スズラン

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スズラン(鈴蘭)とはユリ科スズラン属に属する多年草の総称である。君影草(きみかげそう)、谷間の姫百合(たにまのひめゆり)の別名もある。

特徴
小型の多年草。地下茎は横に這い、地上に茎を伸ばす。葉鞘の筒が直立し、その先端から楕円形の葉が2枚くらい展開する。葉は緑色で柔らかく、わずかに粉を吹く。

春から初夏(日本本州では4~6月)にかけて芳香のある鈴のような白い花を複数個、葉の下側に隠れるようにつける。「鈴蘭」という和名はこのベルを下げたような花形に由来する。

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フランスでは5月1日をスズランの日とも呼び、好きな人やお世話になっている人へスズランを贈り、スズランを贈られた人は幸せになるといわれている。

毒性
強心配糖体のコンバラトキシンコンバラマリン、コンバロシドなどを含む有毒植物。有毒物質は全草に持つが、特に花や根に多く含まれる。

摂取した場合、嘔吐、頭痛、眩暈、心不全、血圧低下、心臓麻痺などの中毒症状を起こし、重症の場合は死に至る。スズランを活けた水を飲んでも中毒を起こすことがあり、これらを誤飲して死亡した例もある。

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スズラン属の日本在来種はConvallaria keiskeiのみであり、本州中部以北、東北、北海道の高地に多く自生する。北海道を代表する花として知られる。

観賞用に栽培されているものの多くはヨーロッパ原産のドイツスズラン(C. majalis)である。日本に野生するスズランと比べると大型で、花の香りが強い。

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またスズランの花茎が葉より短いのに比べ、ドイツスズランは花茎が葉と同じ長さかそれ以上に伸びる。花色は白が普通だが桃、紅などもあり、葉に斑(縞)の入った品種もある。

なお、エゾスズランは別目のラン目ラン科の植物である。

スノーフレーク

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ヒガンバナ科の植物の1つ。クロンキスト体系ではユリ科。和名はオオマツユキソウ(大待雪草)、別名はスズランスイセン(鈴蘭水仙)。

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特徴
ヨーロッバ中南部原産。多年草。花期は春で白いスズランのような花が咲く。花弁の先端には緑の斑点がある。秋植の球根草であるが、数年くらいは植えたままでも差し支えない。

本種と名前の似たスノードロップ(マツユキソウ)という球根草もあり、これと混同しないよう注意が必要である。

ヒガンバナ科の秋植え球根草。オオマツユキソウ、スズランズイセンともいう。鱗茎(りんけい)は径2.5から4センチ。葉は光沢のある緑色を呈して細長く、30から45センチ。

4月下旬~5月上旬、30から40センチの花茎に釣鐘状でスズランに似た径1から2センチの白色花を4から8個、下向きに開く。地中海沿岸原産。園芸品種のグレビディジャイアントは、花は大きくじょうぶである。

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ほかにウェルナムやアキザキスノーフレークがある。アキザキスノーフレークは寒さに弱いが、ほかの品種は耐寒性があり、2→3年植えたままでよい。植え付けは9→10月。いくぶん湿気の多い所でよく育つ。

花言葉
記憶 純粋 美
汚れなき心 清純