消 印  舩場 大正13年3月2日

 

封筒の形こそ昨日のものとは違いますが、裏も含めて全体の雰囲気は昨日のものと同じですので、これも昨日のものと同じで今のサントリーの差し出したものでしょう。

残念ながらこれの中身はありません。

 

宛先の表記が和文タイプライターによっている点も昨日のものと同じです。

 

和文タイプライターは1915年に活版術改良協会の技術主任だった杉本京太氏により「邦文タイプライター」として発明されたもの。 これにより日本語の文書作成は一気に効率化し、 1920年代以降の政府公文書や企業の商用文 の多くはこれで作成されました。

 

和文タイプライターの使用もサントリーの創業者の鳥井信二郎らしいと思います。