いろりの宿 蓼科パークホテル

 

 

元旦には輪島能登地震のニュースに吃驚致しました。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。

 

 

↑ 門松 金の生る木 ↓

金のなる木
南アフリカが原産のベンケイソウ科の多肉植物です。大株になると小さな白やピンクの花を咲かせます。

 

 

鏡餅
鏡餅は、新年の神様である「年神様」の依り代です。

 

そもそも一連のお正月行事というのは、新年の神様である「年神様」を家に迎えて・もてなし・見送るための行事ですが、お迎えした年神様の居場所が鏡餅です。
 

 

鏡餅の役割は、それだけではありません。年神様は、新しい年の幸福や恵みとともに、私たちに魂を分けてくださると考えられてきました。その魂の象徴が鏡餅です。

 

 

氷柱
建物の軒下や岩場などから棒状に伸びた氷。軒下などに水滴が垂れてできる氷の柱をさしている。

 

屋根の雪が融けた水が垂れ落ちる時点で寒気に晒され氷結し、上から下へ徐々に成長したものであり、形成過程としては鍾乳洞の鍾乳石と似ている。

 

 

一旦融けなければならないため、長い氷柱となるためにはただ極寒なだけでなく、寒暖がある程度繰り返される必要がある。

また、蛇口から漏れた水道水や崖から染み出た地下水が寒気によって凍った氷柱や、滝の近くなど水しぶきがかかった枝や突起物などに形成される氷柱もある。

 

 

薦被り(こもかぶり)

薦で包んだ4斗(約72リットル)入りの酒樽。

江戸時代、上方から、江戸に酒を運搬していました。特に灘・伊丹・伏見の酒は下り酒として、評判が良かったそうです。
 


 

はじめは、二斗樽(36リットル樽)を馬の背に振り分けて陸路運送や、菱垣廻船にて他の商品と一緒に海上運送されていました。

しかし、運送時間の短い酒荷運送専門の樽廻船の登場により、海上輸送が主流となります。

 

 

この頃には、樽のサイズも大きくなり、四斗樽(72リットルサイズ)となりました。

樽が大きくなり困るのが、酒樽の破損です。破損を防ぐ目的で、酒樽に菰(こも)を巻き付けたのが、菰樽(菰冠樽:こもかぶりたる)の始まりといわれています。

 

 

御節料理

節会や節句に作られる料理。節日のうち最も重要なのが正月であることから、正月料理を指すようになった。単におせちという。



 

↑ いろりの宿 蓼科パークホテル ↓

 

食事会場が囲炉裏形式になっていて一席4名で利用。今回はもう一組のご夫妻と相席に

 

 

由来
歳神様に捧げる供物としての料理が「おせち」。「節目の日のための供物」という意味から「御節供(おせちく、おせつく)」と呼ばれたのが語源。

 

「おせち」は「御節供」や「節会(せちえ)」の略であり、中国から伝わった五節供の行事に由来する。



 

原型は弥生時代にできていたが、奈良時代には朝廷内で節会として行われ、そこで供される供御を節供(せちく)と言った。

 

現在のような料理ではなく、高盛りになったご飯などであったとされる。
この五節会の儀を、一般庶民がならって御節供を行うようになったものと考えられている。

 

元々は五節句の祝儀料理全てを言ったが、後に最も重要とされる人日の節句の正月料理を指すようになった。

 

正月料理は江戸時代の武家作法が中心となって形作られたといわれている。


江戸時代、関西では「蓬萊飾り」、江戸では「食積(くいつみ)」、九州の佐賀・長崎などでは「蓬萊台・手懸け盛り」と称し、歳神様に三方などでめでたい食べ物などを床の間に飾り、また年始の挨拶に訪れた客にも振る舞ったり、家族も食べたりした。


黒豆
黒豆をしわが寄らないように甘く煮たもの。
黒は道教において邪除けの色とされている。黒く日焼けするほど達者(マメ)に働けるようにと邪気を払い、長寿と健康(無病息災)を願ったもの。



 

数の子
数の子は卵の数が多く、また、ニシンは「二親」に通じ、五穀豊穣と子孫繁栄を願ったもの。



 

田作り(ごまめ)
カタクチイワシを田の肥料としたところ俵もの米が収穫できたとのいわれに由来している。「ごまめ」は「五万米」であり、「田作り」の名とともに五穀豊穣を願ったもの。


 

たたきごぼう(酢ごぼう)
たたきごぼうは瑞鳥(豊年の象徴)を表したもので、豊作と息災を願ったもの。黒色には邪を払うという意味を持つ。また、ごぼうは地中に深く根を張ることから用いられる。別名「開きごぼう」ともいわれ、「運が開く」という意味も持っている。



 

紅白かまぼこ
神饌の赤米、白米。
形状が初日の出の形に似ることから用いられる。赤色は魔除け、白色は清浄を意味している。紅白の色は縁起がよいとされる。


 

伊達巻
言葉で伊達政宗番となる。卵焼きやだし巻。
「伊達」は、華やかさや派手さを表す言葉で、華やかな卵焼きという意味で伊達巻という名前がついたや、伊達政宗が魚のすり身に卵を混ぜて焼いたものを好んで食べたなどの諸説がある。巻物(書物)に似た形から文化・学問・教養を持つことを願う縁起物。


