B級グルメ 
インスタント茶漬けの例。永谷園のさけ茶づけ(袋入り)を炊いたご飯の上にかけて湯を注いだ状態。

1952年には、インスタント食品の茶漬けである、永谷園の「お茶づけ海苔」が考案、発売された(ただし永谷園の会社設立は翌年である)。

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これらは乾燥させた具(かやく)と茶(抹茶)や出し汁の粉末を混ぜたもので、小袋に入っており、袋の中身をご飯の上にかけて湯を注ぐとそのまま茶漬けになるという簡便な製品である。

具には海苔とあられを用いているが、あられについては乾燥剤を兼ねる目的もあった。後に具材のバリエーションは増えるが、海苔とあられを用いる事だけは踏襲された。

他のメーカーでは、丸美屋食品、白子のり、浜乙女、マルハニチロなどがお茶づけ製品を販売しているが、ほとんどの製品において、永谷園に倣って、海苔とあられは定番の具材となっている。

高級志向の商品ではフリーズドライ製法のものも見られる。また、最中の皮によって茶漬けの具を包み、これを飯の上に乗せ湯を注げば茶漬けになる「お茶漬け最中」、カップ麺のように、具とご飯がカップ内に入っていて、そのカップに湯を注ぐだけで食べられる製品もある。

元より茶漬けが気取らない喫食方法であるがために、それらも含めてコンビニエンスストアやスーパーマーケットの定番商品の一つになっている。なお、業界のシェアは1位の永谷園が約8割を占める。