北陸紀行3日目・5「金婚記念旅行の欠席者を巡る旅最終回
「白山市上野・田舎暮らし」

土塁(どるい)は、敵や動物の侵入を防ぐため、古代から近世にわたって、城、寺、豪族の住居、集落などの周囲に築かれた連続した土盛りのこと。

容易に越えることができない高さをもつ。堀と組みとして作られ、堀を掘った土で作られることが多い。土居、土手ともいう。

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奈良時代などに、丁寧に土をつき固めて作ったものは、版築土塁と呼ぶ。それに対して、土をただ盛って作った土塁を掻き揚げ土塁ということがある。

土塁の役割として、防御区画内部への攻撃側の侵入を阻止する障壁。攻撃側からの防御区画内部への視界を遮り射撃を防ぐ。戦術上有利な位置となる高所を守備側に占位させる。などがあげられる。

城の土塁
 
山城の土塁(船岡山城)
山城の竪土塁(芥川山城)土塁は、郭(くるわ,平坦部のこと)の周囲に作られることが多い。数箇所に開口部を作り、そこに門を構えて虎口(こぐち)という出入り口を作る。

郭の角部などでは土塁の幅を広くすることがあり、そこは櫓台(やぐらだい)と呼ばれている。一部または全部の郭に土塁のない城も多い。

土塁の上部には柵列を作ることもあったようだが、発掘してもピット(柱穴)が検出されることは少ない。場合によっては、上部に土塀が築かれたかもしれない。

主郭(しゅかく)と第二郭など、上位と下位の二つの郭の境界に堀がある場合、上位の郭の堀側には土塁があり、下位の郭の堀脇には土塁がないことがある。逆に、堀脇の土塁のあるなしで、郭の上下関係が分かることがある。

斜面に縦に作られた土塁を、竪土塁(たてどるい)と呼ぶ。