服部屋敷売店
服部屋敷は樫立踊りを見せるだけでなく、お土産店も併設しています。

 

昭和30年代に建てられた歴史ある店内は昔の面影をいまも残している。

 


 

↑ 黄八丈木目込み人形 桂春/恵比寿 ↓

 

木製の人形の一種。賀茂人形、賀茂川人形、柳人形とも。




雛飾り
桐塑または木で作られた人形に、衣服の皺や模様の形に本体に筋彫りを入れ、筋彫りに目打ちなどで布の端を押し込んで衣装を着ているように仕立てた人形。

この、筋彫りに布の端を押し込む動作を「木目込む(決め込む)」ということから、木目込人形と呼ばれるようになった。

全身が桐塑でできているものと、頭を別に作って完成した胴体に差し込んだものとがあるが、頭を別に仕立てる場合でも目にはガラスを入れず、描き目であることが多い。

1739年に京都の上賀茂神社に仕える雑掌(雑事をつかさどる者)の高橋忠重が、ヤナギの木で祭器の柳筥(やなぎばこ)などをつくり、その余材で彫った人形に古い衣装の裂を貼ったのが始まりとされている。

宝暦年間に忠重は神職を辞して人形作りに専念し、代々の家業となり、特に3代目大八郎は技に優れ、文政・嘉永年間(19世紀前半)にかけて数多くの名作をつくり、大八人形の名で流行した。

第二次世界大戦後は木目込雛の名で、ガラスケース入りの雛人形セットが現れ、また型抜きの練り物製が量産されるようになった。

雛人形や七福神といったヒトガタの人形のほか、干支飾りや観賞用の手鞠なども存在する。


 

↑ 椿の香袋 黄八丈のキーケース ↓

 

 

香袋とは、常温で香りを発する香料を詰めた布袋のこと。携行して香りを楽しむ他、衣類や文書とともに保管して用いる。

欧米にも同様のものがあり、サシェ(Sachet)と呼ばれている。
日本の伝統的な匂い袋には、白檀、丁字、桂皮、龍脳、大茴香といった香料の粉末が使われる。

中でも白檀や丁子は防虫効果が高く、そちらを主とした「防虫香」と呼ばれるものも市販されている。なお、常温ではほとんど香りを発しない沈香は用いられない。
 


 

黄八丈のキーケース
キーケースは、鍵を管理するのに便利なアイテムです。キーホルダーとの違いは、使用頻度の高さ順に並べられるところ。キーケースには表と裏があるだけでなく、鍵を取り付けるフックが横一列に並んでいますので、鍵を探しやすいといえます。


 

黄八丈のちゃんちゃんこ
「ちゃんちゃんこ」とは、袖なしの羽織のことです。「ちゃんちゃんこ」のほとんどは、綿が入れられており、防寒着の役割があります。

特に子供や年配の人が着用することが多いです。袖がないため着脱が楽におこなえて、家事や作業がしやすいというメリットがあります。


 

カフェ
もともとはコーヒー豆やそれをひいていれた珈琲の意味。
転じて、客にコーヒーを飲ませるための店・施設を意味する。


 

ヨーロッパの都市などにある、コーヒーをその場で飲ませる店のことで、特にフランスのパリやオーストリアのウィーンのものが知られる。


 

新聞や雑誌がそこで読め、時の話題について談笑し、情報交換のできる場所として親しまれている。日本語では、コーヒー屋、喫茶店とも俗称される。


 

パッションフルーツジュース
爽やかな香りと甘酸っぱい味わいのパッションフルーツジュース。


 

パッションフルーツ
和名は、クダモノトケイソウ(果物時計草)は、アメリカ大陸の亜熱帯地域を原産とするトケイソウ科の植物、またはその果実である。




名称
和名は時計のように見える特徴のある花のトケイソウの仲間で、果実を実らせる種であることに由来する。

 

英語では、トケイソウをpassion flower(パッションフラワー)と呼ぶことからpassion fruit(パッションフルーツ)の名がある。

なお、このpassionは「情熱」の意味ではなく、花の中心が十字架のように見えることから「キリストの受難」を意味する。


 

↑ 郷土芸能鑑賞会場内のパッションフルーツジュース売場 ↓

 

本場ブラジルではマラクジャと呼ぶほか、ペルーではマラクヤ、中南米各地でグラナディリャ、ハワイではリリコイなどと呼ばれ、土地それぞれの栽培品種が流通している。


 

中国語名は西番蓮であるが、近年英語名の「パッション」の当て字+「果」で 百香果(バイシャングオ)が使われる状況多いが、前述の「情熱」の意味と誤解されて情熱果(熱情果)と誤訳されることがしばしばある。


