ボーイング787 ドリームライナー
↑ ANA NH878 ↓
アメリカ合衆国のボーイング社が開発・製造し、767・777の一部を後継する、次世代の長距離用中型ワイドボディ機。
両翼にそれぞれ1基ずつ、計2基のターボファンエンジン(エンジンは、ロールス・ロイス・ホールディングス製トレント1000)を装備する双発機である。
愛称は「ドリームライナー(Dreamliner)」であるが、この名前は、公募後に2003年6月のパリ航空ショー期間中に発表された。
研究段階ではY2、開発段階では7E7と称され、2005年1月28日(シアトル時間)に従来の命名方式を踏襲した787に変更された。
777に次いで開発されたことから「787」の名称が予想されていた。
↑ 降雨 ↓
タキシング(またはタクシング)
航空機が自らの動力で地上を移動すること。多くの場合飛行場の誘導路上を車輪で行うが、スキー装着機による雪上の移動やフロートによる水上移動もタキシングと呼ばれる。
↑ タキシング開始 ↓
タキシングのための推力は、航空機自身のプロペラあるいはジェットエンジンを用いる。
制動は操舵ペダルを踏み込むことによって行う。方向転換は前輪もしくは尾輪を操舵する。
小型機では操舵機能を持たないものもあり、この場合は左右個別のブレーキ操作で機首の向きを変える。
航空機の滑走
航空機が離陸するとき、離陸するために必要な速度になるまで、または着陸時、停止あるいは減速しタクシングを開始するまでに行なう陸上あるいは水上走行をさす。
固定翼機では揚力を得るために滑走は必須である。ヘリコプターをはじめとする回転翼機や垂直離着陸機などでは原理的に滑走がいらないが、離着陸を有利にするためこれらでも滑走する場合が多い。
離陸時は機体重量が大きいほど、または主翼面積が小さいほど高い速度でなければ離陸できず、滑走に長い距離が必要となる。
テイクオフ
航空機などが地表面を離れて、浮上した状態を保持すること、あるいは、浮上ののち安定した上昇体勢を維持すること。
その後は、高度を維持して水平な状態で飛行する。
飛行艇や水上機が水面から飛び立つことは離水と言う。
フラップ(高揚力装置)
飛行機の揚力を増大させるための装置である。必要時に主翼から展開させるタイプのものが多い。
飛行機は、巡航時にはより早く目的地に到達するため、その他種々の目的のため、可能な限り高速である事が求められる。
しかしながら、離着陸時にはできるだけ低速であることが求められる。より低速で離陸と着陸ができれば、その分滑走距離を短くできる。
↑ フラップを微調整しながらテイクオフ ↓
キャンバー(翼の湾曲)を増やす
翼は気流を曲げることによって揚力を得ている。そのためキャンバーが大きければ揚力も大きくなる。
↑ 急上昇中 ↓
初期の飛行機はキャンバーが大きな翼型を採用していたが、高速時には空気抵抗と揚力が過大になる。よって離着陸時など低速時のみキャンバーを増やす。
水平飛行
飛行機は、巡航高度に達すると「水平飛行」に入ります。
巡航速度
飛行機が連続的な定常飛行を行うときに使用する速度。経済性と所要時間とのバランス,つまり運航の効率を考慮して速度が決められる。
最大速度は機体構造に加わる空気の圧力,および衝撃波の発生による抵抗の急激な増大に基づいて決定されるが,実際の運航では上記の条件を考慮してもう少し小さい速度が選ばれる。
また2地点間を運航する場合,区間距離や気象状態,および重量などを考えて飛行時間の短縮を目的とするのが高速巡航方式,
また,飛行時間と燃料消費量の両方を考慮するのが経済巡航方式で,それぞれの方式について決められた巡航速度を選択するようにしています。