釜より小規模な平釜で炊いているためミネラルがわずかに残り、きゅうりや天ぷら用にほどよい塩加減でした。

 

↑ 料理民宿ないとうで供される天麩羅用の調味料 ↓


100gあたりの食塩相当量は85〜92g程度で、95〜99gの「食卓塩」や「伯方の塩」と比べると塩味は控えめ。

その分野菜がもつ自然な甘味やおいしさを感じやすいので、茹で野菜や揚げ物に振りかける際におすすめです。



 

岩塩またはロックソルト
鉱物として産する塩化ナトリウム(NaCl)のことである。岩石名でもある。

海底が地殻変動のため隆起するなどして海水が陸上に閉じ込められ、あるいは塩湖が、水分蒸発により塩分が濃縮し、結晶化したものである。



 

この現象は米国のデスヴァレーやボリビアのウユニ塩湖のように現在でも見られるが、地質時代の厚い岩塩は米国や欧州各国、中東、アフリカで知られる。

岩塩は他の岩石より軽いため、地層の圧縮を受け絞り出されるように地層中で岩塩栓あるいは岩塩ダイアピルと呼ばれる盛り上がり構造をつくる。



 

この構造の近くで石油が溜まりやすいため、米国メキシコ湾や西アフリカなどで石油が産出する。


 

岩塩の多くは無色または白色に近い淡い色をしているが、産地や地層によっては青色、桃白色、鮮紅色、紫色、黄色などの様々な色を有する。

こうした岩塩の結晶の色は、ミネラルやイオウ、有機物の混入や、地層中で長期間にわたって放射線を浴びることによって生じた格子欠陥などによる吸収であり、このような欠陥を色中心と呼ぶ。格子欠陥による着色は水に溶かすと消失し無色透明の水溶液となる。


 

溶解採鉱法
岩塩の地層に直接水や海水等を注入し、そこから別の場所で汲みだし、さらに水分を取り除いた塩も岩塩として販売されている。



用途
食品に使われる。食品の保存にも使用され、含有物に亜硝酸ナトリウムが含まれる岩塩は更に長期の保存を可能とした。

工業原料、また美術品(彫刻素材やシャンデリア材料)として用いられる。


 

世界中で産出される岩塩の約半分はヨーロッパ、北米を中心に冬季間の融雪剤として使用される。

赤外線を扱うレンズやプリズムに利用される。



 

特徴
結晶は等軸晶系(立方晶系)で、立方体のものが一般的である。鉱床からは層をなして産出する。

このとき、同時に海水中から析出した塩化マグネシウムなどの他の塩類や石膏を伴うことが多い。岩塩の潮解性はこの塩類によるものである。



 

湿度の高い環境下では潮解が起こりやすい。
岩塩層は、地層が比較的安定していることを見込まれて、ドイツでは放射性廃棄物の地層処分の場として20世紀後半に使用されたが、地下水浸出や岩塩ドームの崩壊が危惧されている。

少しずつ膨張する性質がある。そのためアメリカのニューメキシコ州にある核廃棄物隔離試験施設は岩塩層の中に作られており、数百年後には核廃棄物を完全に岩塩の中に閉じ込めることができることになる。

 

 

↑ レモンも天婦羅の調味料だし、お酒も隠し味に ↓