 

搗ち栗(かちぐり)
搗ち(かち)栗は「勝ち」に通じることに由来。


 

栗金団(くりきんとん)

「金団」とは金色の団子という意味で金銀財宝を意味しており、金運を願ったもの。ただし、栗を用いるようになったのは明治時代以降とされる。

 

 

お多福豆
ソラマメの一種を甘く煮たもの。文字通り、福が多からんことを祈願した。

鰤の焼き物
出世を祈願。出世魚であることにあやかったもの。
地域によっては鮭の塩引き。




鯛の焼き物
鯛は神饌「めでたい」の語呂合わせ。

 

 

海老の焼き物
伊勢海老を使うことが多かったが、高価であるため、クルマエビなどが使用されている。
長寿を祈願した縁起物(ひげが長く腰が曲がっている様子に由来)。また、海老は脱皮することから生命の更新を意味するもの、または、脱皮を繰り返していくことから出世を願うものとされる。また海老の朱色が晴れやかであることから用いられるという説がある。




鰻の焼き物
ごく最近の趣向。鰻登りにあやかって出世を祈願。


 

紅白なます
大根と人参を用いたなます。祝い事に用いる紅白の水引にあやかる。平安と平和を願う縁起物。


 

ちょろぎ
植物の根をシソ酢で赤く染めたもの。多くの場合、黒豆と共に盛り付けられる。「長老木」「千代呂木」「長老喜」「長呂貴」といっためでたい漢字を当て、長寿を願う。

 

酢蓮(すばす)
蓮根の酢の物。蓮根は仏教で仏様のいる極楽の池にあるといわれており、けがれの無い植物とされている。穴が多数ある蓮根は「将来の見通しがきく」という意味の縁起かつぎである。

 


 

菊花かぶ
かぶをめでたい菊の花に飾り切りした紅白の酢の物[26]。長寿を願う縁起物。武家社会では、かぶは頭に通じることから頭(かしら)を目指すようにという縁起のよい食べ物として広まったともいわれている。


 

昆布巻き
煮しめの中の材料としても用いられる。身欠きニシンなどの魚を昆布で巻いて、干瓢で結ぶ。「喜ぶ」の語呂合わせ。また、昆布は「ひろめ」あるいは「えびすめ」とも称された。「ひろめ」は末広がりである昆布の形状に由来する。

 

また、「昆布」に「子生」の字をあて子孫繁栄を願ったものともいわれる。昆布巻きは伊達巻と同じく巻物(書物)に似た形から、文化・学問を象徴する意味を持つ。



 

陣笠椎茸
煮しめの材料の一。陣笠椎茸は椎茸の傘を陣笠に見立てたもの。武家社会の名残。神様へのお供えとして珍重されていた椎茸は元気、壮健への願いが込められている。


 

楯豆腐
煮しめの材料の一。楯豆腐は豆腐に焼き目を付けて楯に見立てたもの。武家社会の名残。家が守られるようにと祈りを込めたもの。



 

手綱こんにゃく
煮しめの材料の一。手綱こんにゃくはコンニャクを手綱に見立てたもの。薄く切ったコンニャクに縦に切り目を入れ、その中に片端を通す。武家社会の名残。心を引き締め、心を養うということを意味している。結び目が円満、良縁に通じることから縁を結ぶという縁起を担いで用いられてる。


 

芽出しくわい
煮しめの材料の一。梔子とともに煮て色付けする。    最初に大きな芽が一本出ることから「めでたい」にかけたもの。芽が出ることから出世を祈願したものまた、黄色に着色することで財を表しお金や豊かさを祈願する。古くは平仮名の「か」を「くわ」と表したので、くわい=かい=快から、一年を快く過ごせるように食べられるという説がある。

 

 

花蓮根
煮しめの材料の一。先述のように、穴が多数ある蓮根は「将来の見通しがきく」という意味の縁起かつぎである。この孔が空いていることから将来が見通せるようにとの意味のほか、花蓮根には花の後に実を結ぶようにとの意味がある。



 

矢羽根蓮根
煮しめの材料の一。破魔矢の矢羽根に見立てたもの。


 

八ツ頭(里芋)
煮しめの材料の一。
八ツ頭はサトイモの栽培品種、親イモが大きいことに因んで頭(かしら)になることを願うもの。また、里芋は親芋に子芋がたくさん育つことから子宝を願ったものとされる。



 

たけのこ
む煮しめの材料の一。成長が早いので子供がすくすく育つように願った。天に向かって伸びるので立身出世を願った。成長する様子を家の繁栄に例えたなど様々な説がある。


 

金柑
「ん」は「運」に通じ、運を重ねるの意。財宝としての「金冠」を意味している。



 

梅花にんじん(人参)
型で抜くか、包丁で5角形の梅の花びら形にしたもの    梅は花が咲くと必ず実を結ぶことから縁起物とされている。また、ニンジンの赤色は寿を表すともいわれている。

 

 

↑ いろりの宿 蓼科パークホテルの御節セット ↓

 

 

 

↑ 鍋物 ↓