福田首相が辞任会見をしてから数日が経った。改めて考えてみると、、、
福田氏、就任当初から自分の役割を認識し、そして役目が終わったという認識で去ったような気がする。小泉氏のような大げさなパフォーマンスもなく、かといって森氏のようなメディア嫌いでもない、日本の首相では極めて珍しい、実務に徹した人物だったと思う。いわば官房長官政権。
だからこそ、様々なことを表面化することも出来、謝るべき場面では謝り、対中・対米など微妙な国際バランスもよくこなしていたのではないか。
人物や政党の好き嫌いは別として、やる事はやっていたと思う。
誰もが想像していなかった前代未聞の経済危機。あらゆる物価が高くなることと、この解りにくい福田政権のが重なることで、政治不信は加速した。ただ経済危機は現在いるどの政治家がやっても回避することは出来なかったのではないだろうか。
想像もできない将来の舵を取る人物は、パフォーマンスではなく、本当に必要な事をしっかりこなすだけの力量が最低限必要だと思う。そしてビジョン。
今、日本の経済システムを根本から変えることが必要だと思う。それは地方を中心にした中小企業の立て直しを最優先にすること。そのためには銀行がもっとリスクを負って積極的に融資しなければならない。
バブル期に創業し、無借金で経営して来ている地方の物販店や旅館が、改修する事すら出来ずに将来をあきらめてしまうケースを何件か目の当たりにすると、日本は中心からではなく周囲から崩れてしまうのではないかという危機感を覚える。
景気を活性化するには、行政が何かをつくるという時代ではすでになくなっているはず。地方を含めて個人経営に近い人たち一人一人の意識を、気持ちを将来に向けること。そういう地道で丁寧なことを考えられる政権に、そういう首相に、日本を託したいと切実に思います。