接客
接客係は、部屋への案内のほか、布団の上げ下げや食事の提供などを客室で行う。
その際には客の要望を聞き注文を受けるなど、きめ細かいサービスを行うのが特徴である。旅館の女性管理者である、女将(おかみ)が客へのサービスや営業上重要な役割を担っている場合が多い。

ただ、これは地域によって流儀が異なる。大概女将は、経営者の妻または女性経営者である。接客の際は和装であるのが通例である。

また、高級旅館あるいは伝統を重んじる方針の旅館では、女性接客係である仲居(なかい)が各部屋での接客を担当する。服装は女将同様に和装であることが多い。

一泊二食付きの料金設定
前述のとおり客室が和室であるが、通常は宿泊料金が食事代込みとなっており、多くは夕食・朝食ともに込み(一泊二食付き)の設定となっている。
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これに対しホテルの場合、食事の有無は選択できることが多い。しかし、素泊まり(食事なし)や夕食のみ、朝食のみでの宿泊を認めている旅館もある。
ビジネス客主体の商人宿(駅前旅館など)、今日のビジネス旅館では食事なしの「素泊まり」又は朝食のみの設定のことも多い。

↑ 田舎炭うどん ↓
食事
食事のメニューはあらかじめ旅館側が決定しているが、客の体質に合わせてメニューを調整する旅館もある。

最近では、数種類の食事プランが用意されて、宿泊客が選択できる旅館もある。料理旅館のみならず、観光旅館や温泉旅館でも、郷土料理や地元名産の食材を用いた料理など、食事の質の高さをセールスポイントとしている旅館が多い。

配膳は、仲居が客室内まで運んで膳で供する(あるいは座卓上に配置する)、いわゆる「部屋食(へやしょく)」が本来の形式であるが、省力化や多様な献立を提供するためなどの理由から、平成以降は特に館内の大広間や食堂で供するところが増えた。

原則部屋食の旅館でも、多人数の団体には客室でなく宴会場などの大広間で供する場合が多い。

サービス利用時間の制限
食事の時間や共同浴場利用の時間帯が指定されることがある。

営業システム・予約システム・インターネットでの情報提供
電話等の直接予約のほか、旅行代理店や観光案内所を通じた予約もできる。
インターネットでの空室情報の確認、じゃらんnetや楽天トラベルなどの旅行サイトを通じて予約できる施設も増えてきた。
宴会における芸者・コンパニオン
宴会に芸者・コンパニオンを呼ぶことがある。温泉地等には昔は芸者置屋、現在ではコンパニオン派遣業者があり、需要に応える。

現状
宴会ブームの崩壊で、都心に近い観光地の高級旅館、ホテルは経営に苦戦して、ブームの最中に建設された施設の中には倒産や閉店に追い込まれた施設も出ている。

都市部の旅館も、ビジネス客のビジネスホテルへのシフトや、少子化による修学旅行の減少やホテルへのシフトによって経営の苦しい施設が多く、ビジネスホテルに転じた施設が多い。

反面、宴会を主としない固定客を持つ者も多く、これらの多くはバブル期以前に建設された物が殆どである。安定した顧客があるため経営状態も安定している。固定客が多い為、大々的な広告を出さずとも経営の成り立っている旅館も多々ある。

古くからの旅館によっては経営者の高齢化が進み、少子化の影響で後継者ができず、次世代の代替わりが行えない業者も出ている。収支面では経営が成り立っていても、後継者問題で閉店になるケースも見受けられる。

↑ お開き ↓
特殊なケースでは、和室の低価格宿泊施設(いわばB&B)を売りに外国人や学生合宿を主なターゲットに切り替え、成功を収めたところもある。

B&Bとは
bed and breakfast(ベッド・アンド・ブレックファスト)とは、イギリスや北米、アイルランド、ニュージーランド、オーストラリアなど、主に英語圏各国における多くの場合小規模な宿泊施設で、宿泊と朝食の提供を料金に含み、比較的低価格で利用できるもののこと。

↑ 二次会は客室で ↓
ドイツやイタリアなどのペンション(日本の「ペンション」とは異なる)や、フランスのシャンブル・ドットに相当する。
日本においてはイギリスに多く存在する宿泊施設として認識され、「B&B(ビー・アンド・ビー)」の略称で知られる。
また、非英語圏の同様の比較的低価格のホテルを「bed and breakfast(B&B)」と呼ぶこともある\
↑ 会費で購入した物やクラスメイトの差し入れなどで ↓






