コンニャク(蒟蒻、菎蒻)
サトイモ科の植物、あるいはその球茎から製造される食品である。



 

↑ ボイル・冷却室 充填・包装室 ↓

 

 

植物としてのコンニャク
サトイモ科の夏緑多年草植物。
地下茎はコンニャクイモ(蒟蒻芋)と呼ばれる。原産地はインドまたはインドシナ半島(ベトナム付近)とされ、東南アジア大陸部に広く分布している。

 

↑ 充填・包装室を反対側から ↓

 

 

扁平な円形の地下茎があって地上には葉だけを出す。茎(実は葉柄)は高さ1mほどに伸び、先端は平らに開いて鳥足状に小葉をつける。小葉は柔らかくて、つやがあり、楕円形。
 


 

株は次第に大きくなるが、ある程度大きくならないと花はつかない。栽培下では5-6年で開花する。開花する時には葉は出ず、また開花後に株は枯れる。

 

 

花は全体の高さが2mほどにもなる。いわゆる肉穂花序の付属体は円錐形で高くまっすぐに伸び上がり、仏縁苞は上向きにラッパ状に開き、舷部(伸び出した部分)は背面に反り返る。


 

↑ 検品装置 ↓

 


花全体は黒っぽい紫。独特の臭いを放つ。

生のコンニャクイモはシュウ酸カルシウムのエグ味が強く、食用とするためには茹でるなどの下処理を行う。

 

 

↑ 検品 ゼリー工場 ↓

 

 

ゼリー(車厘、英: jelly)
一般には、ゲルの通称、あるいは特に、水分を大量に含み一様な分散状態をとるゲルのことである。


ただし多くの場合、食品について使われ、主に、ゲル化剤としてゼラチンを、あるいは他に寒天、ペクチンなどを使った菓子。

 

肉・魚類や果実を煮込んでゼラチンやペクチンを煮出した汁、あるいは、それを固めた食品。
 

 

イノシシやサルの採食試験の結果からコンニャクイモは野生獣にとって嗜好性が低い植物とされている。


なお、近縁種のヤマコンニャクが、日本の四国南部から九州、南西諸島、台湾に自生している。

 


 

食品としてのコンニャク
通常、コンニャクと呼ばれる食品はコンニャクイモに含まれるコンニャクマンナンという多糖を糊化し、アルカリ液(通常は水酸化カルシウム水溶液が用いられる。
 


かつては灰を水で溶いた汁を使った)を用いて凝固させたもので、加工される前は粉末の形で流通する。

 

そのため、コンニャク産業におけるコンニャク食品の原料とはコンニャクイモそのものではなく、こんにゃく粉を指す。
 

 

コンニャク食品はぷにぷにとした独特の食感を持ち、一旦凝固させたコンニャクは水溶性を持たず、強い弾力を示す。

 

また、独特な臭みがあり、コンニャク食品が敬遠される最も大きな理由ともなっている。

 

 

この臭みの正体は、古くなった魚の魚臭と同じ成分であるトリメチルアミンという低分子物質である。
 

コンニャクのトリメチルアミンは撹拌しただけでは発生せず、アルカリ性になると発生する事がわかっているが、その生成機構は未解明である。 
 

 

通常、ビニール袋やプラスチック製のパック詰めで販売されているが、缶詰などで販売されているものもある

 

。調理に際しては一旦煮込んで灰汁抜きをするが、今日では灰汁抜きが不要な製品も多く見られる。

 

 

コンニャクのカロリーは300 g(1枚)で21 キロカロリーと、非常に低い。


四つ切りのコンニャクおでんに2gの練り辛子をつけて食す場合、つけた練り辛子のほうがカロリーが高い(辛子6キロカロリー、コンニャク5キロカロリー)ほどである。

 

 

食物繊維が豊富なこともあり、ダイエット食品(健康食品)としても人気がある。また、物理的に腸の老廃物を押し出す効果があり「お腹の砂払い」とも呼ばれている。

 

 

しかし、メッケル憩室保有者や胃切除を行った人は腸閉塞を起こしやすいとする報告がある。

古くからコンニャクを食用としてきた主な地域は、日本・中国・ミャンマーなどのアジア各国である。

 

 

中国では、貴州省や雲南省、四川省など少数民族が多い地域でよく食され、それらの地では「魔芋」「魔芋豆腐」という名称のほうが一般的である。
 

 

日本と似たような煮物や惣菜のような調理が多いが、これらの地方の小吃では、コンニャクをステーキのように焼いた料理に、唐辛子や、薬味がたっぷり効かされている。