金婚記念旅行の欠席者を巡る旅最終回
北陸紀行2日目・34金沢ひがし茶屋街」
(写真は全て2015年10月19日撮影)

香林坊(こうりんぼう)は、石川県金沢市中心部に位置する地域の名称である。
町名の由来は、比叡山の僧であった香林坊が還俗して、この地の町人向田家の跡取り向田香林坊(むこうだこうりんぼう)となり、以来目薬の製造販売に成功して「香林坊家」として繁栄したという説が有力である。

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再開発された映画街の広場には、この由来にちなんで、メグスリノキが植生されている。

江戸時代には、金沢城に近い地の利を生かし北陸街道沿いに商店が建ち並ぶ商店街として、同様に街道沿いの橋場町、尾張町、武蔵ヶ辻などと共に発展。

明治時代になり、近くに旧制第四高等学校が出来たことから、学生向けのカフェや映画館などが集積することとなり、北陸最大の繁華街となった。

1923年(大正12年)片町に宮市百貨店が、1930年(昭和5年)武蔵ヶ辻に三越が開店し、相対的に客足が遠退いた。

しかし、1986年(昭和61年)、市街地再開発事業である香林坊アトリオのキーテナントとして、宮市百貨店を前身とする大和が香林坊に移転し、再び金沢市の中心的商店街となった。

このほか、同時期の市街地再開発事業で誘致されたKOHRINBO109などの商業施設があり、若者の集まる街になっている。

2009年までの15年にわたって石川県における路線価が最も高額な地点であったが、2010年にはその地位を金沢駅東口(堀川新町)に譲ることとなった。