おすすめは、大西泰斗さんの本。
大西さんは、文法や単語を、丸暗記ではなくそれが持つイメージ(ニュアンス)を教えてくれます。
例えば、must。
学校では、『しなければならない』、『ちがいない』って暗記します。
大西さんの本では、must は『高い圧力(自分のキモチを押し出す)』と説明しています。
自分のキモチを相手(もしくは自分)に押し出すから、『~しなければならない』や『~にちがいない』ってなるんです。
こういった感じで、イメージを教えてくれることで、丸暗記を排除してくれます。
なので、英文法は大西泰斗さんの本がおすすめ。
その中でおすすめは、
・ハートで感じる英語塾 英語の5原則編
・ハートで感じる英文法
・ハートで感じる英文法 (会話編)
の3冊です。
これらの本は、だいたい『中学校で教わる英語レベル』くらいの文法を網羅してます。
えっ中学生レベル?
って思わないでください。
日常英会話(リスニング、スピーキング)で使う文法表現の大半が、中学校で習うレベルです。
まずは、この本に書かれていることを覚える。
そして、それらを覚えた後はこちら。
・一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法
この本は、大西さんの集大成的な本で、今までいくつか出版している本をほぼ全てまとめたものです。
この一冊があれば、他の英文法の本は要らないくらい細かいところまで網羅してます。
もちろん、最初に紹介した『ハートで感じるシリーズ』の内容も載っています。
じゃあ、最初の三冊いらないじゃん!って思うかもしてません。
が、この『一億人の英文法』よりも、『ハートで感じるシリーズ』の方が、イラストも多く、分かりやすいのです。
なので、ある程度、英語を勉強してきた人なら、いきなり『一億人の英文法』から入ってもいいです。
だけど、もし、英語が苦手とか、英語に触れるのが久しぶりという方は、『ハートで感じるシリーズ』から入った方がいいです。
で、この『一億人の英文法』の使い方ですが、これは、辞書のように使ってください。
これから英語を学習していく中で、覚えてない文法表現に出会ったら、『一億人の英文法』で調べる。
英文法の辞書みたいな使い方。
ーーーーーーーー
※注意点
この『一億人の英文法』、初級者から上級者まで、基本的なものから、高度なものまで、一冊にまとめてあります。
中学校で教えるものから、難関大学入試レベルまで。。
なので、これを全部読もうとすると、難しすぎて挫折します。
それに、英語学習法の原則、『自分が必要とする分野の偏った英語から学ぶ』という点においても、全部の文法表現を覚えるのは非効率です。
・『英語学習法の原則』
ーーーーーーーー
●まとめ
まずは、大西泰斗さんの『ハートで感じるシリーズ』を読む。
そうすることで、『中学校で教わる英文法レベル』を覚える。
その後、『一億人の英文法』を買う。
これは、ハートで感じるシリーズがカバーできてない部分を調べるための英文法の辞書として使う。
間違っても、全部読まない。
それは、ある程度、英語ができるようになってから。
という感じです。