鍾乳洞
ベトナム紀行・其の64
ティエンクン洞は、ダウゴー島にある鍾乳洞で、天宮の意味がある。ハロン湾に点在する鍾乳洞の中で、クルーズで立ち寄る最もポピュラーな鍾乳洞。
ベトナム紀行・其の64
ティエンクン洞は、ダウゴー島にある鍾乳洞で、天宮の意味がある。ハロン湾に点在する鍾乳洞の中で、クルーズで立ち寄る最もポピュラーな鍾乳洞。




↑ 船着場から少々歩き、チケットを。約100段程の階段を登るとハロン湾が見える展望台に着く ↓



↑ 船着場を展望台から見る ↓



↑ 現地ガイドが写してくれた ↓




鍾乳洞の内部は高さ20m、幅10mほどでさほど広くはないが青や緑などにライトアップされいて幻想的な世界だがカラフル過ぎて少々違和感も。

ハロン湾がまだ海の中にあったのは2億5千万年前のこと。この時代に生物の死骸が海底に積もり積もって厚さ1kmもの石灰の層を作り出す。



その土地が長い時間をかけて隆起して、陸地となってインドシナ半島の一部を形成した。
石灰岩を中心とするカルスト地形は容易に水を通し、とても溶けやすいという性質を持つ。川が流れると川底が溶けて谷となり、山は硬い岩を残して削られてタワー状、あるいは剣状の奇岩が彫り上げられる。

一方、地中に浸透した水は長い時間をかけて洞窟を掘る。そして洞窟では水に溶けた石灰がふたたび固まって、カリフラワーのような石花や、幕のような構造を持つカーテンやベーコン、針のように飛び出す曲がり石などさまざまな鍾乳石が形成される。

特に、天井からポタリポタリと落ちる水からできたつらら石、地面に落ちた水滴から盛り上がる石筍、そして両者がつながった石柱は巨大な構造物となって現れる。
こうして何百万年もの浸食を受けてインドシナ半島の各地で奇岩&洞窟地帯が誕生したわけだが、ハロン湾周辺では11~12万年前から一転して大地が沈降を開始する。





やがて地面は海に沈み、タワー状の奇岩のみがぽっかり浮かぶ現在の姿が完成した。
こうした島々は風雨に加えて波の浸食を受けてさらにダイナミックに変貌し、いまこの瞬間も留まることなくその姿を変えている。
ハロン湾は生命体のように代謝を繰り返す地球の象徴ともいえる世界遺産なのだ。