古典菊
古典菊を観に国立歴史民俗博物館へ。

↑ 古代菊・丁子元禄丸 ↓

奈良・平安時代には中国から日本に持ち込まれたとされる菊は、鎌倉・室町時代に日本独自の美意識のもとで育まれ、嵯峨菊や伊勢菊を作り出しました。
さら に江戸時代では、華形の変化に富み開花期間が長い江戸菊や、独特の花形に執着した肥後菊が作り出されました。


これらは各地にも伝播し、地域固有の菊を作り 出しました。これら近世までに作り出された日本独自の菊を古典菊と呼んでいます。それら古典菊はヨーロッパにも伝播・流行し、本来中国原産でありながら、 菊と日本のイメージが作り出されました。
しかし、現在、それらの多くは、ヨーロッパにおいて品種改良された品種群の再移入によって急速に失われ、寺院や少 数の愛好家によって細々と維持されています。
国立歴史民俗博物館は、1999年度以降、辛うじて維持されてきた古典菊の系統を収集してきました。
中世から近世にかけて隆盛した古典菊の世界を、収集 した生きた実物を通して紹介し、日本文化の中の菊の文化史の理解を促したいと思います(国立歴史民俗博物館ホームページより)。
