石楽園
巨岩による石組と渓流を中心とする庭園には樹木や草花、芝が配されています。
 
日本古来の作庭方法の借景を用い、明星ヶ岳、浅間山、さらに相模灘まで連なる様に見える景観は開放感があり、苔庭とは違った空間美を呈しています。
 
 
 
 
 
↑ 箱根美術館本館展示室と非公開エリア(右の建物)  石庭園 ↓
 
 
 
↑ 非公開エリア ↓
 
 
国登録記念物に登録された3万坪の「神仙郷」
箱根で最も歴史ある美術館「箱根美術館」は、昭和27年に岡田茂吉によって創立された美術館です。
 
 
↑ 非公開エリア ↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
また箱根美術館が建っている場所は、創立者の岡田茂吉が、藤山雷太の別荘地や強羅公園の中の和風庭園部分を買収した場所。

岡田茂吉によって「神仙郷」と命名された同場所は、その歴史的文化遺産としての価値の高さから、2013年に国登録記念物にも登録されています。
敷地面積約3万坪の「神仙郷」の中にこの「箱根美術館」があります。

箱根美術館の見どころは展示物だけではありません。130種類の苔と200本のモミジが植えられている「苔庭」をはじめ、「萩の道」、「竹庭」など、美しい景観が楽しめるスポットも満載です。
箱根美術館の庭園は、特に秋の景観がオススメ。庭園内のモミジが一斉に赤く色づく様相は壮麗で、見るもの全てを魅了する紅葉の名所として知られています。
土日祝と11月には、普段見ることのできない庭園「石楽園」も特別されるので、訪れるなら休日か紅葉のシーズンがいいでしょう。紅葉の見頃は11月上旬です。

藤山 雷太(ふじやま らいた、文久3年8月1日-昭和13年12月19日)
佐賀藩出身の明治・大正・昭和の実業家、貴族院勅選議員。
 
福澤諭吉門下直系の実業家として、東京商業会議所会頭、芝浦製作所所長、大日本製糖社長、藤山同族社長、大日本製氷会長、日印協会理事、また三井財閥・安田財閥・共同の各信託会社の相談役・取締役等を歴任し、藤山コンツェルンを創立した。正五位勲三等。
 
1919年(大正8年)に藍綬褒章、1923年(大正12年)に紺綬褒章を受章。次いでフランス政府からレジオン・ドヌール・シュバリエ勲章を受章。
安南(現在のベトナム)国王からはグラン・オフィシェ・ド・ランテン勲章を贈られた。
 
邸宅
東京の本邸は白金台のシェラトン都ホテル東京付近にあった。和館が愛知県に移築されている。箱根強羅にあった別荘は、1944年(昭和19年)に岡田茂吉が、長男の藤山 愛一郎から買い取り、国登録有形文化財神山荘として残る。
 
藤山 愛一郎(ふじやま あいいちろう、1897年5月22日 - 1985年2月22日)は、日本の政治家、実業家。
 
外務大臣、経済企画庁長官、日本商工会議所会頭、経済同友会代表幹事、初代日本航空会長、自民党総務会長を歴任した。
 
藤山コンツェルン二代目。位階は従二位。勲等は勲一等。
 
 
↑ 富士見亭 ↓
 
 
 
 
 
 
 
箱根巡りシリーズ神社仏閣(写真は全て4月6日撮影)