人間でも花を上手に採ると花片の下から蜜を吸うことができるが、多くの種に致死性になりうる毒成分のグラヤノトキシンなどが含まれる。


特に多く含むレンゲツツジは庭木として利用されることもあるので事故を避けるために注意しなければならない。中毒症状としては、嘔吐、けいれん、下痢などを起こす。


園芸用として交雑種が多く安全な種との見分けは、専門家でもないかぎり不可能で、児童などが中毒になった報告がされている。

 

 

↑ ギンノザイ ↓

 

 

珍しいツツジ ギンノザイ
ツツジ科ツツジ属にはモチツツジ(黐躑躅)と言われる一群がある。
モチツツジかどうか確かめるときには、花の萼のあたりを触ってみればわかる。

これは腺毛と言われるものがあって、そこから粘着性のある液を分泌しべとついているからだ。

 

 

 

トリモチみたいになっています。昆虫による食害を防ぐ手段として発達したと言われているらしい。

ギンノザイはなかなか街頭などには植えられていないちょっとレアなツツジです。

よくあるツツジのように、花びらが大きくなっておらず、細い花弁が特徴のギンノザイ。

おしべ、めしべが長いのもとても特徴的で、面白いですよね。ツツジ祭りは、花の色を楽しむだけでなく、珍しいツツジを観察するのもおすすめです。

 

 

 

 

↑ 此の門扉の前が乙女稲荷社の参道で、正面石段を下ると根津神社唐門西口 ↓

 

 


交雑種が多く毒の含有量もさまざまであるが、ネジキの場合、牛は体重の1%の摂取で死亡する。


ツツジ属は大きくヒカゲツツジ亜属(有鱗片シャクナゲ亜属)とツツジ亜属、無鱗片シャクナゲ亜属、セイシカ亜属、エゾツツジ亜属に分類されるが、便宜上常緑性のものの一部がシャクナゲと呼ばれている。


すなわち、日本で「シャクナゲ」と呼ばれるものはホンシャクナゲの仲間(無鱗片シャクナゲ節)に限られ、常緑であってもそれ以外の殆どは「シャクナゲ」とは呼ばない。

 

ツツジは日本では古くから園芸品種として交配され美しい品種がたくさん生まれた。中でもサタツツジとヤマツツジやミヤマキリシマなどをかけ合わせて生まれたクルメツツジはその代表で種類も多く色とりどりの花が咲き、満開の時期はまさに圧巻である。

 


ヒラドツツジも日本全国でよく見られる大型のツツジで、花も大きく街路樹としてもたくさん植栽されていて、ケラマツツジやモチツツジ、キシツツジなどを親としている。 

 

ハナグルマ
花期4~5月頃、多くのツツジとは異なり、花びらが細長く別れ、まさに風車の形に見える。 モチツツジ(餅躑躅)の園芸種です。


 

花の萼や柄、葉(両面)などに腺毛が多く見られ、そこから分泌される液滴によって粘着性を持っています。



 

花姿は一般のツツジとは違い深く5裂しています、その姿をハナグルマと見立てたと思います。

 

 

 

 

 


 

 

サツキとマルバサツキおよびその交配種は特にサツキと呼ばれているが、クルメツツジなどと同じく常緑ツツジの仲間である。


西洋ではアジアからヨーロッパに常緑のツツジが持ち込まれて園芸化され、ベルジアン・アザレアと呼ばれ現在鉢花として大量に生産されている。


トウヤマツツジを主に、ケラマツツジやサツキの品種などもその育種に用いられている。
また日本のレンゲツツジや北アメリカの落葉性の原種が園芸化されてエクスバリー・アザレアあるいは匂いツツジなどと呼ばれている。


北アメリカ大陸には、その地域に古くから自生する北米ツツジ(アザレア)も生息している。