お濠
環境省所管の皇居外苑の濠は、桜田濠、凱旋濠、蛤濠、半蔵濠、千鳥ヶ淵、牛ヶ淵、清水濠、大手濠、桔梗濠、和田倉濠、馬場先濠、日比谷濠の12の濠から成り立っています。
 
その総面積は37万㎡で東京ドーム約8個分。平均水深は1.25m、総湛水量は約45万㎥にもなります。(このほか、皇居には宮内庁の管轄する濠があります)
 
 
↑ 平川門 ↓
 
 
 
 
 
↑ 清水濠 ↓
  
 
濠を管理する環境省では、平成7年から濠水浄化施設の運用を行うなどの対策を行ってきました。
 
これにより、水質は一定改善を見せており、桜田濠、蛤濠に至っては、水質が改善されアオコの大量発生はほぼ解消されました。
 
一方で、千鳥ヶ淵、その下流にある清水濠、大手濠等では水質の改善傾向はみられるものの、以前としてアオコの大量発生が見られる状況が続いています。
 
このため、環境省は、平成22年に「皇居外苑濠管理方針及び水質改善計画」を策定しました。これは、東京都が下水道から濠への越流を平成27年までに原則防止する対策を進めていることを受けたものです。
 
 
 
 
↑ 大手濠 ↓
 
 
計画の中心的な対策となるのが、平成25年4月から運転を開始している「新濠水浄化施設」。この新しい浄化施設は、「高速凝集沈殿方式」という方式を採用したもので、浄化性能が高く、一日当たり最大2万tの濠水を浄化する能力があります。
 
これは、既存の施設に比べると約40%の向上です。浄化施設では、日比谷濠から取水した濠水を浄化し、送水管で桜田濠と半蔵濠に送水し、放流しています。放流された水は、各濠を巡り、最終的に再び日比谷濠に戻ってくることになります。
 
また、従来の浄化施設で処理され発生した汚泥は、濠水で希釈し下水道に放流していましたが、平成31年に完成した「汚泥処理施設」で、発生した汚泥を乾燥させ産業廃棄物として処理を行っています。
 
 
 
↑ 気象庁
 
 
↑ 平川門交差点からタクシーで馴染みの蕎麦屋へ ↓
 
 
 
 
皇居の前庭として、「日本の顔」とも言える我が国の代表的な景観を構成する要素の一つとして、重要な役割を担う皇居外苑のお濠。
 
今後も環境省指導の下、国民公園協会皇居外苑は、歴史遺構の継承、生物の生息・生育環境の改善に向け、日々業務に取り組んでいきます。出典:一般財団法人国民公園協会 皇居外苑から一部抜粋。
 
 
 
↑ 大嘗宮一般参観の案内図をで゜巡った場所を振り返りつつ昼食 ↓
 
 
 
 
 
 
↑ 熱燗で鍋焼き満足な半日でした ↓
 
 
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