消 印 島根・來島 大正13年3月4日
このタイプの私製はがきは震災はがき発行後間もない大正13年の初めから震災はがきの発行中ずっと使用されています。
使用地は東京・千葉・埼玉・静岡・近畿各地などを中心に多くの使用例を見ることができます。
一般的には私製はがきはその多くが商用便としての使用のようですが、このタイプの私製はがきの場合は私用便として使用が商用便としての使用よりも多いです。
因みに、震災はがき以外の官製葉書の使用時期の場合は私用便はその大半が官製葉書だと思います。(私製はがきの私用便への利用は絵はがきぐらいでは?)
その点で、関東大震災後の「私製はがき類似の私製はがき」の使用の状況は異常です。
私はこの原因は、関東大震災後に暫定的に震災はがきが発行されたにもかかわらず慢性的な官製はがきの供給不足が続いていたからだと思っています。
この使用例は「私製はがき類似の私製はがき」の島根県における使用例です。
私が確認しました中国地方における使用例としましては、島根県のものはこれが初めてです。


