長文です自己満足なボクシングの事を書きました。
興味ない方にはカナリツマラナイです。
台湾初で日本チャンピオンになったロッキーリン
皆さまご存知デスカ？
( ´_ゝ`)精悍な顔です
ワタクシがロッキーリンを初めて見たのは高校生の時でした。
台湾の星と謳われるロッキーリンが日本のジムに出稼ぎにやってきました。
台湾は今でこそ、日本に劣らない素晴らしい国ですが当時はまだ貧しい国
ロッキーリンもその貧しい家庭から這い上がる為に日本にやって来ました。
ロッキーリンは私が中学生の時に日本チャンピオンになっておりました。
私は苦労人のロッキーリンを応援しており私の高校時代は、ずっと日本チャンピオンを防衛
世界に向けてチャンピオンの挑戦待ちの状態でした。
そして私が高校を卒業してダラダラ専門学校に行ってない時にやっと世界挑戦の切符を手に入れました。
対戦相手は
リカルドロペス泣
生涯一度も負けずに引退した鬼の生まれ変わりのようなメキシコの素晴らしい男との試合が決まりました。
リカルドロペスは、はじめの一歩の漫画でリカルドマルチネスのモデルになった位恐ろしく強くて有名でした。
私は手に汗握りながらロッキーリンを応援しておりましたが、
案の定短Rでマットに沈められました。
インターネットの無い時代
その後のロッキーリンは知りませんでしたがそれから約5年後
何となく深夜に辰吉丈一郎の
世界戦の
前座の
世界戦ダイジェストにロッキーリンが登場しました。
私はリンの事をすっかり忘れており食い入るようにテレビを観ました。
世界戦ですが辰吉の前座、会場はそれなりに盛り上がっておりましたが解説者はロボットのような口調で雑なアナウンス
サア、ロッキーリンノ トウジョウデス コノ試合に負けるト 故郷 台湾ヘノ帰国ガキマッテオリマス
忠略
ロッキーリン、、判定で敗北ガ決定シマシタ 台湾ヘノ キコクガキマリマシタ
サヨウナラ ロッキーリン
サテ 次は坂本博之のトウジョウデス
このような淡々としたダイジェストアナウンス
とても酷かったデス泣
( ´_ゝ`)YouTubeで試合を観るとしっかりしたアナウンスでした。
2度目の世界チャンピオンへの挑戦の時は６年後…
ロッキーリン31歳
運動能力のピークは過ぎておりましたけど
とても分かりにくい僅差の判定で
世界チャンピオンになれませんでした。
もし全盛期の25歳に対戦していたら…
そう思うととても残念でした。
そしてそんなロッキーリンにまつわる選手達のドラマもありました。
玉城信一
沖縄出身、高校でボクシングを初めてインターハイで何度か優勝した猛者
プロデビュー戦でホープと呼ばれてましたが1Rで無名の選手にKO負け
彼は、
いや彼も苦労人デス
その後破竹の勢いで新人王を獲り
日本タイトルで悲観の日本タイトルに望むのです。
その相手はロッキーリン
試合は老獪なリンに超僅差の判定負け
ロッキーリンはその後リカルドロペスに世界挑戦の為日本ベルトは返上
そして玉城信一は再度日本チャンピオン決定戦に挑みます。
対戦相手の細野雄一選手
この選手もロッキーリンに大差の判定で敗れており
ロッキーリンに敗れた者同士がチャンピオンを掛けて争うのです。
そして試合結果は
超僅差の判定で玉城信一は負けてしまうのデス
その後の細野雄一は世界戦に３回挑戦するけど敗れており引退されました。
話しは戻り玉城信一
細野に敗れた約２年後
やっと日本チャンピオンに挑戦のチャンスがやってきました。
敗れた2戦とも紙一重の敗北
その為に２年もチャンスが無いというのが厳しい現実でした。
対戦相手は江口九州男
とても珍しい名前ですが、
日本初兄弟対決で日本チャンピオンを争って話題になった選手です…
( ´_ゝ`)この話しは割愛
結果はダウンの応酬の末、
玉城信一が判定勝ちで
3度目にして悲観の日本チャンピオンに輝きました。
玉城信一はその後何度か日本チャンピオンを防衛するも病気の為に引退されました。
ロッキーリンを含め彼に敗北した選手は皆、
世界チャンピオンにもう少しのところで届きませんでした。
人にはそれぞれドラマがあり
それを追ってみると皆応援したくなりますね
( ´_ゝ`)タブン
あとがき
文章が長くなり割愛したのですが
私は江口九州男も大好きな選手でした。
こんな顔ですが兄弟思いの優しい選手です。
5分ほどの物語ですが感動物です。
しかし皮肉なモノデス
私が紹介した選手は皆、世界チャンピオンになれなかったのですが
江口兄弟の日本タイトル前哨戦
江口弟の勝昭にKO負けした
星野敬太郎が世界チャンピオンになりました。
世の中ワカラン( ´_ゝ`)