 

日本では沖縄や、鹿児島で栽培されることが多い。
500種類以上もあるトケイソウ科の仲間で、蔓性の常緑多年草。南米を中心に分布している。

熟したパッションフルーツの果実は直径5センチメートルほどの球状又は卵形で、堅い表皮は滑らかで黄色か濃紫色、赤色など、内部に小さくて堅い種を多く含み、黄色いゼリー状の果肉と果汁がある。



 

果汁及び果肉は強い香気をもつものが多い。果皮が濃い赤紫色をしたもののほか、黄色い果皮のイエローパッションフルーツもある。

2010年現在では、実を食用とする数十種の中から選抜され品種改良された種が、世界の熱帯から亜熱帯地域の広範囲で栽培されている。

ブラジルが最大の生産国で、その周囲の中南米での栽培が主流になっている。


 

近年、ミャンマー北部のゴールデントライアングルでケシ(アヘン)の代替作物として栽培が増えており、ヨーロッパ市場へ進出している。また、台湾、インドネシアなど東南アジア圏でも栽培されている。


 

日本では、別名時計草トケイソウとも呼ばれており、古くは奄美諸島を中心とした南西諸島や東京都の島嶼部、鹿児島県、沖縄県を中心に栽培されている。

栽培面積・生産高ともに鹿児島県が日本一だが、熊本県、岐阜県、東京都、長野県、栃木県、福島県など各地で栽培が盛んになっている。

これら栽培はほとんどがハウスを利用したものだが、露地栽培も可能であり、昔から各地で栽培されていた。近年は、千葉県や岐阜県でも露地栽培されている。


 

日本国内の栽培はおおむね紫玉、黄玉、中間交配種の3つに分かれ、生食用では甘みの強い紫玉の需要が多い。

黄玉は性質強健で果汁の多いものが多く、世界的に加工用原料としての栽培が多い。

生育には一定の温度が必要で、越冬には最低でも4℃以上の温度が必要である。

亜熱帯植物のわりに高温を嫌い、30℃以上の気温が続くと、高温障害を起こし、花芽や未熟果を落下させることがある。


 

開花・受粉から14日で玉伸びを終え、その後45日で完熟、自然落下する。収穫は自然落下したものを回収する(もしくは軽く触れると落下する程度)。


 

蔓ごとに一番花は人工授粉で確実に受粉を行うのが栽培の要諦であり、開花を誘導する技術、多収量の元苗の作り方などにノウハウが形成されている。

自然界では、トケイソウ科の花の花粉媒介者はクマバチ類が有力であるケースが多いことが知られ、パッションフルーツの花にもよく訪花し、受粉を手伝っている。



甘酸っぱいゼリー状の果肉と、やや固めの小さな種子の部分を食用にする。

可食部は果実の大きさからするとさほど多くはないが、芳醇な香りと鮮烈な酸味がある。

甘味に比べて酸味が勝る酸っぱい果物であるが、追熟(皮の表面が皺になる程度)すると甘味が増す。


 

食材としての旬は6〜8月ごろとされ、果皮に傷がなく香りが良いものが良品であるが、果皮にしわが出ているものは熟している証拠なので、すぐに食べる分には問題ない。

果皮がツルツルしているものは、常温(25℃程度)で3日〜7日ほど、直射日光の当たらない風通しの良い場所において、追熟させると甘味が引き立ち、香りも出てよい。


 

世界の生産量の9割ほどが加工品として利用されており、菓子、ジュースの材料として流通している。

ケーキやペイストリーの具材、ゼリー、カクテル用のリキュールやシロップなどが作られる。煮詰めて加糖した「希釈用ジュースの素」は東南アジアほか、日本では南西諸島での人気が高い。

加工に当たっては、過度に加糖したり、フィリピン産の原産地表示を故意に怠るなどの問題も見られる。


 

生食の場合は、レモンスカッシュと同じく、果汁を水で割り砂糖を加えて飲んだり、ヨーグルトやアイスクリームに入れたり、カクテル材料にしたりする。

このほか、果実を半分にカットしゼリー状の果肉をスプーンですくって種ごと食べるが、この場合、種を分離するのは難しいため、通常は種を噛まずに喉ごしを楽しむことになる。酸味が強く、甘味が不足気味なので砂糖をまぶすこともある。

栄養素は、β-カロテンが豊富に含まれていて、体内でビタミンAに変わり老化防止や免疫力の強化に役立つといわれる。高血圧予防の働きがあるカリウム、血流をよくするナイアシン、妊婦によいとされる葉酸なども含まれている。